株式会社フュートレック(本社:大阪市淀川区 代表取締役社長:藤木英幸 以下、フュートレック)は、ヤマハ株式会社(本社所在地:浜松市中区 代表取締役社長:中田卓也 以下、ヤマハ)が開発した自然応答技術『HEARTalk(ハートーク)』を用いた新しい音声対話システムの実現に向けて、ヤマハとの共同研究に着手したことを発表いたします。

 近年、音声対話技術は進化を続け、スマートフォンなどの機器の普及とともに、生活に使える技術として身近な存在となりました。しかし、音声対話システムを搭載した機械やロボットと対話する際には、その声を聞いただけですぐに機械の声とわかる不自然さを感じることが多いのも事実です。
通常、人間同士の会話では、呼びかける方の発話の声の強弱、長短、高低、間、抑揚などからなる「韻律」に合わせて、応答者も同じように発話の「韻律」を細かく変化させることで自然で心の通う会話を成立させています。

 ヤマハが開発した『HEARTalk』は、機械やロボットに使われている音声対話システムにおいて、人間の呼びかけの「韻律」をリアルタイムに解析し、応答に適した自然な「韻律」を導出することができる技術です。

 フュートレックは、この『HEARTalk』の自然応答技術に着目し、フュートレックの音声認識技術vGate、音声対話技術vGate Talk2Me、及びNTTアイティ株式会社(本社所在地:横浜市中区 代表取締役社長:長谷雅彦)の音声合成システム「FutureVoice Crayon」を活用して、ヤマハと共同で、より適した言葉と自然な「韻律」での返答を可能にする音声対話システムの実現を目指しています。

 今回の取り組みの背景には 近年の高齢者人口の増加による医療・介護ニーズの高まりや、生産年齢人口の減少による人手不足などがあります。こうした課題の解決手段として、家庭等で家事や介護、見守りや子育て等を手伝ったり、人間のコミュニケーション相手になったりする生活サービス分野のロボット(パートナーロボット)の活用に注目が集まりつつあります※。(※総務省「平成27年版情報通信白書」)

 フュートレックは、当社の音声言語関連技術と『HEARTalk』を組み合わせることで、このような社会問題の解決につながると考えました。スマートフォンやカーナビなど機械との音声対話だけではなく、より生活に密着したコミュニケーションを、さらに快適にする技術の発展と普及を通じて、今後も積極的に社会に貢献してまいります。

 なお、今後はトライアルを実施(開始予定:2016年夏頃)し、年内の商品化を目指してまいります。

■『HEARTalk』についての詳細は、下記URLをご覧ください。
URL:http://jp.yamaha.com/news_release/2016/16051101.html
こちらより『HEARTalk』の紹介動画をご覧いただけます。  
URL:https://youtu.be/noBfL4e70nw
*フュートレックグループの音声認識・音声翻訳技術の一部は、多言語翻訳・音声認識技術に関する国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、NICT)の研究成果、及びNICT民間基盤技術研究促進制度により、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が受託したプロジェクト「大規模コーパスベース音声対話翻訳技術の研究開発」の成果を利用して、株式会社 ATR-Trekにて製品化したものです。
*vGate ASR、vGate Talk2Meは株式会社フュートレックの登録商標です。
*FutureVoice はNTTアイティ株式会社の登録商標です。
*『HEARTalk』はヤマハの登録商標です。
*その他、記載されている社名および製品名は各社の商標または登録商標の場合があります。

○営業関連のお問い合わせ先
株式会社フュートレック  TEL: 03-6206-4850
ホームページからのお問い合わせ https://www.fuetrek.co.jp/contact/index_product.cgi

○取材およびこのプレスリリースに関するお問い合わせ先
株式会社フュートレック  TEL: 03-6206-4850
ホームページからのお問い合わせ https://www.fuetrek.co.jp/contact/index.cgi
※『HEARTalk』については、ヤマハ株式会社へお問い合わせください。
ヤマハ株式会社 広報部広報グループ TEL:03-5488-6601
http://jp.yamaha.com/news_release/


≪会社概要≫
会 社 名: 株式会社フュートレック
代 表 者: 代表取締役社長 藤木 英幸
設 立 日: 2000年4月17日
資 本 金: 7億1,657万円
業務内容: 音声認識技術を利用したサービスの企画・提案、及びそれを実現するためのシステム設計





情報提供元: Dream News