FPT、高度な人工知能をインドネシア最大の石油会社プルタミナに提供
ジャカルタ、インドネシア--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --グローバルIT企業のFPTはインドネシアの国営石油・天然ガス企業であるプルタミナとエネルギー分野におけるAIを活用したイノベーションの推進を目的に提携しました。調印式は、ト・ラムベトナム共産党書記長のインドネシアへの公式国賓訪問中に執り行われ、両国の技術およびエネルギー分野における協力関係の強化が強調されました。
提携内容は、FPTがプルタミナの業務全体における資産の検査とメンテナンスを最適化する先進的なAI技術を提供するといった内容で、このプロジェクトは、資産の信頼性向上と職場環境の安全性改善という2つの主要分野に焦点を当てています。FPTがプルタミナ海洋エンジニアリングと共同開発したAI技術は、Pertamina Hulu Energi Offshore Southeast Sumatra（PHE OSES）のプラットフォームに導入され、ドローンから収集したデータの分析、異常、漏れ、構造的損傷の検出を行い、海洋資産の完全性を確保します。さらに、Pertamina Drilling Services Indonesia（PDSI）の掘削現場では、AI搭載システムが個人防護具（PPE）の規定順守を監視し、リスクを最小限に抑え、安全な作業環境を維持します。
FPTの最高経営責任者（CEO）グエン・ヴァン・コアは、「私たちの専門知識、経験、先進的なAIインフラおよびエコシステムを活用し、FPTはインドネシアの国営石油・ガス企業であるプルタミナの包括的なデジタル変革を推進するとともに、インドネシアの国家AI戦略2020-2045で示されたAI目標の実現において重要な役割を果たすことを目指しています。さらに今回の提携を機にFPTはエネルギー分野にとどまらず、教育、通信、農業などの他の分野にも専門知識を拡大する可能性が生まれました」と、述べました。
PT Pertamina Trans Kontinentalの社長、イ・クトゥ・ラバは、「FPTとの提携により開発された石油・ガスプラットフォームのAIベースの監視・検査システムは、海上での上流活動における資産の完全性と業務効率の向上を目指すプルタミナの主要戦略および主要施策のひとつです」と述べました。
FPTは、2017年にインドネシア市場に参入以来、エネルギー、銀行・金融、通信の分野でインドネシアのトップ企業と提携してきた企業で、2つの主要オフィスに200人以上の技術専門家を擁しており、インドネシアにおけるデジタル変革の需要の高まりに対応するため、今年中にジョグジャカルタに3つ目のオフィスを開設する予定です。
FPTについて
FPTコーポレーション（FPT）は、ベトナムに本社を置く世界トップクラスのテクノロジー/ITサービス・プロバイダーです。FPTは、テクノロジー、テレコミュニケーション、教育の3つの主要な部門で事業を展開しており、設立から30年以上の間、世界中の何百万人もの人々、何万もの組織に対して効果的なソリューションを一貫して提供してきました。世界のテクノロジーマップにおけるベトナムの地位向上とグローバル企業向けの世界クラスのソリューションの提供に取り組む同社は、人工知能、自動車、半導体、デジタルトランスフォーメーション、グリーントランスフォーメーションの5つを事業の重点戦略分野としています。2024年、同社は総売上高24億7,000万米ドルを計上し、コア事業に従事する社員は5万4,000人を超えました。FPTのグローバルITサービスについて詳細情報は、 https://fptsoftware.com/ をご覧ください。
プルタミナについて
PTプルタミナ（Persero）は、ジャカルタに本社を置くインドネシアの国営石油・天然ガス企業です。 1968年8月に、プルタミン（1961年設立）とプルミナ（1957年設立）の合併によりプルタミナは設立され、インドネシア最大の企業へと成長しました。 会社は石油・ガスの全バリューチェーン、いわゆる探査、生産、精製、流通を網羅する事業を展開しています。また、プルタミナは、世界的な液化天然ガス（LNG）市場でも重要な役割を果たしており、インドネシアの増大するエネルギー需要を支えるため、地熱エネルギーなどの再生可能エネルギー分野でも存在感を拡大しています。
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