Consensys Software Inc. (CSI) はMetaMaskにリブランディングされ、会長兼CEOを務めるJoe Lubinのもと、セルフカストディ型の消費者向け金融事業を推進することになります。一方、CSIのプロトコルグループおよび機関向けブロックチェーンインフラ事業は新会社となり、Mike KriakをCEO、David Cunninghamを社長、Joe Lubinを取締役会長として、「Consensys」の名称を引き継ぐ形となります。

米国テキサス州フォートワース--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --Consensys Software Inc.(CSI)は本日、消費者向け事業と機関向け事業を分離し、専門性の高い独立運営の2社へと進化させる計画を発表しました。デジタル金融における2大ビジネスチャンスを、集中的な取り組みと専任の経営陣により追求してまいります。 CSIは今後も同じ会社として存続しつつ、MetaMaskとしてリブランディングされ、Joe Lubinを会長兼最高経営責任者として、MetaMaskプラットフォームおよび一般消費者向け製品事業を運営することになります。CSIのプロトコルグループおよび機関向けブロックチェーンインフラ事業は、「Consensys」という名前の新会社となり、Mike Kriakが最高経営責任者、David Cunninghamが社長、Joe Lubinが取締役会長を務めることになります(Lineaや、企業向けおよびイーサリアムプロトコルインフラの広範なポートフォリオは、Consensysに引き継がれます)。MetaMaskは、今後もイーサリアムを最優先として、全エコシステムに対応する製品および企業であり続け、あらゆるトークンや高品質なブロックチェーンネットワークへのアクセスを提供し、さらには伝統的な金融商品へのアクセス提供へと事業を拡大してまいります。Consensysは、引き続きイーサリアムエコシステムのスチュワード(管理人)としての役割を担い、イーサリアムおよびイーサリアム関連プロトコルを推進するとともに、アプリ層において機関向けのアプリケーションやプロトコルの構築を進めていきます。




この進化は、CSIが過去10年間に築き上げてきた両市場における転換点を反映しています。MetaMaskが最近リリースしたMoney Accountにも表れているように、消費者によるセルフカストディ(自己管理)は、初期の導入段階から主流の金融行動へと移行しています。これにより、ユーザーは自らの金融活動を完全にコントロールできるようになります。機関向けの市場においては、需要がパイロットプログラムから本番環境への導入へと移行しています。 それぞれの市場を拡大させるには、異なる運営モデル、専任の経営陣、そして重点的な投資戦略が不可欠です。両組織は独立して運営され、事業の切り離しは2026年末までに完了する見込みです。


MetaMaskは、セルフカストディ型金融の包括的なプラットフォームへと成長し、約190か国で1億回以上のダウンロードを記録し、同プラットフォームを通じた累積取引高は数兆ドルにのぼります。


銀行、資産運用会社、金融機関のトークン化、ステーブルコイン、デジタル資産インフラに対する取り組みが、実験段階から実装段階へと移行するにつれ、機関投資家からの需要も並行して高まっています。2026年6月、Citiのレポート「Tokenization 2030」では、トークン化された資産が2030年までに5兆5千億ドル〜8兆2千億ドルに達する可能性があると推定されています。両事業を切り離し、それぞれの事業に専任の経営陣とリソースを割り当て、集中的な取り組みを行うことで、それぞれのビジネスチャンスを大規模に捉えることができます。


MetaMaskの会長兼CEOであり、Consensysの取締役会長を務めるJoe Lubinのコメント


「最終的にConsenSys Software Inc.となったConsensysのチームと製品は、10年以上にわたり、プロトコルそのものからセルフカストディ型金融やソブリンネットワークを実現するツールやインフラに至るまで、イーサリアムエコシステムの基盤構築を支えてきました。MetaMaskはその取り組みから発展し、世界で最も広く利用されているセルフカストディ型ウォレットへと成長しました。そして今日、それはさらに大きな存在へと進化しつつあります。すなわち、ユーザーが自分の資産を保管するだけでなく、資金を多種多様な形態で多面的に管理できるプラットフォームへの進化です。この役割に専業で取り組むことを決断したのは、イーサリアムそのものの構築にかけた同じ注力と熱意が、消費者向け金融にも必要であるという認識があるからです。


