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テキサス州フォートワース--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --ブロックチェーンとWeb3ソフトウェアを代表する企業であるコンセンシスは、MetaMask Snapsの第一弾ローンチを一般公開することを発表しました。MetaMask Snapsは、ユーザーがセルフカストディWeb3プラットフォームの世界的リーダーであるMetaMaskとインタラクションする方法を変革し、今までにない制御とカスタマイズを可能にします。Snapsはサードパーティー開発者によって作成された新しい特徴であり、機能で、世界中のMetaMaskユーザーがウォレットに直接インストールできます。以前は、MetaMaskの機能はコンセンシスに務めるMetaMask開発者のみによって開発されていました。初回ロールアウトには、34スナップが含まれ、トランザクション・インサイト、ビットコインなどの非EVMブロックチェーンとの相互運用性、通知などに関するユーティリティが提供されます。
MetaMask Snapsの一般ローンチは、ウォレットとしてのMetaMaskの進化におけるきわめて重要なイベントとなります。世界中のサードパーティー開発者による新しいツールを提供することで、MetaMask Snapsは個人が、それぞれのニーズや好みに基づいてWeb3体験を形作ることを可能にします。熟練したMetaMaskユーザーは、公式ウェブサイトで、今回、利用可能になったSnapsをインストールする方法を学べます。初回のイテレーションでは、熟練したMetaMaskユーザーにMetaMask Snapsを試してもらい、フィードバックを集めながら、MetaMaskチームが引き続き最終的なビジョンに向けた開発を行います。
Snapsの初回ロールアウト:トランザクション・インサイト、相互運用性、通知
このビジョン実現の第1段階として、MetaMask Snapsは34個のSnapsとともにローンチします。これらのSnapsはセキュリティ監査を受け、MetaMaskチームにより手動で許可リストに追加されました。権限不要システムへの移行が実現し、この中間ステップが必要なくなるまでは、MetaMaskチームが引き続き監査を行い、Snapsを許可リストに取り込みます。
これらの初回Snapsにより、次のような独自のユースケースが解放されます。
全Snapsの一覧は、MetaMask Snaps Directoryでご覧になれます。
権限不要のイノベーションに向けたMetaMaskのビジョン
2022年に、MetaMaskユーザーは1億人を突破しました。Web3エコシステムは急速に成長しており、新たなさまざまなユースケースが生み出されています。パーソナライズされたユーザー体験を提供するイノベーションは、引き続き参入障壁をなくし、Web3エコシステムを成長させ、最終的に10億人のユーザーを取り込む目標を達成するには必要不可欠です。本来のルーツはEthereumにありますが、MetaMaskの信念は、イノベーションはWeb3エコシステムの多くのドメインにわたって発生するものであるということです。Snapsを得て、この代表的なWeb3ウォレットは、サードパーティー開発者が自らの専門知識を活用してプラットフォームを構築できるようにすることで、Web3で起こっているイノベーションをより広範に取り入れようとしています。MetaMaskは、どのようなWeb3開発者でもSnapを構築することができて、それをユーザーが利用できる、オープンで権限不要のイノベーション・システムを構想しています。コミュニティのための、コミュニティが構築するプラットフォームです。
「私にとって、Snapsのストーリーで最も大事な部分は、非常に困難な問題が起こった時に、私たちは一歩身を引き、コミュニティに謙虚に呼びかけ、独自の解決策を提供するよう依頼することができるシステムが、今このウォレットの中心部にあるということです。私は、将来のトランザクションの安全性がどのようなものになるかというアイデアや意見を持っていますが、検証されるべきものはそれだけであるはずはありません。私たちは、分散コンピューティングの新しいパラダイムの到来を推し進めている最中にあり、創造的な解決策を要する問題は数多くあります。そのため、新しいことを試すための障壁やコストを引き下げることは、そのような難題に対して適切な答えを見つけるために重要だと考えています。これは、技術そのもののために技術を加速させるのではなく、物事の進め方に改善点を見出すためのプロセスの加速という意味です」と、MetaMaskの共同創業者であり、コンセンシスの最高倫理責任者のダン・フィンレーは述べています。
Snapsを構築するサードパーティー開発者は、MetaMaskとは別に、独自に作成した物を出品し、メンテナンスすることができます。開発者は、コードの所有権を維持し、作成したSnapのユーザーと直接やり取りすることができます。長期的には、MetaMaskユーザーは様々なユースケース、複数のプロトコルに合わせて作られた多数のSnapsが持つ利便性と汎用性により恩恵を受けます。想像したこともない機能が、MetaMaskが自力では実現できないペースで登場するでしょう。
「私たちは、MetaMask Snapsをイノベーションのためのオープンなプラットフォームとして構築しているので、開発者がこのプラットフォームでSnapsを公開する際に料金はいただきません。権限不要のイノベーションは、ゲートキーパーのない、非中央集権システムの土台となると信じています。イノベーションはコンセンシスの単独チームの中だけではなく、ネットワークのペースで加速するものです」と、MetaMask Snapsのプロダクトリードであるクリスチャン・モントーヤは強調しました。
MetaMaskは将来とその先にあるものを見越して、最近数ヶ月間で150人以上の開発者と議論し、Snapsのコレクションをより広範にしました。これらの開発者はアフリカ、アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、米国など世界中の様々な地域から集まっています。
コンセンシスについて
コンセンシスは、ブロックチェーンとWeb3ソフトウェアをリードする企業です。2014年以来、コンセンシスはイノベーションの最前線に立ち続け、Web3エコシステムにおける技術開発を開拓してきました。MetaMaskプラットフォーム、Infura、Linea、Diligence、NFTプラットフォームなどの製品群を通じて、当社はユーザー、クリエイター、開発者が望む世界を構築し、そこに所属するうえでの信頼できる協力者となっています。ダップ、NFTコレクション、ポートフォリオ、より良い未来―作り上げるものが何であれ、構築の本能は普遍的なものです。コンセンシスは、Web3を一貫して使いやすく、開発しやすいものにすることで、誰もが持つ構築本能を鼓舞し、支持します。当社の製品やソリューションについては、https://consensys.io/をご覧ください。
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