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「意欲を高め、包摂性を前進させる」をテーマとして開催されたこの高レベルの対話とパネルディスカッションは、気候と持続可能性の課題に対して実際的な解決策を提供するために取られている重要な複数ステークホルダー行動に焦点を当てました。
発表者は、このイニシアチブの結果として実現している多様な社会・経済・環境的効果を紹介しました。グローバル・サウスに多い脆弱なコミュニティーのために意義ある好ましい変化が実現しています。
CNNのアンカーで特派員のEleni Giokisとの炉辺談話の中で、米国の環境活動家で映画俳優のエイドリアン・グレニアー氏は、世界で好ましい変化を生み出すためにインパクト投資を活用することへの自らの深いコミットメントについて熱意を込めて語りました。
グレニアー氏は、自らが根本的に環境活動家であると述べ、すべての人が土地との自分の本質的なつながりを認識して自然に恩返しをすることが重要だと語りました。
「役者であること、台詞を覚えることは簡単な方です。難しいことは、地球とのつながりを見つけて、バランスを見つけることです。私は毎日学んでおり、拡大を続けている環境問題に直面するスキルとコミットメントを持っている人々に対する感謝の気持ちを新たにしています」とグレニアー氏は述べました。
グレニアー氏は更にこう語っています。「私たちの進化のある時点で、私たちは、自然から自らを切り離し、自然をコントロールしているという考えを信じるようになりました。私のプロセスは、自然とその能力の中に組み込まれている知恵に耳を傾けて、安定と抵抗力を作り出すことです。自分たちの意思を押しつけるのではなく、自然が設計されている姿を讃えて尊重しなければなりません。」
グレニアー氏は、UAEでのCOP28への参加を楽しみにしていると語りました。「世界のリーダーが力を合わせて同じ方向に船をこぎ始めることが不可欠であり、カーボン・ニュートラルな環境という北極星を目指すべきです。私が期待を感じるのは、アイデアが実行に移されるところを見る時です。新たな行動を起こしている人々が対話に参加できることを願っています。」
「持続可能なコミュニティーの形成」と題されたフォーラムの最初のパネルディスカッションの中で、発表者は、多様なセクターで持続可能なソリューションの展開が持続的インパクトを引き起こしていることについて、それぞれの組織での事例と経験を共有しました。そして、私たちが国連持続可能な開発目標の達成に向けての行動の10年間を進む中で取り残される人がいないようにするためのセクター間の協力と統一された行動の重要性が、話し合われました。
多様な視点を共有した人々は、Global Alliance for the Planetの事務局長のSatya Tripathi氏、Reaching Last MileのディレクターのTala Al Ramahi氏、Power for AllのCEOのKristina Skierka氏です。パネルのモデレーターは、ロイターのジャーナリストのJim Stenman氏が務めました。
持続可能な農業を通じて地域コミュニティーに力を与える必要性について、Satya Tripathi氏は、このように語りました。「農業では10億人が雇用されています。平均的な家族の人数が4人だとすると、これは世界の人口の50%です。食糧システムを直すことで、気候問題を直すことができます。私たちは、人々がいるところに行く必要があり、その人々の生活が変わります。それが変わるとともに、それは世界に変化と変容を引き起こします。」
「ギャップの橋渡し」と題された2番目のパネルでは、2030年持続可能な開発目標と2050年気候アジェンダのペースを維持するために従来の資金提供機関が持続可能で気候にやさしく社会的にインパクトのある投資ポートフォリオを優先する必要性について話し合われました。
モデレーターはEleni Giokis氏で、話し合いには、Avaana CapitalのパートナーのSwapna Gupta氏とBNPパリバの企業エンゲージメント・持続可能性責任者(CIB中東・アフリカ)のJerome Ponrouch氏が参加しました。
