- 週間ランキング
「社会の課題に、市民の創造力を。」をテーマに、様々な社会課題をデザインの持つ美と共感の力で解決するissue+designは、 10大経済圏在住の有職女性1万人を対象に「はたらく女性のしあわせ」をテーマにした調査を実施致しました。
本リリースでは、その調査から見えた傾向と内容についてご報告いたします。
■背景と経緯
issue+designでは、2014年に「地域風土しあわせ調査(ローカルハッピネス)」を実施し、「男性よりも、女性の幸福度が高い」といった傾向や「会社員に比べて自営業や専門職ではたらく女性の幸福度が高い」といった傾向が現れたことに注目していました。今回の調査では、前回調査で得られた示唆から、「はたらく女性のしあわせ」についてより詳しく把握したいと考え、10大経済圏在住の有職女性1万人に対象を絞った調査を実施致しました。
■3つの視点
視点1【仕事の充実】がはたらく女性「個人のしあわせ」に大きく貢献
食生活や住環境、仕事、余暇・遊びといった「生活項目」のうち、はたらく女性「個人のしあわせ」にもっとも強い相関がみられたのが【仕事の充実】でした。次いで「食生活」「余暇・遊び」と続きました。
※相関係数 0.7~:強い相関がある/0.4~≦0.7:中程度の相関がある/0.2~≦0.4:弱い相関がある/0.2以下:ほとんど相関がない
視点2【やりがいのある仕事】がはたらく女性の「仕事充実度」に大きく貢献
快適なオフィス環境や、適切な昇進・昇給、直属の上司の多様なはたらき方への理解といった「組織環境要因」のうち、はたらく女性の「仕事充実度」にもっとも強い相関がみられたのが【やりがいのある仕事】でした。次いで「快適なオフィス環境」「多様な働き方を認める組織風土」と続きました。
※相関係数 0.7~:強い相関がある/0.4~≦0.7:中程度の相関がある/0.2~≦0.4:弱い相関がある/0.2以下:ほとんど相関がない
視点3【子どもの数】と、はたらく女性のしあわせ
はたらく女性のほぼ半数は、理想とする子どもの数を達成できておらず、生み控えする傾向がみえました。また、子どもを生み控える2大理由は「経済的な理由」と「体力・年齢的な理由」で、20代~30代前半では「経済的な理由」、30代後半から40代では「体力・年齢的な理由」で生み控えが起こっていることがわかりました。
(グラフ:理想の数を達成できない理由)
■はたらく女性のしあわせ調査 鍵となる2つの指標
はたらく女性1万人を対象とした今回のアンケート調査では、自身の幸福度を2つの側面でみています。1つは、はたらく女性が個人として感じるしあわせ「生活幸福度」HAPPYLIFE INDEXです。自身の幸福度を測る指標で、10の質問からなります。
もう1つは、はたらく女性ならではの「仕事充実度」HAPPY WORK INDEXです。継続意向、愛着ややる気など10の質問からなり、これらが充実していると、はたらく女性にとってはもちろん、女性がはたらく企業にとっても、中長期的にみた、しあわせにつながる指標です。
(2つの指標とバックアップ項目)
■Happy Women Index「はたらく女性のしあわせ調査」概要
・調査期間:2015年2月6日~2月13日
・調査方法:インターネット
・調査対象者:10大経済圏に在住の20歳から44歳までの働く女性
(札幌、仙台、関東、新潟、静岡・浜松、中京、近畿、岡山、広島、北九州・福岡)
※アルバイト・パートタイムは除く、勤務1年以上
・サンプル数:10,000
・年代別内訳:20-24歳(2.4%)、25-29歳(14.4%)、30-34歳(22.5%)、35-39歳(28.2%) 40-44歳(32.6%)
・子どもの有無:子どもあり 31.8% 子どもなし 68.2%
(共同研究:慶應義塾大学大学院 SDM 研究科教授前野隆司氏)
■問い合わせ先
issue+design PROJECT W事務局:小菅、竹井
TEL : 03-6441-7752 E-Mail :info@issueplusdesign.jp
HP:http://issueplusdesign.jp