株式会社ビジネス社(東京都新宿区:代表取締役社長 唐津隆)は、2016年4月30日に『天皇畏るべし 日本の夜明け、天皇は神であった』を発売いたしました。

2010年に惜しまれながらこの世を去った天才思想家、小室直樹氏。その膨大な著作の中で再版が待ち望まれてきた1986年発行の幻の名著『天皇畏るべし――誰も考えなかった日本の不思議』(文藝春秋)が、ついに復刻されました。数学、物理学から経済学、社会学、政治学、法学、人類学、神学など、学問の壁を超えて日本、世界の様々な事象を分析し続けた小室氏が、本書で挑んだテーマは「天皇」です。その目的を以下のように述べています。
――保元の乱(一一五六年)で、我が誇るべき天皇システムは解体され、日本の根本規範、倫理道徳は木端微塵(こっぱみじん)となり、腕尽くの世(武士の世)となってしまった。漸(ようや)く明治維新で天皇は「現人神(あらひとがみ)」として復活された。「天皇は神聖にして侵すべからず」である。そも「現人神」とは、如何(いか)なる神であるか。イエス・キリストを想え。彼は完全な人であると同時に完全な神。肉体は人間、本性は神。これぞ「現人神」ではないか。神としての天皇はキリスト教に於ける神と著しく類似してくる。本書の目的は、この摩訶不思議な天皇に社会科学的分析の光を当てて、その本質を解明することにある。――
このように、天皇を歴史的、そして社会科学的観点から、キリスト教、儒教、仏教などと比較考量し、日本の深淵に迫ります。そして、日本が近代化していくうえで天皇が果たした役割を明らかにしていきます。日本と天皇、国民と天皇、政治と天皇の関係はいかなるものだったのか。日本人として知っておきたい根本原理を小室学で軽快に読み解いていく全国民必読の1冊です。

【本書の構成】
1 日本の夜明け、天皇は神であった
2 神は正統性を定める
3 教育勅語に込められた革新
4 キリスト教の論理
5 儒教の論理
6 天皇はキリスト教的神である
7 天下大乱は何故起きたか
8 日本皇道の失墜
9 摩訶不思議なるもの
10 天皇が秘める深淵とは何か

著者:小室直樹(こむろ・なおき)
政治学者、経済学者。昭和七(一九三二)年、東京生まれ。京都大学理学部数学科卒業。大阪大学大学院経済学研究科、東京大学大学院法学政治学研究科修了。東京大学法学博士。この間、フルブライト留学としてアメリカに留学し、ミシガン大学大学院でスーツ博士に計量経済学を学ぶ。マサチューセッツ工科大学大学院でサムに留学、人口知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学の世界最高峰として知られるカーネギーメロン大学大学院哲学科計算言語学研究科に転入。全米で4人目、日本人としては初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、ジャストシステム基礎研究所・ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院NMRセンター合同プロジェクト日本側代表研究者として、日本初の脳機能研究プロジェクトを立ち上げる。通産省情報処理振興審議会専門委員なども歴任。現在は自己啓発の世界的権威、故ルー・タイス氏の顧問メンバーとして、米国認知科学の研究成果を盛り込んだ能力開発プログラム「PX2」「TPIE」などを日本向けにアレンジ。日本における総責任者として普及に努めている。著書に『もうこれ以上、人間関係で悩まない極意――今こそ、「縁起人」として生きろ。』(TAC出版)、『あなたの収入が必ず増える!!即断即決「脳」のつくり方』(ゴマブックス)、 『TPPに隠された本当の恐怖――ついに明らかになった危険すぎるシナリオ』(サイゾー)、など多数。TOKYO MXで放送中の「バラいろダンディ」(21時~)で木曜レギュラーコメンテーターを務める。

(著者)小室直樹

(価格)1,800円+税 

〈発売日〉2016年4月30日 

〈出版元〉ビジネス社

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情報提供元: Dream News