64bitネイティブ動作に対応した帳票ツール新製品

帳票開発ツール「シーオーリポーツ」の開発・販売を行っている株式会社エイチ・オー・エスは、64bitネイティブ動作に対応した帳票ツールの新製品として、新たに「シーオーリポーツ Ver.11」を2015年10月15日に発売いたしました。

　「シーオーリポーツ」は、帳票レイアウトの作成から帳票の生成、印刷、プレビューを行うことのできる帳票開発ツールです。帳票レイアウトを作成するための「フォームエディタ」、各種プログラム言語から利用するための「描画モジュール」、HOS独自形式の帳票ファイル（以下、ドキュメントファイル）をプレビュー・印刷するための「ビュアー」及び「ビューコントロール」を提供しています。

　シーオーリポーツ Ver.11では、従来製品である シーオーリポーツ Ver.10 との互換性を保ちつつ、新しく64bitネイティブ動作する「描画モジュール」「ビューコントロール」などが追加されています。このため、シーオーリポーツ Ver.10 を利用したアプリケーションを64bitネイティブアプリケーションに対応させることができます。

　また、「rsi」形式ファイルの出力にも対応しました。「rsi」形式ファイルとは、ファイルサイズが非常にコンパクトなドキュメントファイルです。保管のためのディスク容量を抑えられるのはもちろん、通信データ量も減るので、スマートフォンやタブレット、MacOSなどでプレビュー・印刷を行う際にも、より負荷の少ないシステムを構築しやすくなりました。さらに、「シーオーリポーツ 帳票管理サーバ」と組み合わせることで、帳票の作成から共有、閲覧、印刷、削除まで帳票システムに必要な機能全般をカバーできます。

■ 64bit版 ActiveXコントロールの追加
　旧バージョン製品の「描画モジュール」は、32bitのコントロールのみの提供であったため、64bitOS上で使用する場合は「アプリケーションを32bitモードで動作させる」設定を行う必要がありました。
　シーオーリポーツ Ver.11では、64bitのActiveXコントロールが追加され、64bitネイティブアプリケーションの開発でも使用できるようになりました。

■ 「rsi」形式のドキュメントファイル出力の追加
　シーオーリポーツ Ver.11では、旧バージョン製品で出力可能な「cid」形式、「rsx」形式に加え、「rsi」形式のドキュメントファイルを出力できるようになりました。
　「rsi」形式のファイルは、付属のビュアー・ビューコントロールの他、「シーオーリポーツ ビュアー」の Android版やiOS版、JavaFX版でもプレビューや印刷ができます。

■ フォームファイル比較ツールの追加
　「フォームファイル比較ツール」は、シーオーリポーツに含まれる「フォームエディタ」で作成する帳票レイアウトファイルを比較する開発支援ツールです。
　2つの帳票レイアウトファイルを比較して相違点を色分け表示することができます。帳票出力の仕様変更時に、仕様変更前と仕様変更後の帳票レイアウトを比較し、GUI上で仕様変更箇所の確認ができるなど、2つの帳票レイアウトファイルの差異を容易に確認することができます。

※ 「シーオーリポーツ Ver.11」およびその他の当社製品の体験版は、当社サイトからダウンロードできます。

製品紹介URL ： http://www.hos.co.jp/package/cr11/


エイチ・オー・エスについて
　1988年12月設立。1995年3月Windows用帳票開発ツール「シーオーリポーツ」を発表。その後、20年間に渡り、国産帳票ツール「シーオーリポーツ」シリーズを開発、販売している。
「シーオーリポーツ」シリーズは、帳票機能を実現するミドルウェア。ランタイムを除く出荷ライセンスは、累計30,000本超の販売実績があり、品質と機能に厳しい金融、生損保、医療、自治体、官公庁などのお客様に長年に渡り利用されている。また、医療、会計、BI、EDI等の分野の著名パッケージ製品の帳票機能としても「シーオーリポーツ」シリーズが採用されている。

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