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情報流通支援サービスの株式会社オークネット(本社:東京都港区/社長:藤崎清孝)は、2015年7月度のオークネットバイクオークションにおける成約台数を集計し、排気量別ランキングベスト5をまとめました。
当ランキングは、全国4,000店の二輪販売店が、販売プロセスの一環であるオークネットバイクオークションを利用し、ご成約頂いた車両について、排気量別に分けて集計したものです。
250ccクラスは、旧型の4気筒マルチ車の相場が下落しています。新型2気筒車の出品台数が非常な勢いで増加しており、この相場が弱含みに変化していることが影響しているようです。消費者も4気筒を選ぶケースが減り、手間がかからず足の早い現行車への応札が多いようでした。アメリカンスポーツは、最盛期を迎えているにも関わらず、今一歩の応札が続き時代の流れを感じます。ビッグスクーターも同様の傾向が続くようです。
400ccクラスは、「無いものねだり」傾向が一段と強まり、カワサキ系マルチ相場が強含みで推移しています。ゼファーなどは、40万円スタートというケースもあり、店頭に並べたい会員店様からは悲鳴が聞こえてきます。この傾向は少なくとも9月末までは続きそうで、当面は出品車両不足状態になりそうです。このあおりを受けて、XJR系やSF系までも一段と応札が増えてきています。ここでも、アメリカンスポーツが弱いようです。
401ccクラスは、大型車クラスにおいては、引き続いて高年式車が非常に高価格での取引になっています。中には、輸出まで絡んで一段と加熱しているケースもあります。特に、YZF-R1を中心とした国産1リッターSSクラスは応札も多く、奪い合いの状況下にあると言っても過言ではありません。ハーレーダビットソンも応札が多く相場観は非常に強く、低年式車やカスタム車も堅調な取引が続いています。取り扱う店舗が増加していることも取引の活性化につながっているようです。
本格的需要期を迎えた7月からの相場は、全体的には堅調で高落札価格が目立つオークションが展開されました。とくに、400ccクラスだとゼファー系が高水準で推移し、完全な出品車両不足状態が続いていることもあって、異常とも言えるオークションになっています。10年落ちでも20万円台では届かず、30万円台、40万円台が続出、会員店様からは「高くて買い切れない」との声が聞かれました。1リッターの大型車クラスも、人気車は全く下がらずYZF-R1などを中心に高年式車は100万円超えが続出、旧車でも書類無Z2が80万円まで、ハーレーダビットソンではFLHのCVOが330万円弱まで伸びるなど、高価格車が相次いでいます。しばらくは、この水準が続きそうです。
2015年7月 オークネット成約排気量別ランキング5
(2015年7月開催のバイクオークションより集計)
※尚、本データに関しては、提供元としてオークネットという企業名を記載の上でご自由に御利用ください。
本件に関するお問い合わせは 株式会社オークネット
経営企画室 広報担当 藤崎(真)・降旗
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