個別指導の「明光義塾」では、2016年2月に全国の子どもを持つ保護者を対象に、保護者の人間関係およびPTAに関する意識調査を実施。明光義塾が運営する保護者のためのコミュニティサイト「メイコミュ」およびネットリサーチ「Fastask」を通じて、610の有効回答を得ました。

※保護者の人間関係・PTAに関する意識調査⇒ http://www.meiko-community.jp/voice/communication/pta.html

Q1. 友人と呼べる保護者は何人いますか?
およそ4割の保護者が、保護者の友人は「いない」と回答。5人以上の友人がいる方は約1割で、保護者の友人関係は少人数で構築される傾向にあることが分かりました。



Q2. (保護者間の)人間関係に悩んだことがありますか?
3人に1人以上が「ある」と回答。保護者間の人間関係の悩みの中心は保護者同士のものではなく、子どもの関係の中から生まれることが多いようです。
メイコミュに寄せられた声は以下の通りです。



明光義塾のコミュニティサイト「メイコミュ」に寄せられた声から
陰口を言っている人達を見て、自分も言われてないか不安になった事がある。(中学3年生・男子)
子ども同士がうまくいかなくなった時に、ヨソヨソしくなった。(中学3年生・女子)
子どもに対する教育方針の違いを言い出せない(最終学歴をどうしたいかなど)。(高校生以上・男子)
親が仲良くても子どもどうしが仲良くない。(小学校6年生・女子)
仕事をしているので、急な集まりに参加出来ない事が多かった。
その事が不満に思う人も沢山いたようです。(中学1年生・女子)
下の子が入学したとき、上の子の懇談会に出席することが多く、なかなか下の子の学年のお母さんたちと話せなかった。
(中学3年生・男子)
地元ではない中学に行ったので、PTAや、保護者会などの情報が分からなかった。(中学1年生・男子)
他の保護者の悪口を言う人との接し方に悩んだ。(中学2年生・男子)
子どもが引っ込み思案なので担任の先生を独り占めする時間があり、他の保護者に嫌な目で見られたのが辛かったです。(不明)
※( )の中はお子さんの年齢・性別

Q3. 保護者同士の人間関係の悩みをどのように解決したか具体的に教えてください
学校や先生に相談するようなケースは少なく、保護者同士で話し合ったりあまり干渉しないようにしたりといった意見が多く寄せられ
ました。

明光義塾のコミュニティサイト「メイコミュ」に寄せられた声から
直接保護者と子ども同士で会って、話し合って解決した。担任の先生にも状況は報告し、学校でも様子を見ていただいた。
(小学6年生・女子)
自分は自分だし、分かってくれる人がその中に一人いたので他の人とは深く付き合わないようにした。(中学3年生・男子)
気にしないように。割り切った。(中学2年生・男子)
ネットの口コミサイトをみて納得した。(不明)
お母様には話さず、そのお子さんと学校で会ったとき「いつも○○○○がお世話になっております」と声をかける。
(中学2年生・女子)
(親の付き合いは)情報交換で、子どもは子どもで…と考え直しました。(中学1年生・女子)
話はできないが、なるべく挨拶だけでも、こちらから声をかけるよう、心がけていた。すると、他のお母さんから、声をかけてもらえるようになった。
(中学3年生・男子)
なるべく顔を合わせないようにした。特別なアクションは起こさなかった。
(中学3年生・女子)
とりあえずこちらは会えば普通に挨拶をし、話す機会があれば笑顔で接するようにした。段々とぎこちなさが薄れた。(不明)
※( )の中はお子さんの年齢・性別

Q4. PTA役員をしたことはありますか?
6割の人がPTA活動に参加したことがあると回答。1度は経験する方が多いことが分かりました。メイコミュに寄せられた声からは、PTA役員経験者の多くが「役員をやって良かった」と考えていることも判明(Q5の回答を参照)。



Q5. PTA役員を経験して良かったことを教えてください
「異なる学年・学校に通う子の保護者と知り合える」、「学校の中のことが分かる」、「先生と良い関係を築ける」といった回答が多く集まりました。PTAや学校役員をすることで得られることがたくさんあるという意見が集まりました。

