• 70%近くが今後1年でクリエイティブの重要性が高まると考えている


  • 36%以上がクリエイティブ人材への投資が不足していると考えている


  • 30%が最近インハウスでの仕事を拡大、31%が今後1年で内製化の予定

シドニー&ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --世界で唯一オールインワンのビジュアル・コミュニケーション・プラットフォームであるCanva(キャンバ)と、マーケターのための世界的な業界団体であるMMAグローバルは、クリエイティブ・アウトプットの価値、技術スタックの飽和、人材争奪戦への対処に関する共同調査を発表しました。






キャンバとMMAは、米国と英国で約100名の最高マーケティング責任者(CMO)と意思決定権を持つ上級マーケターを対象に調査を実施しました。その結果、競争の激しい今日のブランド世界では、4分の3以上(77%)が、キャンペーンやコンテンツのあらゆる要素を含むクリエイティブ・アウトプットが以前にも増して重要であると考えており、69%が組織におけるマーケティングの最優先事項はクリエイティブであると回答したことを明らかにしました。


調査では、新しい方法でクリエイティビティーを促進するさまざまな外的影響力と、マーケターがクリエイティブな可能性を最大限に発揮しようとするのを阻む多くの障害が明らかになりました。主な調査結果は以下の通りです。


クリエイティブ・アウトプットは新たなゴールドスタンダード


マーケティング・リーダーはクリエイティブに価値を置くようになっており、この傾向は今後も続くと予想されています。



  • 3分の2以上(68%)が、今後1年でクリエイティブの重要性が高まると考えています。


  • 72%は、クリエイティブ・アウトプットが顧客の生活に付加価値を与えると考えています。


実績を上げるにはクリエイティブ投資が不足


クリエイティブの価値が高まっているにもかかわらず、投資には大きなギャップがあります。



  • 半数以上(55%)がマーケティング総予算の10~25%をクリエイティブに投資しているのに対し、5分の1近く(18%)はクリエイティブへの投資が10%未満です。


  • 41%がクリエイティブ・ツール、システム、テクノロジーに適切なレベルの投資をしていないと回答しています。


複雑化が進むクリエイティブ・プロセス


今日のクリエイティブ・ツールのエコシステムにより、かなり改善が進められていますが、新たな課題がないわけではありません。



  • 5年前と比べ現在の方が困難であるとランク付けされているのは、リソースと予算の管理、アウトプットの一貫性維持、システムとツールの管理です(46%)。


  • 効率性の向上またはクリエイティブ・アウトプットの向上により最も有益な効果が得られるツールは、コラボレーション・プラットフォーム(54%)、写真/映像編集ツール(54%)、生成AIツール(35%)です。


テクノロジーの進歩についていくための多大な努力


マーケティング・リーダーは競合他社と比較した場合、自社のクリエイティブ・アウトプットに概して自信を持っていますが、後れを取っていると感じている分野もあります。



  • 自社のクリエイティブ・アウトプットとプロセスを競合他社と比較した場合:


    • 34%は自社のクリエイティブ・アウトプットの方が優れていると考え、53%は同程度と考えています。


    • 45%はスピード、効率性、柔軟性を最適化するクリエイティブ・プロセスの管理で劣っていると考えています。



関心を引くインハウス・モデル


クリエイティブ管理の状況としては、代理店への外注からインハウスでの内製が増えつつあります。内製は主としてチームにとって優れたプロセスであると考えられていますが、外注はコラボレーションによってインパクトの大きいクリエイティブ・アウトプットを出す必要がある場合に利用されています。



