3Dインベストメント、西武HDのキャピタルアロケーション検討委員会における資本市場との対話と実効的な検証をサポートするため、投資家向けプレゼンテーションを公表
当社は、西武HDが設置したキャピタルアロケーション検討委員会を、一株当たりNAV成長率の最大化に向けた重要な一歩として歓迎します
同委員会が、資本市場の指摘する課題に正面から向き合い、一株当たりNAV成長率の最大化への道筋を示すことで資本市場からの信認を獲得し、そのもとで計画を実行することにより、西武HDの企業価値が飛躍的に高まることを期待します
東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --株式会社西武ホールディングス(証券コード:9024、以下「西武HD」)の株主であるファンドに対して投資一任運用サービスを提供する独立系資産運用会社である3D Investment Partners Pte. Ltd.(以下「3D」又は「当社」)は、本日、西武HDのキャピタルアロケーション検討委員会による検証をサポートすることを目的として、同社の課題に関する資本市場の見解と評価をまとめた投資家向けプレゼンテーション(以下「本プレゼンテーション」)を公表しました。
本プレゼンテーションの全文は、こちらからご覧いただけます:
https://www.3dipartners.com/engagement/presentation-on-seibu-capital-allocation-jp-202610.pdf
西武HDが資本市場において大幅なディスカウントで評価されている現状
西武HDの競争優位性は、日本国内の主要都市部及びリゾート地において、資産価値向上の高いポテンシャルを有する不動産を保有している点にあります。これは、競合他社が容易に模倣することのできない同社の独自の強みです。西武HDは、資産価値向上の余地が限定的な不動産を流動化・売却し、それによって得られた資金を原資として、これらの資産価値向上の高いポテンシャルを有する不動産へのバリューアップ投資を行うことにより、一株当たりNAVを継続的に成長させることを、エクイティストーリーの中核に位置付けています。
2021年以降、西武HDはコロナ禍を契機として、保有不動産の価値の顕在化と再投資を通じた企業価値の向上を図ってきました。具体的には、2021年にアセットライト戦略を公表し、2024年に東京ガーデンテラス紀尾井町を流動化し、2025年には一株当たりNAVを開示するとともに、再投資を通じたNAV成長へのコミットメントを示してきました。実際に、2021年以降の5年間における同社の一株当たりNAVは年平均12.5%上昇しており、同社が2024年5月時点で開示した株主資本コストである7.2%を大幅に上回っています。一方で、これらの施策にもかかわらず、同社の株価は依然として一株当たりNAVを大幅に下回る水準にとどまっています。
資本市場が注目しているのは、不動産の流動化・売却による価値の顕在化や同社の一株当たりNAVの水準、再投資を通じたNAV成長のコミットメントそのものではなく、不動産の流動化・売却により獲得した原資が具体的にどのように再投資されて、同社の一株当たりNAVが今後資本コストを上回る水準で継続的に成長していくのかという点です。したがって、西武HDの株価が恒常的にディスカウントされているのは、同社の一株当たりNAVが今後資本コスト以上に成長すると期待されていないためであり、具体的には、以下の2点の課題があると評価されているためと考えられます。
一株当たりNAVを継続的に成長させるうえで必要とされる保有不動産の事業計画の策定及び実行、並びにそれらについての情報開示や説明が十分になされていないこと
同社が所有する不動産の価値の大半を占めるホテル不動産において所有と運営がグループ内で一体化されており、不動産事業とホテル事業双方の価値が毀損されうるという潜在的なディスシナジーのリスクを抱えていること
西武HDのキャピタルアロケーション検討委員会に対する期待
西武HDは、2026年7月、次期中期経営計画(2027~2029年度)の策定に向け、同社のキャピタルアロケーションを検証し、一株当たりNAV成長率を最大化するための資本規律と投資優先順位の確立を目的として、主要不動産の具体的なバリューアッププランにとどまらず事業ポートフォリオの最適化策についても検証を行う「キャピタルアロケーション検討委員会」(以下「本委員会」)を設置しました。本委員会は、9名の委員から構成され、そのうち6名(独立社外取締役4名:辻廣 雅文氏(委員長)・有馬 充美氏・池田 唯一氏・新井 佐恵子氏、外部有識者2名:服部 暢達氏・戸田 淳氏)が経営陣から独立した人材です。
本委員会の設置は、資本規律と一株当たりNAVの成長を重視する西武HDの取締役会及び経営陣の姿勢を示すものであり、当社はこれを歓迎します。同時に当社は、本委員会が、従来の慣例や社内のしがらみにとらわれることなく、株主との対話を踏まえ、資本市場が指摘する課題に真摯に向き合って検証を行われることを期待しています。
当社は、本委員会が、株主との対話の一環として、西武HDのキャピタルアロケーション、資本構成、業績、戦略その他の重要なテーマについて、資本市場の見解と評価を真摯な姿勢のもと適切に把握し、西武HDのエクイティストーリーを説得力ある形で資本市場に示していただけるものと理解しています。
当社の投資家向けプレゼンテーション
以上の経緯を踏まえ、当社は、西武HDの課題に関する資本市場の見解と評価をまとめた本プレゼンテーションを公表しました。その目的は、西武HDの他の株主及び資本市場の皆様に、同社の課題とポテンシャルをご理解いただき、その上で、株主の皆様と本委員会との対話を促すことを通じて、本委員会による検証をサポートすることにあります。
当社は、西武HDとの関係を大切にしており、本委員会における審議が可能な限り実りあるものとなるよう、その検討をサポートし、同社の企業価値の最大化という共通の目標に向けて、引き続き同社と建設的な対話を行ってまいります。
3D Investment Partners Pte. Ltd.について
3D Investment Partners Pte. Ltd.は、2015年に設立された、シンガポールを拠点に日本特化型のバリュー投資を行う独立系資産運用会社です。複利的な資本成長を通じた中長期的な価値創造を投資哲学とし、長期的なリターンの達成という共通の目的を共有する経営者とのパートナーシップを重視しております。
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