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第48回目となる今年の年次総会では、「危機を回避するためのパートナーシップ」をテーマに政府高官や企業幹部が集まり、貧困削減や医療、教育、女性と若者のエンパワーメント、食糧安全保障、気候変動など、さまざまな話題について議論されています。
総会では4日間にわたり、IsDBグループの57の加盟国(MC)とそのパートナーが直面する経済と開発の課題に対する効果的な解決策を明らかにするために、高いレベルの全体会議と各論的なシンポジウムの両方が行われてきました。
総会初日の水曜日には、加盟国の6つのプロジェクトに対して5億5,800万米ドル超の融資がIsDBグループの理事会によって承認されました。これらのプロジェクトは、持続可能な開発目標(SDGs)に沿ったインクルーシブな成長とインフラ整備の支援を重点とするものです。また同日、アラブ圏内の経済統合の進捗を測定し、IsDBの加盟国間の貿易を強化するための枠組みをまとめた「IsDBグループアラブ圏統合報告書」も発表されました。
このメインイベントのサイドイベントは5月10日からすでに始動していましたが、正式なオープニングセレモニーが木曜日に開催されました。その席でIsDBの総裁兼グループ会長であるムハンマド・アル・ジャッサー閣下が基調講演を行い、加盟国が金融情勢の変化を背景に抱える課題を克服する支援として、各国内におけるレジリエンスの強化と融資に対するIsDBグループとしてのコミットメントを再確認しました。
「各加盟国の危機への対処の支援として、IsDBグループはいくつかの大胆な取り組みを立ち上げています。1つはパンデミックの影響に対処するためのプログラムに対する43億米ドルの資金提供で、これはすでに全額が実行済みであり、他にも食料安全保障対応プログラムに今後3年間で100億米ドル以上を提供すること、さらに2030年までに少なくとも130億米ドルを気候変動関連資金として拠出することなどを約束しています。」
一方、年次総会に並行して5月11日から13日まで開催されている「IsDBグループ民間部門フォーラム」では、インクルーシブな開発の推進と革新的で持続可能な資金調達を支援する官民連携強化に向けた道が整えられています。
*出典:AETOSWire
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