若者が未来のための革新を行う機会を明らかにする形で、フォーラムの「若者の声」セッションには、過去の国際高等学校賞の受賞者2人が参加しました(タスマニアのヒューオン渓谷副メイヤーのToby Thorpe氏とスタンフォード大学学生のJackline Wambua氏)。
Thorpe氏は、受賞の経験によって積極的な行動を取る意識を得たと語りました。「持続可能性は機会であり、私たちの世代は、インパクトを起こすソリューションを通じて世界を変える機会を手にしています。共感の重要性は過小評価されています。私たちは協力することで前進し、純粋なつながりを築くことなくインパクトを起こすことはできません。」
Thorpe氏は、2023年のADSWで自分が得た最も重要なものが、ザーイド・サステナビリティー賞事務局長を務めるUAE産業・先端技術大臣スルターン・アーメド・アル・ジャーベル博士の「次なるものは止まることはない」という言葉だったと語っています。
「来週私は、ヒューオン渓谷評議会で、私たちの地域コミュニティーが先進的な持続可能性ソリューションの最前線にあることを確実にし、評議会の活動の中心に持続可能性が置かれるようにするための初めての気候動議を提出します。タスマニア全体で、オーストラリア全体で、故シェイク・ザーイド・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン殿下の伝統を生かしていくよう未来の世代を促したいと考えています。」
Jackline Wambua氏は、受賞したことで、変容的教育や耳を傾けることの力を教えられたと語っています。
「受賞は、私の教育の旅路の鍵となってきました。そこから、変容的教育の力を学びました。私たちは、あまりにも長く地球で暮らしてきているだけです。ですから、今回は、次の世代のために変容的変化を引き起こすべきです。そこから私は、人間のつながりの重要性や、私たちが作るすべての解決策の中であらゆる人を中心に置くことの大切さを学びました。」Jackline Wambua氏は、「Sawa Bona」(「私はあなたが見え、あなたを大切にして、ここにいる」)の精神を受け入れることをすべての人に呼びかけました。そうすることで素晴らしいアイデアを明確な解決策へと変えることができるようになります。
「イノベーションを通じたインパクト」と題されたフォーラムの最後のパネルでは、遠隔地の脆弱なコミュニティーでもテクノロジーの進歩と提供モデルの強化を通じて医療、水、エネルギーといった必須サービスの利用を諸組織が改善する方法について、話し合いが行われました。
ロイターのJim Stenman氏が話し合いを進め、ベゾス地球基金のグローバル・エネルギー・イノベーション・マネジングディレクターのNicole Iseppi氏、WateroamのCEOのDavid Pong氏、Mamotestの創立者でCEOのGuillermo Pepe氏が参加しました。
開発途上国でのイノベーションの実施を支えるための協業の重要な役割について、Nicole Iseppi氏は、次のように語りました。「私たちは協力し、イノベーションを通じてビジネスモデルを変化させて実行を拡大する方法について考えています。これは特に、メトロ・グリッドや分散型再生可能エネルギーのようなテクノロジーを通じて開発途上国への対応を行うことです。また、アフリカにとって再生可能エネルギーのコストを引き下げることで発展を拡大できるようにする方法についても考えています。」
ザーイド・サステナビリティー賞について
ザーイド・サステナビリティー賞は、持続可能性におけるアラブ首長国連邦(UAE)の先駆的な世界的賞であり、建国の父である故シェイク・ザーイド・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーンの遺志を讃えるものです。2008年に創設されたザーイド・サステナビリティー賞は、持続可能な開発と人道主義活動の推進を目指しており、健康、食、エネルギー、水、グローバル・ハイスクールの各部門で、影響力のある革新的で意欲的なソリューションを実行している中小企業、非営利組織、グローバル・ハイスクールを表彰し、賞を授与しています。当賞は96組織の受賞者を通じて、世界で3億7800万人の生活に好影響を与えてきました。
*配信元:AETOSWire
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Reem Diab
Reem.Diab@bcw-global.com