- 週間ランキング
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:嶋本正、以下「NRI」)は、関西で2カ所目となる大阪第二データセンター(以下「当センター」)の建設を完了し、4月27日にサービスを開始します。当センターは、ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野徹、以下「TIS」)とNRIが共同で運営するデータセンター※1です。
(詳細はこちら)
http://www.nri.com/jp/news/2016/160303_1.aspx
近年、首都圏の広域災害を想定したBCP(事業継続計画)および、DR(災害復旧)サイトの重要性の高まりとともに、関西地区における、ITアウトソーシングサービス、クラウドサービスの需要は拡大傾向にあります。これに応えることを目的とし、この度、関西地区の基幹センターとして当センターを建設しました。
当センターは、耐災害性、耐障害性を備えた建物・設備に加え、利用者の役割や権限に合わせてセンター内での動線を分離する等、高いレベルでのセキュリティを実現しています。あわせて、敷地内に事務棟を併設し、効率よく業務ができる敷地構成によって、作業時の利便性も確保しました。
当センターの開業により、関東地区と関西地区のデータセンターを連携した相互バックアップや機能分散など、広域災害への対策がより充実します。これにより、NRIが提供する共同利用型サービスや、SIサービスの可用性(継続して稼働できる能力)がさらに向上します。
NRIは、当センターの提供を通じて、今後もお客さまの事業継続およびビジネス拡大に、貢献していきます。
図1 BCP/DR対策における当センターの位置づけ
図2 概観
【施設概要】
・所在地 :大阪/北摂地域
・立地特性 :大阪湾より約20km、海抜約185m
・ビル概要 :基礎免震構造、データセンター専用施設
・設備概要 :FISC*2準拠、JDCC*3ファシリティスタンダード ティ
ア4*4レベル準拠
・災害対策 :自家発電による72時間の自立運転が可能
・特別高圧 :異変電所より3回線受電(本線・予備線+予備電源線)
・ネットワーク :同一キャリアの異局異経路引き込みおよびマルチキャリア対応
・セキュリティ設備 :3Dボディスキャナー、入退管理システム、ITVカメラ監視、赤外線センサー、セキュリティゲート、X線検査装置 など
*1 2014年4月23日 TISと野村総合研究所の関西地区での新データセンターにおける協業について
https://www.nri.com/jp/news/2014/140423.aspx
*2 FISC:金融情報システムセンター(The Center for Financial Industry Information Systems)
*3 JDCC:特定非営利活動法人日本データセンター協会(東京都新宿区四谷4丁目29番 理事長:大阪大学名誉教授 白川 功、正会員)データセンター事業者と主要データセンター関連事業者が参加し、IT立国の基盤を支える、データセンターのあるべき姿を追求している団体。
*4 ティア4:日本データセンター協会が策定したファシリティ基準「データセンターファシリティスタンダード」において規定されている基準レベルの一つ。同基準では、金融機関向けやクラウドサービスを提供するデータセンター等、それぞれのデータセンターが求めるファシリティ基準を、ティア1からティア4まで4段階に分類し、各段階においてデータセンターが備えるべき建物や、設備の基準
項目および推奨項目について詳細に定めている。
________________________________________
【ニュースリリースに関するお問い合わせ】
株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 松本、潘
TEL:03-6270-8100 E-mail:kouhou@nri.co.jp
【ソリューションに関するお問い合わせ】
株式会社野村総合研究所 ITアウトソーシング推進部 鈴木、曽我
TEL:03-6706-0332 E-mail:sysm-info@nri.co.jp