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プリドピジンは、神経変性疾患においてしばしば障害を受ける重要な神経保護メカニズムを調節するように設計された、強力かつ高選択性の経口投与型シグマ-1受容体アゴニストです。プリドピジンは、高い未充足医療ニーズを有する、希少遺伝性神経変性疾患であるハンチントン病(HD)の有望な治療薬候補です1。1700人を超える被験者で試験されており、過去の臨床試験から最大7年間の長期安全性データが得られています2 。これらの臨床試験では、治療用量においてプラセボと同等の安全性および忍容性プロファイルを示されています2。
プリドピジンは、欧州医薬品庁(EMA)がHDの治療薬としての販売承認申請を受理しており、現在審査が行われています。EMAのヒト用医薬品委員会(CHMP)の意見は、2025年後半に発表される見込みです。
契約条件には、先払い、ならびに規制、開発、商業化、販売に関する複数のマイルストーン支払いを含みます。また、プリレニアはプリドピジンの純売上高に対して段階的な2 桁台のロイヤルティーを受け取ります。
「当社は今回のプリレニアとの契約により、高い未充足医療ニーズを有する疾患へのパイプライン開発に注力しながら、ビジネスを通じて社会的公正のために取り組むという目的を実現し続けることができます」と、フェレールの最高経営責任者(CEO)であるマリオ・ロビロサは述べています。「両社の強みと能力を組み合わせることで、このような十分な治療を受けられない疾患に苦しむ患者の皆様に、明るい未来をもたらすことができるのです」
「世界中の神経変性疾患に苦しむ人々へ変革的な治療法を提供するという両社共通のミッションを推進する中で、フェレールとパートナーシップを結ぶことを誇りに思います」と、プリレニアの最高経営責任者(CEO)であるマイケル・R・ヘイデン博士は述べています。「フェレールは、特に希少疾患向けの革新的な製品に焦点を当て、欧州および主要な国際市場においてすでに重要な存在感をいっそう強めています。両社の独自の強みと患者コミュニティーへの共通の取り組みとが組み合わさることで、今回の提携が、新たな治療オプションを待つ数千人の患者の皆様へのプリドピジンの提供を加速し、将来的に追加適応症を通じてその影響を拡大する可能性があると信じています」
「この分子の権利を取得することは、神経変性疾患分野における当社の研究戦略における重要なステップです」と、フェレールの最高科学・事業開発責任者であるオスカー・ペレス氏は述べています。「当社は、プリドピジンの作用メカニズムを考慮しながら、多様な適応症におけるその潜在的な活用可能性の探求に全力を尽くします」
参考文献:
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