コンパクトなメタン測定器なら、排出削減に向けた正確かつ継続的なメタン監視が低コストで大量に導入可能





アブダビ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --SLBのエンド・ツー・エンド・エミッション・ソリューションズ(SEES)事業部は、次世代型のメタン・ポイント測定器を発表しました。自分で設置できるメタン継続監視システムで、IoT搭載センサーを使用して迅速に、少ないコストで石油・ガス事業全体の排出量を検出・位置特定・定量化します。温室効果ガス(GHG)であるメタンは、20年単位で見ると二酸化炭素の最大84倍の影響を気候変動に及ぼし、石油・ガス分野の事業排出量の約半分を占めています。このようなメタンの排出量を削減するには効果的なモニタリングが不可欠です。


このメタン・ポイント測定器はメタン測定技術の顕著な変化を示すもので、小さくて丈夫な、これまでにない「プラグ・アンド・プレイ」の機器には業界有数の感度を持つ漏出検知が備わっています。この技術を利用すると継続的なメタン監視が自動化されるため、手動でデータを収集する必要がありません。一般的に行われるように、生産者が時々赴いてデータを収集しても、得られる排出量サンプルはわずかです。


SLBの排出対策事業ディレクター、カヒーナ・アブデリ・ガリニエは、次のように述べています。「『常時稼動』して正確に測定でき、どんな規模でも迅速かつ安価に展開できるよう設計された当社の次世代ポイント測定器は、業界にメタンの継続監視を利用できる機会を広げ、生産者が排出の全貌を今まで以上に把握する実用的な道筋を提供します。メタンが気候変動を引き起こすことで差し迫る温室効果に対処するようにと世界の規制当局や一般市民からの圧力が高まる中、今までにないほど容易な設備導入でこの水準の知見を持つことは、生産者にとってますます重要になっています。」


軽量で持ち運び可能な小型装置には、ソーラーパネル、風力測定器、メタン・センサーが組み込まれています。誰でも数分で設置でき、既存施設に取り付け可能で、事実上コストをかけずに導入できるので、自分で設置する家庭用防犯カメラのようなものです。これにより、事業者は経済規模の拡大と、施設全体におけるメタン継続監視の迅速な展開がかないます。


このメタン・ポイント測定器は、国連環境計画の主な報告・緩和プログラム「石油・ガスおよびメタン・パートナーシップ2.0(OGMP)」の報告要件をサポートしています。またEU内の関連報告要件もサポートしており、米国内で稼働中の生産施設におけるメタン監視に関する米国環境保護庁(EPA)の規則案に対応するよう調整されています。


今回の発表は、アブダビ国際石油展示会・会議(ADIPEC)の一環として行われました。ADIPECは、さらに迅速で将来も使えるエネルギーシステムの脱炭素化に向けて即時に結束して責任ある行動を取るよう促すため、業界を1つにまとめる国際的なプラットフォームです(アブダビ開催は10月5日まで)。


2022年3月に発足したSEESでは、事業者がメタンや日常的なフレアの排出を測定、監視、報告し、最終的には排除するための強固で拡張性を持ったソリューションとなるよう設計された、一連の総合サービスと最先端技術を提供しています。発足以来、世界各地で顧客プロジェクトを受け、コンサルティング、最適化された監視計画、測定、安全なデジタル・プラットフォームによる情報判定など、機能ポートフォリオを展開しています。


SLBについて


SLB(NYSE:SLB)は、バランスのとれた地球のためにエネルギー革新を推進するグローバル・テクノロジー企業です。世界100を超える国で事業を展開し、その約2倍の国籍の従業員を擁するSLBは、石油・ガスの革新、大規模なデジタルの提供、産業の脱炭素化、エネルギー転換を加速する新たなエネルギー・システムの開発と拡大に日々取り組んでいます。詳しくは、公式ウェブサイト slb.comをご覧ください。


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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 SLB、設置が容易な今までにないメタン測定器を発表