Viromed Medical AG：低温プラズマが肺に対するデジタルな抗生物質としての機能を果たす
- 人工呼吸器関連肺炎の革新的な予防策が次の段階へ
- 低温プラズマを使用することで、ドイツだけでも数万人の死者を減らすことが可能に
- 著名な研究ネットワークBREATHの専門家ホルテンセ・スレヴォクト教授が研究を主導
ピンネベルク、ドイツ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --Viromed Medical AG（ティッカー：VMED、ISIN：DE000A3MQR65、以下「Viromed」 ）は、人工呼吸器関連肺炎（VAP）の予防を目的とした低温プラズマの研究を推進しています。ハノーファー医科大学のBREATHに所属する研究者である著名な専門家、ホルテンセ・スレヴォクト教授の科学的指導の下、この革新的なプロジェクトでは呼吸器系の細菌を滅菌するための治療法として、低温プラズマの安全性と有効性を調査しています。
2024年11月22日にBREATH研究ネットワークより本件に関する公式発表がなされています。
著名な専門家ネットワークであるBREATH（Biomedical Research in End-stage and Obstructive Lung Disease Hannover（ハノーファーの末期および閉塞性肺疾患に関するバイオメディカル研究））は、German Center for Lung Research（DZL）の5つの拠点のうちの1つであり、国際的評価の高い専門知識を統合した呼吸器医学に関するユニークなトランスレーショナル研究のネットワークです。この研究ネットワークは、ハノーファー医科大学、ハノーファー大学、フラウンホーファーITEM、CAPNETZ FOUNDATIONの4つの強力なパートナーで構成されています。
VAPは、人工呼吸器を装着した患者によく見られる深刻な合併症です。少なくとも48時間以上、侵襲的な人工呼吸器を装着している患者に発生します。研究によると、VAPは人工呼吸器を装着した患者の23〜36%に発生し、人工呼吸器の装着時間の長期化やICUおよび病院での入院期間の延長に関連しています。推定死亡率は10〜13%です。ドイツだけでも、2023年には約48万6,000人の人工呼吸器装着が必要な集中治療患者がおり、VAP予防措置の必要性が浮き彫りになっています。
Viromed Medical AGの最高経営責任者（CEO）であるウーヴェ・ペルバンドトは、次のように述べています。「過去を振り返ってみても、人々の多くは外傷ではなくその後の感染症が原因で亡くなっています。そして今日、私たちは同様のシナリオを歩んでいます。病原菌の耐性が強まっているため、多くの人々の命を救うことができないでいます。感染症は死に直結しているのです。さらに、体内の抗生物質が疾患の原因まで到達するのに数日かかることもあります。しかし、低温プラズマにはこのような問題はありません。数分以内で感染部位に到達し、病原体を排除することができます。すでに抗生物質に耐性のある病原体も、同様の早さで排除することが可能です。最も重要な利点は、低温プラズマにより物理的に細菌を排除することができることです。これに対して耐性菌が発生することはありません。研究の過程で低温プラズマの有効性と安全性が引き続き確認されると私は確信していますが、もしそうなれば事実上、「デジタルな抗生物質」を手にすることになり、多くの疾患との闘いにおいて大きな前進となります。そうすれば、何万、何十万もの命を救うことができるでしょう。私の見立てでは、この資産によりAGの企業価値は大幅に高まることになります。BREATHが金曜日にニュースを公開して以来、世界中からすでに多数の問い合わせをいただいています。」
MHH呼吸器・感染症科のホルテンセ・スレヴォクト教授は次のように述べています。「人工呼吸器関連肺炎は死亡率が高いだけでなく、抗生物質の消費量の増加、患者の入院期間の長期化、治療費の高騰により、医療システム全体にも深刻な負担となっています。また、病原菌の抗生物質耐性が強まっていることもあり、抗生物質以外の新たなアプローチが急務となっています。私たちの研究で得られた良好な予備結果が確認されれば、低温プラズマは人工呼吸器を装着した患者の治療に革命をもたらす可能性があります。」
Viromed Medical AGについて：
Viromed Medical AGは医療機器の開発、製造、販売を専門とする企業です。2022年10月より証券取引所に上場している同社の事業は、完全子会社であるViromed Medical GmbHを通じて医療用アプリケーション向けの革新的な低温プラズマ技術の販売に重点を置いています。Viromedは、フォルクスワーゲンやルフトハンザなどのDAX上場企業をはじめ、連邦州、連邦政府、各省庁、1,100の病院、7,000の薬局、1万1,000の診療所など、DACH地域における幅広い顧客基盤を活用することができます。
低温大気圧プラズマ（CAP）は、有害なウイルス、真菌、および細菌を不活性化することが科学的に証明されており、幅広い分野において従来の治療方法を根本から変えることができる可能性を秘めています。Viromed Medical AGは、この分野において重要かつ先駆的な取り組みを行っています。明らかに優れているこのCAPは、すでに治すのが難しいとされる傷の治療に利用されています。Viromedは現在、肺疾患の治療のための臨床試験を実施しています。Viromed Medical AGは、今後数年間で医療分野におけるCAPの利用をさらに推進し、それに見合った成長を実現するという目標を追求しています。
言語： | 英語 | |
社名： | Viromed Medical AG | |
Flensburger Straße 18 | ||
25421 Pinneberg | ||
Germany | ||
電話： | +49 4101 809960 | |
メール： | ||
ウェブサイト： | ||
ISIN： | DE000A3MQR65 | |
WKN： | A3MQR6 | |
上場市場： | ベルリン、デュッセルドルフ(プライマリー市場)、フランクフルト (ベーシック・ボード)、ハンブルクの規制非公式市場 |
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