- 週間ランキング
2日間にわたる会議では、さまざまな学術機関からの世界的に著名な科学者が集まり、PET酵素解重合に関する最新の研究成果を発表しました。ソーラー・インパルス財団1の創設者で会長のベルトラン・ピカール氏は、PETの循環性をテーマとする最後のセッションの基調講演者として参加し、カルビオスによるプラスチック汚染削減への貢献を称賛しました。本サミットは本日、クレルモンフェランにあるカルビオスの実証プラント訪問をもって終了しました。この実証プラントは2021年9月に稼働しており、カルビオスの技術を産業化に一歩近づけるものです。カルビオスは、この実証プラントの成功を受けて、2025年までにフランス(ロングラビル)に世界初となる産業規模のPET酵素リサイクルプラント(PET廃棄物処理能力:年間5万トン)を建設・運営し2、世界中で当社技術のライセンス供与を開始すべく、順調に進んでいます。
全プログラムと講演者リストはこちらをクリックしてください。またカルビオスのソーシャルチャンネルで#biorecyclingsummit #carbiosPETsummitをフォローしてください。
ベルトラン・ピカール(連続探検家、精神科医、クリーンテクノロジーのパイオニア、ソーラー・インパルス財団の創設者・会長):「プラスチック廃棄物の削減は、今日の大きな課題の1つです。プラスチックの生物学的リサイクルに向けたカルビオスの技術は、遡ること2019年にソーラー・インパルス財団によって『効率的なソリューション』との名称が与えられた最初の革新成果の1つです3。私はカルビオスを継続的に支援しており、環境保護対策における主要なステークホルダーを集めた本日のイニシアチブを称賛します。」
アラン・マーティ(カルビオスの最高科学責任者):「カルビオスのチームは、世界で2番目に多く使用されているプラスチックであるPETの生物学的リサイクルを可能にする独自の酵素プロセスを開発しました。当社の革新的なプロセスは、一般的なリサイクル法とは異なり、たとえポリエステル繊維でも、あらゆる種類の廃棄物を処理し、バージンプラスチックと同等の品質を持つ新しいPETプラスチックの生産に再利用できるようにします。この第1回PETバイオリサイクルサミットでは、酵素によるリサイクルの分野における科学的進歩を検討し、国際的な専門家ネットワークからの支援を受けながら、さらに先へ、より速く進めるよう、私たちの意欲をかきたてることができました。」
エマニュエル・ラドン(カルビオスの最高経営責任者):「当社の産業化モデルの成功は、戦略的パートナーシップを構築する当社の能力を基盤としています。カルビオスは創業以来、研究、ビジネス、金融の分野でパートナーシップを築き、包装業界と繊維業界の両方で主要なブランドオーナーとコンソーシアムを形成してきました。私は、学界と産業界が連携してこそ、生物学的リサイクルによる真の循環型経済に到達できると確信しているため、第1回PETバイオサイクルサミットにこれほど多くの代表者が出席されたことを光栄に思います。」
カルビオスについて
2011年にトラッフル・キャピタルが設立したカルビオスは、生物学的な革新的プロセスを開発するグリーンケミストリー企業です。カルビオスは、酵素とプラスチックを組み合わせる独自の手法により、プラスチックおよび繊維による汚染という今日の大きな課題を引き受けることで、消費者の新しい期待に応え、幅広いエコロジカル転換という課題に取り組むことを目的としています。カルビオスは、あらゆる種類のPET(ポリエステルでできたボトル、トレー、繊維の主要ポリマー)を基本的な構成要素に分解することで、バージンプラスチックと同等の品質を持つ新しいPETプラスチックを製造するために再利用できるようにします。このPETをめぐる革新成果は世界初のもので、権威ある雑誌ネイチャーの表紙を飾った科学論文で最近評価されています。カルビオスは、2021年にクレルモンフェランの実証プラントを成功裏に稼働させました。また、インドラマ・ベンチャーズとの提携により、世界初となる装置を建設することで、当社プロセスの産業化に向け、別の重要な前進を達成したところです。
2017年、カルビオスとロレアルは、当社の専有的なリサイクル技術の産業化に寄与するためのコンソーシアムを共同で設立しました。2019年4月、持続可能な発展のための革新的ソリューションの開発を約束したネスレウォーターズ、ペプシコ、サントリー食品ヨーロッパがこのコンソーシアムに参加しました。2022年、カルビオスはオン(On)、パタゴニア、プーマ、サロモンと契約を締結し、それぞれの製品のリサイクル性と循環性を促進するソリューションを開発することになりました。
当社はまた、バイオベースポリマーであるPLA系の使い捨てプラスチックの酵素による生分解技術を開発しました。この技術は、プラスチック製品の中心部に酵素を組み込むことで、家庭の条件にて100%堆肥化可能な新世代のプラスチックを作り出すことができます。
詳細情報については、www.carbios.com/en、ツイッター(カルビオス)、リンクトイン(カルビオス)、インスタグラム(insidecarbios) をご覧ください。
カルビオス(ISIN FR0011648716/ALCRB)は、中小企業に投資するフランス居住者が所得税還付の恩恵を受けられる政府プログラムPEA-PMEの適格企業です。
この翻訳版は情報提供のみを目的として提供されています。
本プレスリリースのフランス語版と英語版の間に相違がある場合は、英語版が優先されるものとします。
1 経済成長を実現しながら持続可能性の課題に取り組むため、ベルトラン・ピカール氏とソーラー・インパルス財団は、クリーンで収益性のある1000以上のソリューションを特定。詳細情報は公式ウェブサイト(https://solarimpulse.com/foundation)から入手可能。
22022年2月23日付プレスリリース参照
32019年6月3日付プレスリリース参照
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
CARBIOS
Melissa Flauraud
Relations Presse
melissa.flauraud@carbios.com
Benjamin Audebert
Relations investisseurs
contact@carbios.com
+33 (0)4 73 86 51 76
Relations Presse (Europe)
Iconic
Marie-Virginie Klein
mvk@iconic-conseil.com
+33 (0)1 44 14 99 96
Relations Presse (U.S.)
Rooney Partners
Kate L. Barrette
kbarrette@rooneyco.com
+1 212 223 0561
Relations Presse (DACH)
MC Services
Anne Hennecke
carbios@mc-services.eu
+49 (0)211 529 252 22