明光義塾のコミュニティサイト「メイコミュ」に寄せられた声から
役員のママと情報交換できて仲良くなれる。学校の中がよくわかる。(中学3年生・男子)
学校での子どもの様子がわかる。先生と仲良くなれる。
(中学1年生・女子)
いろいろな個性をお持ちのお母さんと交流する機会が増える。役員活動を通して、人間関係はじめ自分が成長する機会を得ることができる。(高校生以上・女子)
やった分だけ世間が広くなる。(高校生以上・女子)
他校の人と知り合うきっかけになる。他校の事が知ることができる。(中学1年生・男子)
顔見知りのお母さんが増え学校の情報などがよく聞けた。
(中学3年生・男子)
保護者同士の交流でお互い、悩み相談や最新情報等知る切っかけや先生方、子ども達の様子が分かって良かった。(中学3年生・男子)
学校の裏のことがある程度わかった。(中学3年生・男子)
普段、役員の方々がどのような活動をしてくださっていたのかが良くわかり、良い経験になりました。(高校生以上・女子)
違う学年の親御さんと知り合いになれた。中学高校などの情報が沢山入った。(中学3年生・女子)
小学校だけでなく、進学するであろう中学校の校長教頭、PTA役員らと交流を持つことができ、子どもの普段の学校生活、進学に役立つ情報を多く得ることができた。(小学6年生・女子)
※( )の中はお子さんの年齢・性別

Q6. これからPTA役員をされる方へのアドバイス(PTA役員経験者限定)
「恐れずにやってみよう!」といった励ましの声が多い結果となりまいた。PTA役員は初めて経験する人が多いので、何をすべきか分からなくても先輩保護者に教えてもらいながら活動することができるようです。
フルタイムで働きながらPTA役員を務めた人の参加の仕方や子どもが何年生のころに引き受けると良いかなど具体的なアドバイスも集まりました。

明光義塾のコミュニティサイト「メイコミュ」に寄せられた声から
子どもが低学年のうちにしておいた方がいいと思います。(中学3年生・男子)
フルタイムの仕事をしているので、文書作成などは夜や隙間時間に行い、メールでやり取りを行いました。月に1度の実行委員会は優先的に時間を作り、ほかの活動は無理な時は他の役員の方にご理解とご協力をいただきました。(高校生以上・女子)
出来ない時はキッパリ無理という。もし、役員が自分に決まったら出来るだけ行事に参加する。初めての人も多いから、なんとかなるよ。(中学1年生・男子)
先輩お母さんの情報はすごく役に立つので相談とかしてもいいと思う。先生とも良く合うので子どもの様子もよくわかります。
(中学1年生・女子)
頑張りすぎず分からないことは聞くといいかな。(中学3年生・男子)
立候補ではなく、役員になってしまった場合は不安になると思いますが、まわりには助けてくれる人もいると思うので、子どもがお世話になっている学校のために、という気持ちで頑張りましょう!(高校生以上・女子)
仕事をしていても、一度は簡単な役を引き受けた方が気が楽だし、結構楽しい。私は、昼間は無理なので夜警を年に2回程度する簡単な役に先に立候補しました。(中学2年生・女子)
学校の状況や先輩ママからの経験話は聞いておいた方が得する場合あります。(中学2年生・女子)
役員をしなければたぶん繋がってないな、と思う人とも知り合いになれた。(中学3年生・男子)
※( )の中はお子さんの年齢・性別

【調査概要】
(1)対象:
  (1)Fastask:全国の子どもを持つ保護者 有効回答数554名
  (2)メイコミュ:全国の子どもを持つメイコミュ会員 有効回答数56名
(2)調査方法:インターネット調査
(3)調査期間:2016年2月

※掲載しているグラフや内容を引用する場合には、「明光義塾調べ」と明記してください。



明光義塾のコミュニティサイト「メイコミュ」とは、明光義塾に通う生徒の保護者のコミュニティサイト。
教育や日常生活において保護者に役立つ情報提供をしています。

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情報提供元: Dream News