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株式会社ビジネス社(東京都新宿区:代表取締役社長 唐津隆)は、2015年12月1日に『見上げれば、必ずどこかに青空が ~今日を生きるいのちの言葉~』を発売いたしました。
ベストセラー『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』の著者・樋野興夫氏が、がんに悩み、がんと生きる人たちへ送る最新刊です。
本書は、がん医療にかかわるさまざまな情報を伝える月刊「がんサポート」(エビデンス社刊)に連載され、現在も多くの読者に支持されている「がん哲学外来」をまとめたものです。患者やその家族らの質問に、樋野興夫が答えるものとなっています。質問者、そして多くのがん患者の心の琴線にふれる樋野氏の言葉の数々が、この一冊にあふれています。
《がん哲学外来とは?》
樋野興夫教授は、多くのがん患者さんとの対話から、彼らが生きる指針を見失い、現実のがん治療に心のサポートが欠落していることを痛感します。そこで、樋野教授は2008年、「がん哲学外来」と命名された患者支援をスタートさせました。言葉の力によって、患者さんに新たな価値観と生きがいを発見させる取り組みです。従来のカウンセリングに比べると、より深く患者に向かい合い、気づきを促すことを目指すものです。この試みは患者さんたちの間で圧倒的な共感を呼び、現在では、全国約80カ所の病院など、さまざまな場所で、「がん哲学カフェ」が運営されています。
本書の構成
第1章 八方塞がりでも、天は開いている
人生に行き詰ったとき ―― 新たな生き方を探すために
第2章 本当の生き方って何だろう
自分がわからなくなったとき ―― 本当の自分の役割を見つけよう
第3章 沈黙を楽しめる家族との関係を
家族が他人に見えてきたとき ―― 新たな家庭の築き方
第4章 誰もが和解を求めている
人とゆるし合いたいとき ―― 知人、友人にどう寄り添うか
逆境のなかでも前を向いて生きる / 愛しているなら心配するな / 人生いばらの道でも宴会を / 目下の急務がわかれば不安はなくなる / ひまを恐れず、ひまを楽しむ / 刺激を求めるより、本来の生き方を見つける / がんになっても与える歓びはある / 衣・食・住足りればそれでよし / あいまいなことは、あいまいに / 病によって人間力が高められる / 困っている人には正論よりも配慮を優先 / がんになって初めてその人の優しさを発見できる / よけいなおせっかいと偉大なおせっかい / 人は、ひまそうな人に心を開く / がんは親しい人を大きく育てる / 聴くだけでは人の心は満たせない / ゆるし、ゆるされることこそが人にとって最大の癒しになる / ときには沈黙が金になる / 円滑な関係を築くキーワードは「共感と信頼」 / 顔を変えれば、世界が変わる(本書見出しから)
樋野興夫(ひの・おきお)
1954年、島根県生まれ。医学博士、順天堂大学医学部病理・腫瘍学講座教授、一般社団法人がん哲学外来理事長。米国アインシュタイン医科大学肝臓研究センター、米国フォクスチェースがんセンター、癌研究会・癌研究所実験病理部部長を経て現職。2008年、「がん哲学外来」を開設。がんで不安を抱えた患者と家族を対話を通して支援する予約制・無料の個人面談を行うなど、医療現場と患者の間にある「隙間」を埋める活動を続けている。肝がん、腎がんの研究での功績が認められ日本癌学会奨励賞、高松宮妃癌研究基金学術賞などを受賞している。著書に『いい覚悟で生きる』(小学館)、『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』(幻冬舎)などがある。
順天堂大学医学部教授 がん哲学外来理事長 樋野興夫 著
(価格)1,100円+税
〈発売日〉2015年12月1日
〈出版元〉ビジネス社
著者への取材、企画ご協力、読者プレゼントご対応も承ります。
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株式会社ビジネス社 広報担当:松矢
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