  • 30%が過去12か月にインハウス業務を増やし、31%が今後1年でインハウス業務を増やす予定です。


  • 48%がクリエイティブ戦略の大部分をインハウスで行っていると回答し、23%が大部分を外注していると回答しています。


  • 83%がコスト面でインハウスの方が優れていると回答し、61%はクリエイティブ・アウトプットを外注した方が質の面で優れていると回答しています。


優秀なクリエイティブ人材のプールは縮小傾向


優秀なクリエイティブ人材のプールが縮小していることが懸念されており、競争市場において人材を確保、管理、維持する難しさが浮き彫りになっています。



  • 47%は優秀な人材のプールが縮小していると回答しています。


  • 80%が外注のクリエイティブ人材やリソースに満足しており、74%がインハウスのクリエイティブ人材やリソースに満足しています。


「リソース効率を最適化しながら優れたクリエイティブ・アウトプットを生み出すことは、現代の全マーケターにとって大きな課題です。ブランドが次々に現れて競争が激化し、何とか前進していくためには多くの技術を駆使しなければならず、人材プールは狭まっているのです」と、キャンバのCMOであるZach Kitschkeは述べています。「MMAチームと協力し、マーケターが今日抱えている弱点や到来しつつある好機を明らかにすることでマーケターの意思決定に役立つ最重要課題に光を当てることができ、うれしく思います。」


「ここ数年間は、データ改善、オーディエンス開発、成果を促進するターゲティングだけに集中してきたように思われるかもしれませんが、マーケターはそれに加えて第2のクリエイティブ革命に注力する必要性も認識しています」と、MMAグローバルCEOのグレッグ・スチュアートは述べています。「マーケターはAIの採用や、何千回もの計画実行を行うブランドを管理するという課題を通して、新たに現状に合わせたクリエイティブ・プロセス管理に焦点を当てる必要があると声を上げながら、クリエイティビティーの役割とブランド・コミュニケーションを再定義していくという極めて重要な時期に直面しているのです。」


「マーケティングにおけるクリエイティブ・プロセスの現状」はこちらからお読みいただけます。


キャンバについて


2013年に設立されたキャンバは、世界中のすべての人にデザインする力を与えることを使命とした、オンラインで利用できる無料のビジュアル・コミュニケーションおよびコラボレーション・プラットフォームです。シンプルなドラッグ&ドロップのユーザー・インターフェイスと、プレゼンテーションからドキュメント、ウェブサイト、ソーシャル・メディア用画像、ポスター、衣服、動画に至るまでの豊富なテンプレートに加え、フォント、ストック写真、イラスト、ビデオ映像、オーディオクリップの膨大なライブラリーが特徴で、アイデアがあれば誰でも美しいものを創造することができます。


キャンバは、マーケター向けに作られた様々なツールを提供しています。近年はマーケターやクリエイターが新たなレベルのクリエイティビティーを引き出し、より効果的にコラボレーションし、コンテンツ制作の規模を拡大できるような製品やサービスを数多く導入しています。これには「キャンバ・チーム」、新たに導入された「キャンバ・エンタープライズ・サービス」、「ブランド・キット」、「マーケティング・ワーク・キット」などが含まれます。


MMAグローバルについて


MMAグローバルは非営利の業界団体で、マーケティングの未来を構築するとともに、今日の成長を絶え間なく実現することを使命としています。主な対象となる方々は先駆的なチーフ・マーケターです。すなわち当社の目的は、マーケターがますます流動性を増し超接続状態になった世界でイノベーションと永続的なビジネス価値を推進できるようにすることです。MMAは30を超える国々に800社以上の企業会員を有し、アジア太平洋、ヨーロッパ・中東・アフリカ、中南米・メキシコ、北米で14か国にオフィスを構える真のグローバル組織です。MMAはマーケターによって運営・管理されていますが、メディア企業、マーケティングおよび広告の支援テクノロジー企業、プラットフォーム、コンサルティング企業、代理店など、エコシステムのあらゆる参加者を擁する唯一のマーケティング指向の業界団体です。そのため、見通しを持って包括的に業界の課題に取り組むことができます。


調査方法


オンライン・アンケート方式により、2024年5月にさまざまな業種の大手マーケター(72%が売上10億ドル以上)を対象に調査を実施しました。回答者は上級マーケター(Cレベルが32%、EVP/SVP/VPが35%、その他上級レベルが32%)です。


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Contacts


Press contacts

Chris Hew for Canva

chew@canva.com


Mission North for Canva

canva@missionnorth.com

情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 キャンバとMMAグローバルの新調査で、上級マーケターの最優先事項はクリエイティブ・アウトプットと判明、一方で投資不足と人材プール縮小も