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基調講演では、BoomiのCEOであるスティーブ・ルーカスが、サービスとしての統合プラットフォーム(iPaaS)がもたらす変革のインパクトを強調し、ビジネスオペレーション全体のスピード、機敏性、有効性を高める上で極めて重要な役割を果たすことを強調しました。ルーカス氏は、BoomiのiPaaSが、リアルタイムのデータアクセスを通じて、人、システム、デバイス、アプリケーションをシームレスに結びつけ、より強固な関係を構築し、情報に基づいた迅速な意思決定を可能にすることで、いかに接続性を合理化するかを説明しました。
しかしBoomiは、接続性をさらに高め、ビジネスとITのより多くの分野で、より多くの企業に接続ソリューションを提供する機会について認識しています。
ルーカスが指摘するのは「接続性」です。「あらゆる組織において、接続性は依然として重要な課題で、その主な原因は、デジタルの断片化です。デジタルシフトの副産物として、逆説ですが、デジタルサイロ化や技術アーキテクチャの分断化を招き、平均的な企業は現在、364を超えるアプリケーションと多数のAPIデートウェイを抱え込んでいます」
AIエコノミーの出現は、デジタルの断片化という課題をさらに浮き彫りにしています。「AIは、信頼性が高く、安全で、かつ最新のデータによって成長しますが、多くの場合、このデータは断片化され、制御が難しく、安全に管理されていません」とルーカスは指摘します。「企業が早急に必要としているのは、API、アプリケーション、データ、AIモデルを橋渡しするたけでなく、デジタル・トランスフォーメーションを加速させる企業規模のプラットフォームです」
これら差し迫った課題に対処するため、当社はBoomi Worldで次のような重大発表を行いました。
新しいBoomi Enterprise Platformビジョン
Boomiは、Boomi Enterprise Platformで、機能と拡張をさらに進化させました。
AIエコノミーのための次世代API管理
ルーカスとともに登壇したBoomiのCTOマット・マクラーティは次のように述べています。「企業は、APIの乱立に苦しんでいます。APIゲートウェイはどこにでもあり、API投資を合理化し、クラスの最高のAPI採用を促進することはおろか、それらを発見し、管理し、保護するための効果的なグローバルビューや管理ダッシュボードはありません。AIエコノミーには、断片化されたAPI管理(APIM)ランドスケープに対応し、AIワークロードがAPIMソリューションに求めるエンタープライス・グレードのスケーラビリティとセキュリティの要求に対応できる次世代APIMが必要です」
この問題を解決するため、BoomiはAPIIDAの連携API管理ビジネスとCloud Software GroupのAPI管理資産の買収を発表しました。両社の買収は、企業が現在直面しているAPI管理の課題に対するソリューションを提供するBoomiのロードマップを加速して、同社がAPI製品を通じて迅速かつ安全にビジネス価値を提供できるようにするもので、一つのエンドーツーエンドのエンタープライズ・プラットフォームです。
Boomi AIエージェント・フレームワーク
AIエコノミーのイノベーションを加速するため、Boomi AIエージェント・フレームワークを発表しました。ビジネスとITユーザーが、BoomiまたはBoomiパートナーによって構築されたAIエージェントを実行し、切迫した統合や自動化要件を解決するために独自のAIエージェントを構築して実行することを可能にする一連の統合およびノーコード開発機能です。
Boomiは、新しいAIエージェント・フレームワークを利用したプラットフォームに組み込まれた4つの新しいエージェントを紹介しました。
さらに、Boomi AIエージェント・フレームワークはサードパーティにオープンであり、プラグイン可能なAIエージェントをサポートしているため、お客様はAPIまたはBoomi GPTを介してサードパーティのAIエージェントをプラットフォームに統合することができます。
Boomi Worldの基調講演でルーカスは、金融向け会話型AIソリューションのリーディング・プロバイダーであるVianai Systemsとの戦略的OEM契約を発表し、初のサードパーティ製AIエージェントの1つであるVinai提供のBoomi FinTalkのデモンストレーションを行いました。顧客は、BoomiのAIエージェント・フレームワークを活用し、Boomi GPT経由でBoomi FinTalkに簡単に接続することができます。Boomiを利用することで、エージェントはERPシステム、データベース、ドキュメント、顧客のデータレイクなどの財務データソースに接続し、自然言語インターフェースを通じてデータに質問を投げかけ、財務データやトレンドをリアルタイムで発見・分析し、即座に実行可能な洞察を得ることができます。
Vianai Systemsの創業者兼CEOであるDr. Vishal Sikka氏は、次のように述べています。「テクノロジーやビジネスリーダーは、精度とセキュリティ、ドメイン固有の要件を持つビジネスユーザーとの関連性、構造化および非構造化データとシステムの両方を自然言語でクエリできないといった現実的な問題のために、企業で生成AIのパワーを活用するのに苦労してきました。Vianai提供のBoomi FinTalkは、Boomiの膨大な統合機能と、CFOや財務ユーザー向けのVianaiの会話型AIアプリケーションによってこれらの問題を解決し、リアルタイムで正確かつ実用的な洞察を可能にして、ビジネス変革を推進します」
信頼できるデータ管理
Boomiは、運用、分析、AIワークロードのための信頼できるデータ基盤であるBoomi DataHubも発表しました。高速かつ高品質なデータアクセスレイヤーであるBoomi DataHubは、マスターデータ管理、統合パイプライン、そしてAIや分析イニシアチブ向けのエンタープライズ規模のデータの移動や標準化など、その他のデータ管理機能を提供するために時間をかけて拡張されるフレームワークを提供します。
「データの一元化は企業にとって行き詰まりです。良いアプローチは、企業が既に持っているITリソースに接続性、ガバナンス、自動化を構築することであり、AIを活用してこの作業をこれまで以上に迅速かつ容易にすることです。Boomi Enterprise Platformは、すべてのデータの接続と管理、AIとAPI開発の加速に必要な基盤を提供します。Boomiを利用することで、お客様はデジタルトランスフォーメーションの取り組みを阻害してきたデジタルの断片化に決別し、最終的に必要な包括的な可視化、制御、自動化を手に入れることができます」とルーカスは言います。
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Boomiについて
Boomiは、インテリジェントな統合と自動化でビジネスの未来を活性化します。Boomiは、サービス型ソフトウェア(SaaS)分野をリードするグローバル企業として、世界中で2万を超える顧客と 約800社のパートナーで構成される世界的なネットワークを誇っています。お客様は、Boomiの受賞実績のあるプラットフォームでアプリケーション、データ、ユーザーをつなぎ、デジタルトランスフォーメーションを加速化しています。詳細については、boomi.comをご覧ください。
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