ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --オムディア(Omdia)の最新データによると、2026年第2四半期の世界の完全ワイヤレスステレオ(TWS)出荷台数は前年同期比(YoY)0.7%減の8,210万台となり、2023年第2四半期以来初の前年同期比減少を記録した。世界最大のTWS市場である中国本土が減少の大きな要因となり、家電製品を幅広く対象とした景気刺激策による押し上げ効果が薄れたほか、買い替え需要の一部が2025年に前倒しされたことで、出荷台数は9.5%減少した。米国やインドを含むその他の主要市場でも出荷台数が減少した一方、新興市場での成長がこれらの減少を一部相殺した。






従来型TWSを上回るOWSの成長


TWS市場全体はほぼ横ばいだったものの、その内訳を見ると、インイヤー型およびセミインイヤー型製品で構成される従来型TWSと、オープンワイヤレスステレオ(OWS)の間で成長率の差が拡大している。オムディア(Omdia)の推計によると、2026年第2四半期の従来型TWS出荷台数は2%減少した一方、OWSは12%増の1,110万台となった。これにより、TWS出荷台数全体に占めるOWSの割合は、前年同期の12.0%から13.5%に上昇した。


「OWSカテゴリーは参入障壁が比較的低い一方で、製品品質が差別化において引き続き重要であるため、幅広いベンダーに機会が生まれています」と、オムディア(Omdia)のリサーチ・アナリスト、 Claire Qin氏は述べている。「OWSは、とりわけ長時間のリスニング体験や、さまざまな利用シーンにおけるAI対応機能を中心に、新機能開発の重要な領域になりつつあります」


クリップオン型がOWS成長を牽引


2026年第2四半期には、クリップオン型OWSが出荷台数の過半数を占める一方、複数のフォームファクターと価格帯にわたって幅広く成長が見られた。



  • クリップオン型OWSは総出荷台数の61%を占め、オーディオ機器としてだけでなく、ファッションアクセサリーとしての利用に対する消費者の関心の高まりが成長を支えた。


  • イヤーフック型は出荷台数の39%を占め、しっかりとした装着感が、特にスポーツなどのアクティブな場面で使用する消費者から支持されている。


  • 50ドル未満のエントリー価格帯は323%増となり、Sanag社、Baseus社、QCY社などのメーカーが成長を支えた。


  • 100〜199ドルの価格帯は前年同期比253%増となり、主にHuawei社、Shokz社、OPPO社などの既存ブランドが成長をけん引した。


「プレミアムのクリップオン型セグメントでは激しい競争が続いており、音質が重要な差別化要因となっています。こうした課題に対応できるベンダーは、機能性とスタイルの両立を求める消費者に対して、プレミアム価格を設定できる余地がより大きくなります」とQin氏は付け加えた。


TWSの次の競争領域として浮上するAI機能


TWS市場での激しい競争は、AI対応イヤホンのイノベーションも加速させている。


「AIを活用した機能は、プレミアムオーディオにおける重要な差別化領域となりつつあります。ニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)を内蔵したインテリジェント・イヤホンから、大規模言語モデル(LLM)を活用したコンパニオンアプリまで、その形態は多岐にわたります」と、オムディア(Omdia)のリサーチ・ディレクター、Jason Low氏は述べた。「ユーザーは今後も、装着感、音質、通話品質、アクティブノイズキャンセリング(ANC)性能を重視するでしょう。同時に、消費者がタスクの遂行を支援し、ユーザー体験全体を向上させる機能をますます求めるようになる中、AI機能はさらなる普及を後押しする可能性があります」


オムディア(Omdia)は、OWSが今後数年間、TWS市場で最も有望な成長分野の一つであり続けると予想。OWSの年間出荷台数は、2026年の4,390万台から2030年までに9,050万台へ増加し、TWS出荷台数のおよそ5台に1台を占める見通しだ。


「成功するメーカーには、フィットネス、通勤、オフィスでの生産性向上といった明確なユースケースに合わせて製品を最適化するとともに、シームレスなエコシステム統合を通じて、よりスマートな機能を追加することが求められます」とLow氏は締めくくった。

























世界のTWS出荷台数と成長率:2026年第2四半期


メーカー


2026年Q2 出荷台数(百万台)


2026年Q2
市場シェア


2025年Q2
出荷台数(百万台)


2025年Q2
市場シェア


年間
成長率


Apple社


16.8


20.5%


16.6


20.1%


1.2%


Xiaomi社


8.6


10.4%


8.8


10.7%


-3.1%


Samsung社


5.5


6.7%


5.7


6.8%


-2.9%


Huawei社


5.1


6.2%


5.7


6.9%


-10.6%


OPPO社


4.1


5.0%


3.6


4.3%


14.9%


その他


42.0


51.2%


42.3


51.2%


-0.7%


合計


82.1


100.0%


82.7


100.0%


-0.7%


 


 


 


注:四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります。


XiaomiにはRedmi、OPPOにはOnePlusが含まれます。

出典:Omdia Connected Life Horizon Service(スマートパーソナルオーディオのセルイン出荷台数)、2026年9月

























世界のOWS出荷台数と成長率:2026年第2四半期


ベンダー


2026年Q2 出荷台数(百万台)


2026年Q2
市場シェア


2025年Q2
出荷台数(百万台)


2025年Q2
市場シェア


年間
成長率


Shokz社


1.1


10.3%


0.5


5.5%


107.9%


Sanag社


0.8


7.6%


0.8


8.3%


2.4%


Huawei社


0.8


7.0%


0.8


8.2%


-4.1%


Baseus社


0.7


6.6%


0.6


5.7%


29.9%


Edifier社


0.6


5.4%


0.6


6.0%


0.2%


その他


7.0


63.2%


6.6


66.4%


6.8%


合計


11.1


100.0%


9.9


100.0%


12.0%


 


 


 


注:四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります。


出典:Omdia Connected Life Horizon Service(スマートパーソナルオーディオのセルイン出荷台数)、2026年9月


オムディア(Omdia)について


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Fasiha Khan – fasiha.khan@omdia.com

情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 オムディア(Omdia)、2026年第2四半期、TWS市場はほぼ横ばい、OWS出荷台数は12%増と発表 」