ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:内野弘幸)は、株式会社電算システム(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役社長執行役員COO:田中靖哲)が、帳票基盤ソリューション「SVF」を導入したことをお知らせします。通販会社の後方処理代行業務で、PC作業だった帳票の出力を「SVF」によりデータセンター側で自動化し、通販業務の効率化とセキュリティリスクの軽減を実現しました。



【電算システムについて】

 電算システムは、「独立・独歩・独創」という創業の精神に基づいた「新しい価値の創造」により、顧客の感動、社員の夢、株主の満足を実現する経営を目指しています。コンビニ支払い、ゆうちょ振替、口座振替、クレジットカード・電子マネー決済などによる国内屈指の収納代行サービスをはじめ、システム構築の提案から、設計・開発、最適なシステム環境構築のためのハード調達、システムの運用保守まですべてをワンストップサービスで提供する情報サービスを展開しています。



【導入の背景】

 電算システムは、40年以上前からBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を推進しており、オペレーションセンターがBPO業務を運用しています。オペレーションセンターの1つの柱になっている産直通信販売会社(以下、通販会社)の後方処理代行業務において、通販会社から送られる発注データを、オペレーションセンターの担当者がPC環境にダウンロードして、各種帳票を作成していました。業務仕様には特に問題はなかったものの、Windows XPからWindows 8に移行したことで帳票の出力が不安定になったことに加え、PC環境で大量の顧客データを操作することのリスクを抱えていました。そこで、帳票出力システムを刷新することを決定し、帳票出力基盤に「SVF」を選定しました。



【導入の効果】

 新しい帳票出力システムは、システムの刷新自体は約2ヶ月で終了し、2015年5月に本番稼働しました。新しい帳票出力システムでは、発注データの受信からデータの加工・作表、PDF変換までの一連の処理を、すべてデータセンター側で自動化しています。

 この仕組みによりオペレーションセンターの担当者は、端末からウェブアプリケーションを介して操作を行うだけで帳票の出力が可能になりました。帳票出力システムを刷新し、手作業だった帳票出力が自動化されたことにより、作業効率が向上し、システム全体の処理時間の短縮につながりました。また、データセンター側でデータを一元管理できるので、セキュリティリスクも軽減しました。さらに、「SVF」を導入したことで、これまでの3分の2程度の時間で帳票が作成できるようになり、データ容量もPCシステムに比べ半分程度になりました。



【今後について】

 電算システムでは、2008年にメインフレームのオープン化を行い、基幹システムを12台のPCサーバーに移行していますが、PCサーバーの更改時期にあわせて、帳票出力も含めたシステム全体の見直しを行う計画です。





■事例紹介

http://www.wingarc.com/product/usecase/detail.php?id=175







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情報提供元: Dream News