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「トタルエナジーのロードマップは、より多くのエネルギーとより少ない排出量という明確なものです。これを達成するためには、より速く、より高く、そしてより強くするために、我々の強みを組み合わせる必要があります。セレブラス・システムズ社は、最高性能のAIアクセラレータの1つを提供しており、そのCS-2システムは、我々のマルチエネルギー研究を後押しし、我々の研究 ”アスリート” 達にさらなる競争上の優位性を与えてくれるものと期待しています」と、TotalEnergies Research &Technology USA社のCEO兼社長であるVincent Saubestre博士は、オリンピックの標語であるCitius、 Altius、 Fortius (より速く,より高く,より強く) に薄く言及しながら述べています。
CS-2の優れたAIコンピューティングのおかげで、モデリングと高度な分析により、バッテリーからバイオ燃料、風力フロー、掘削、CO2貯蔵まで、トタルエナジー社が取り組む幅広い課題に対して、高速かつ正確なシミュレーションが可能になります。
Cerebras SystemsのCEO兼共同創業者のアンドリュー・フェルドマンは、「TotalEnergies社と提携し、当社の業界最高水準のAI性能をマルチエネルギー市場に提供できることを大変うれしく思います。エネルギー部門は、インサイトを生成するために計算を使用する方法をリードしてきた長い歴史があります。AIおよびAIとシミュレーションの統合により、安価でクリーン、かつ信頼性の高いエネルギーアクセスを提供するというTotalEnergies社のミッションを加速させることができます。私たちは、この重要な試みに参加できることを誇りに思います」と、述べています。
予測モデリングには、膨大な計算資源と高帯域のデータ通信が必要です。この作業に従来の汎用ハードウェアを使用すると通常、GPUまたはCPUの大規模なクラスタが必要となり、個々のプロセッサ間で頻繁にデータが移動します。チップ間の帯域幅が限られているため、通信がボトルネックとなり、モデリングの作業速度が低下し、洞察を得るまでの時間が遅くなってしまいます。
この課題は、現存する最速のAIコンピュータであるCerebras CS-2システム1台で解決することが可能です。CS-2は、クラスタ規模の計算能力だけでなく、通信やメモリの帯域幅も従来のクラスタより数段広くなっています。これは、効率的なエネルギー開発と生産に不可欠な予測モデリングなどのワークロードにおいて、並外れたパフォーマンスを発揮します。
最近のTotalEnergies社との共同研究において、Cerebrasは、地震モデリングの有限差分ベンチマークで、従来アーキテクチャに対して100倍以上の改善を実証しました。Total社とCerebrasのエンジニアは、新しいセレブラス・ソフトウェア言語(CSL)を使用してベンチマーク・コードを作成しました。CSLはCerebrasのSDKの一部であり、開発者はCS-2システムの長所を活用することができます。
Cerebrasは、北米、アジア、ヨーロッパ、中東に顧客とパートナーを持ち、アルゴンヌ国立研究所、ローレンス・リバモア国立研究所、ピッツバーグ・スーパーコンピューティング・センター、EPCC、東京エレクトロンデバイス、グラクソ・スミスクラインなどの企業、軍事、高性能コンピューティング分野の顧客に、業界トップのAIソリューションを提供し続けています。
Cerebras CS-2システムおよびエネルギー分野での応用の詳細については、https://cerebras.net/industries/energy/をご覧下さい。
セレブラス・システムズについて
Cerebras Systemsは、先駆的なコンピューター・アーキテクト、コンピューター科学者、ディープラーニングの研究者など、あらゆるタイプのエンジニアからなる企業チームです。我々は、AIを加速させ、AIワークの未来を永久に変えるという唯一の目的のため、新しいクラスのコンピューターシステムを構築するために集結しました。主力製品であるCS-2システムは、世界最大のプロセッサーである85万コアのCerebras WSE-2を搭載しており、お客様のディープラーニング作業を汎用コンピューティングより数桁も高速化することを可能にします。
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Hiromasa Ebi
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