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株式会社ビジネス社(東京都新宿区:代表取締役社長 唐津隆)は、2016年4月22日に「STAP細胞はなぜ潰されたのか 小保方晴子『あの日』の真実」を発売いたします。
本書は、「STAP細胞は存在する」と考える科学ライター・編集者である著者が、再生医療や生物学の知識がない一般の方でもSTAP細胞事件についてできるだけ分かりやすく理解できるように、解説した一冊です。STAP細胞騒動について時間軸で分かりやすく紹介するととともに、巻末に用語集や関連年表を収録、専門用語や実験の手続きの詳細が頻出し、一般の方には書かれていることを全て理解するのが難しい小保方晴子著の『あの日』(講談社刊)を、より理解するための読本としての役割も果たします。
小保方晴子氏の発見したSTAP細胞は、将来のノーベル賞の有力候補と言われた笹井氏の自殺など悲劇も巻き起こし、科学界にとどまらない大事件となりました。2014年の科学雑誌「ネイチャー」の論文の取り下げ、理研CDBの解体、小保方氏の理研退職、博士号剥奪などで騒動は収束を見せると思われていました。しかし、2015年11月27日にネイチャー姉妹誌でオンライン媒体の「Nature.com Scientific Reports」にSTAP細胞と同様の研究論文が掲載されるや、内外でSTAP細胞の真偽に関する議論が再び巻き起こり、小保方晴子氏の手記『あの日』が発売されると、すぐにAmazonのベストセラー第1位に躍り出るなど、現在、STAP細胞の真偽についても見直しの気運が高まっています。
論文内での画像の取り違えやデータ不足、早稲田大学の博士号剥奪等などの小保方氏に関する過熱報道が続き、彼女にこの騒動の全ての責任の矛先が向く状況が続いてきました。しかし、理研という組織に所属していた彼女の研究への責任は限定的であるはずです。STAP細胞事件の主要人物は3名で、その1人である笹井氏は自殺という悲劇を迎えましたが、その一方、実験の主導権を取っていた若山照彦・山梨大教授の責任が厳しく追求されることはありませんでした。若山教授の責任についての記載があった「あの日」が出版されてから3ヶ月が経ち、一般の方々にも、「そういえば若山氏の責任はどうなっているのか?」という、至極素朴な疑問が浮かんでくるのではないでしょうか。騒動の渦中でうやむやにされてきた若山氏の責任についても、本書ではこと細かに検証、責任の是非についても独自の見解を展開しています。
本書の構成
はじめに
第一章 STAP細胞を発見するまで
第二章 小保方氏の最も幸せな時間
第三章 STAP細胞は存在すると言える4つの理由
第四章 STAP細胞の何が問題になったのか
第五章 問題個所は本当に問題だったのか
第六章 STAP細胞の捏造報道を検証する
第七章 早稲田大学の博士論文取り消しは正しかったのか
第八章 『あの日』出版の衝撃
参考資料
著者:渋谷 一郎(しぶやいちろう)
「STAP細胞の真実を追求する会」メンバー。
理工学部電子工学科卒。基礎電子物性専攻。実験系の研究室に所属し、レーザーや超電導の応用技術を研究。卒業後、出版社勤務を経て独立。電気、電子、原子力、宇宙、ロボット、コンピュータ、AI、システム論、数学、進化論、生物学などの先端科学技術分野で執筆活動を展開。その他、科学哲学、科学思想史、現代思想の分野に関心を持ち、雑誌や書籍の企画、編集なども行う。
「STAP細胞の真実を追求する会」とは:
STAP細胞事件の初期の頃から、STAP細胞および小保方氏に関心を持ち、雑誌、書籍、ネットで流れるSTAP細胞関連の情報を収集し、騒動の背景に何があったのかを分析、考察してきた会。渋谷一郎を中心に結成。
(著者)渋谷 一郎
(価格)1,400円+税
〈発売日〉2016年4月22日
〈出版元〉ビジネス社
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《 お問い合わせ先 》
株式会社ビジネス社 広報担当:松矢