• 今回の買収により、オートグリッドは新たな地域に進出し、今後10年間で1000GW以上の再生可能・分散型エネルギー資源を電力網に追加するために必要なツールで世界中のエネルギー企業に力を与えることが可能に
  • オートグリッドとシュナイダーエレクトリックは、2020年1月に公益事業のデジタル変革に向けた統合ソリューションを発表し、独立系調査会社ガイドハウス・インサイツにより分散型エネルギー資源管理システムのソリューションで第1位にランクされる

米カリフォルニア州レッドウッドシティ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 分散型エネルギー資源(DER)向け人工知能(AI)駆使型最適化のリーダー企業であるオートグリッドは本日、エネルギー管理・自動化の世界的専門企業であるシュナイダーエレクトリックによる買収に向けた正式契約を締結したと発表しました。本取引は、規制当局の承認およびその他の慣習的な完了条件に従い、2022年第3四半期に完了する見込みです。本買収により、オートグリッドは成長と製品革新を加速させるための資源と世界的な展開規模を獲得することになります。


シュナイダーエレクトリックのナデージュ・プティ最高革新責任者(CIO)は、次のように述べています。「シュナイダーエレクトリックとオートグリッドは、電化、デジタル化、脱炭素化を通じて、より持続可能な世界を目指すという共通の構想を持っています。オートグリッドと協力して、当社は最先端技術を提供してスマートグリッドの導入と炭素排出量の削減を推進することで、エネルギー企業に大きな価値を提供できます。私たちは、オートグリッドの活動における範囲と規模を拡大することで、お客さまに最大の影響を与えることができると、大いに期待しています。」

シュナイダーエレクトリックとオートグリッドは、2015年からパートナーとして協力しており、2年前に完全に統合的な高度配電管理システム(ADMS)と分散型エネルギー資源管理システム(DERMS)を発表しました。2022年1月に、エネルギー業界有数の独立系調査会社ガイドハウス・リサーチは、シュナイダーエレクトリックとオートグリッドのDERMSソリューションを世界第1位にランク付けしました。

シュナイダーエレクトリックのデジタルエネルギー担当エグゼクティブバイスプレジデントのルイス・ダコスタは、次のように述べています。「オートグリッドと力を合わせることで、電力網の全利害関係者の利益になるよう、分散型エネルギー資源を統合・調整する最先端のプラットフォームをお客さまに提供できます。これらの新機能は、より持続可能で効率的な電力網の実現に向けて生産消費者の関与を加速させるでしょう。」

オートグリッドの技術は、気候変動との闘いに直接的な役割を果たしています。10年以上にわたり、オートグリッドは柔軟性管理の科学の先駆けとなり、再生可能エネルギーの大規模な普及を実現してきました。利用者があまねく使用できる当社のエネルギーインターネットは、再生可能エネルギーの供給と顧客のエネルギー需要の急激な変動を平準化します。オートグリッドのAI搭載型仮想発電所(VPP)と分散型エネルギー資源管理(DERMS)プラットフォームは、電池、電気自動車、フレキシブル電源の追加的な未利用容量を管理・導入することで、汚染をもたらす高額の化石燃料依存のバックアップ発電所に代わる持続可能な選択肢を提供しています。オートグリッドは、一世紀来の一方通行の電力網構造を電子の双方向の流れに転換し、エネルギーの意思決定に際して気候変動と闘う自由と経済的インセンティブを消費者に提供しています。

オートグリッドを創立したアミット・ナラヤン最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「私たちは、世界による持続可能エネルギーの利用を加速させるという唯一の使命を掲げてオートグリッドを創設しました。この長期的な取り組みを熱烈に支えてくれたシュナイダーエレクトリックによる支援に感謝しています。地球の脱炭素化という使命における私たちの価値観や約束という点で、これ以上に足並みが整ったパートナーを見つけることは不可能だったと、自信を持って言えます。今は、私たちが直面するこの緊急の気候危機を解決するために、次の章に向けて、私たちの技術をさらに迅速に拡大していけるものと期待しています。」

オートグリッドについて

2010年に設立された当社は、クリーンかつ安価で信頼性の高いエネルギーの世界的な利用を加速させることで気候変動と闘うことを使命としています。オートグリッドのAI駆使型ソフトウエアは、スマートオーケストレーションプラットフォームにより、エネルギーの消費者、生産者、配電企業に力を与え、電気自動車、電池、屋上太陽光発電、発電所規模の風力発電、その他の分散型エネルギー資源(DER)を利用できるようにしています。前例のない規模で数百万のエネルギー資産の予測、最適化、リアルタイム制御を実現することで、オートグリッドは分散化・脱炭素化され誰もが利用できる新エネルギーの世界という構想を実現しています。

10年以上にわたり世界中で先駆的に革新してきたオートグリッドは、フリートオーナー、サービス型エネルギー企業、再生可能プロジェクト開発者、公益企業、電力小売企業に、インテリジェントで拡張性のある仮想発電所(VPP)を構築・所有・運営し、それに参加する能力を提供し、化石燃料を利用したエネルギーへの依存を解消できるようにしています。オートグリッド・フレックス(AutoGrid Flex)プラットフォームは、家庭の電気自動車、蓄電池、ソーラーパネルから、キャンパスや工業用地のマイクログリッドや、発電所規模の電力貯蔵所や再生可能エネルギーファームまで、15カ国で6000MW以上のVPPを管理しており、世界で第1位の仮想発電所および第1位の分散エネルギー資源管理プラットフォームにランクされています(業界をリードする調査・分析会社のガイドハウス・インサイツによる最新の世界ランキングより)。

詳細情報については、こちらをご覧ください:http://www.auto-grid.com

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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 気候AIの先駆的企業のオートグリッドをシュナイダーエレクトリックが買収してエネルギー転換を加速