新生Consensysは、引き続きプロトコル企業として活動していきます。DavidとMikeをはじめ、新たに生まれ変わったConsensysチームは、イーサリアム、Hyperledger Besu、Lineaのプロトコルの開発経験と専門知識を「技術スタックの上位レイヤー」へと展開することで、常時稼働化が進むオンチェーンの世界において、金融機関や多様な企業がより効果的に連携できるよう支援します。今後、両社は、各市場で現在求められている重点分野に注力しつつ、同じエコシステムの構築に取り組んでまいります。」


Consensys社長、David Cunninghamのコメント


「金融機関と市場インフラは、トークン化を中核として、常時稼働体制へと移行しつつあります。Consensys Software Inc.は、この移行の基盤となるオープンソーステクノロジーを構築してきました。当社は現在、世界最大級の金融マーケットプレイス各社が、求められるプライバシー、耐障害性、規模を確保しながらこの変革を推進するための相互運用性インフラを提供しています。」


MetaMask:Open Moneyプラットフォームの構築


設立10周年を祝ってから日を置かずして、MetaMaskは、Open Money(オープンマネー)プラットフォームの構築に専念する独立企業として、新たな章をスタートさせました。同社は、ユーザーが一か所で資産を保有、支出、貯蓄、運用できる場を提供する、より広範な金融プラットフォームへと事業を拡大しています。一つの残高で自動収益化、即時支出、ワンクリック取引が可能なセルフカストディ型アカウント、Money Accountのリリースはその反映であり、取引だけでなく、日常的な金融サービスへと踏み出すMetaMaskの広範な取り組みの第一段階となるものです。


Consensys:機関向けインフラの強化


Consensysは、今後もイーサリアムおよびLineaプロトコルの構築者としての役割を果たすとともに、Besuイーサリアム実行層クライアント(従来の金融業界における多くの許可型EVMネットワークの核となるもの)の開発、管理、保守を継続します。さらに、銀行、資産運用会社、決済事業者、市場インフラ企業などによるトークン化、ステーブルコイン、およびプログラマブル決済の利用が増える中、金融機関や企業がブロックチェーンインフラを導入し、トークン化金融市場に参加できるよう、その支援にますます注力していきます。Consensysは、イーサリアムプロトコルや、広く利用されているLinea、Besu、Tekuといったイーサリアムインフラの根幹部分での貢献など、エンタープライズブロックチェーン分野での10年以上にわたる実績を基盤として事業を展開していきます。


MetaMaskについて


MetaMask(旧Consensys Software Inc)は、世界最大のセルフカストディ型金融プラットフォームで、暗号資産と従来型資産の両方を対象に、ユーザーが資産の保有、支出、貯蓄、運用を一か所で行える場を提供しています。同社は、それを実現する消費者向けプラットフォームを構築し、決済、貯蓄、投資、デジタル資産を1つのシームレスな体験として統合しています。世界で最も広く利用されているセルフカストディ型ウォレットから発展したMetaMaskは、約190か国に広がるサービスを通じて、ユーザーが自らの資金や資産を直接管理できるようにしています。MetaMaskは2016年以来、イーサリアムの成長において基盤となる役割を果たしてきました。現在、MetaMaskはオンチェーン経済の中心的存在として、Open Money(オープンマネー)を実現するオペレーティングシステムを構築し、ユーザーが自らの金融活動を完全にコントロールできる世界を作り上げています。


Consensysについて


Consensysは新たに設立された法人であり、今後もイーサリアムエコシステムにおけるプロトコルの構築を継続するとともに、機関向けブロックチェーンインフラの構築へと対象を拡大してまいります。Consensys Software Inc.のプロトコル事業および機関向け事業を基盤として設立された同社は、Consensysの名称を継承し、10年以上に及ぶエンタープライズ向けイーサリアムの専門知識を結集しており、Linea、Besu、Tekuを支える人員と技術により、多くの世界的な金融機関の内部ブロックチェーンネットワークを支える基盤インフラとして、ほぼ普遍的な地位を確立しています。Consensysは、イーサリアムのレイヤー1およびLineaのレイヤー2における豊富な経験を活かし、世界のシステム上重要な金融機関(SIFIs)と金融市場インフラの耐障害性とコンプライアンスに関する要件を満たす、常時稼働型のプライベートかつスケーラブルなブロックチェーンインフラを提供します。 最高経営責任者のMike Kriakと社長のDavid Cunninghamが経営を率い、Joe Lubinが取締役会長を務めるConsensysは、次世代の機関向け金融を推進するインフラを構築しています。


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記事名:「 Consensys Software Inc.が、消費者向けプラットフォームのMetaMaskと、プロトコルおよび機関向けインフラ企業であるConsensysという2社の独立企業へ