コンプライアンス・チーム向けの戦略的ロードマップとして作成されたこの総合的年次報告書は、SAR、サイバー犯罪、地政学的ホットスポット、暗号資産規制、変化を続ける制裁状況に関する金融犯罪の知見を提示

ロンドン & ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 金融犯罪検知を変革する世界的データテクノロジー企業であるComplyAdvantageは本日、待望の年次報告書「The State Of Financial Crime 2022」(2022年金融犯罪の現状)を発表しました。この報告書は、世界のコンプライアンス・チーム向けの戦略的指針として作成されたもので、2022年に政府や金融機関が直面すると想定される新たな脅威と、コンプライアンス・チームがどのように対処し、先見的に行動できるかについての規範的推奨事項を提示しています。



この報告書は、2021年11月に実施した調査と一部の面談に基づき、北米、欧州、アジア太平洋地域から参加した800人の経営幹部および上級コンプライアンス意思決定者の知見と所見を紹介しています。回答者は、法人向け銀行業務、投資、暗号資産、保険、フィンテックなどさまざまな組織を代表しています。

The State Of Financial Crime Report 2022は、コンプライアンス責任者が来年に向けて最も危惧している金融犯罪の動向を明らかにしています。具体的には、49ページにわたるこの報告書では、リモートワークやハイブリッドワークによるサイバーセキュリティーの課題、継続するサプライチェーンの混乱がもたらす影響、ランサムウエアの脅威の高まり、主要な世界的制裁制度の進化などの新たなテーマを取り上げています。また、今年で2年目となるこの調査では、パンデミックの期間にコンプライアンスの動向や課題がどのように変化したかについても考察しています。

RUSIの金融犯罪・セキュリティー・センター所長のトム・キーティンジ氏は、次のように述べています。「パンデミックによるデジタル化の加速、暗号資産サービスのイノベーションと市場導入の継続、進行中の地政学的な問題により変化を続ける制裁の状況を考えると、2022年も困難な年になると思われます。フィンテック業界が今後事業で直面する多面的な脅威の動向に関する最新情報を得る上で、リスク対策の情報は重要な要素となるでしょう。」

本報告書の主な知見の一部を以下に示します。

  • SARの申告が増加:2021年の調査から、金融犯罪の状況は引き続き不安定であり、加えて新しい技術や決済手段が急増していることが分かります。企業の80%が、2021年には疑わしい活動の報告(SAR)の申告が増えたと答えています。2020年に同じように回答した企業は70%でした。回答者の約3分の1(31%)が、2020年と比べて2021年にはSARの申告件数は10~20%増えたと答えています。
  • サイバー犯罪の懸念が高まる: サイバー犯罪は、詐欺行為を抜いて危惧すべき犯罪構成行為のトップとなりました。防御中の犯罪構成行為について尋ねたところ、詐欺行為に対する危惧は著しく減少しており、2020年には61%が詐欺行為を挙げたことに対し、2021年には37%となりました。
  • 地政学的ホットスポットが激化:世界の企業が最も危惧している上位3つの国は、中国、ロシア、北朝鮮でした。
  • 暗号資産が標準に:2021年には暗号通貨と仮想資産が主流になりました。暗号資産サービスを検討しておらず、今後も検討しないと答えた調査回答者は、わずか2%でした。

ComplyAdvantageの創立者で最高経営責任者(CEO)のチャールズ・デリングポールは、次のように述べています。「報告書はすばらしいものですが、規制による罰金や事業停止を避けることはさらにすばらしいことです。リスク対策情報に特化した企業として、当社は重要な知見を提供し続け、お客さま、パートナー、そしてより広範なフィンテック・エコシステムが、望ましくない金融犯罪から事業を守れるようにします。新しい金融サービスの動向が高まるにつれ、マネーロンダリングや関連する犯罪も増えています。情報を持ち、これからの1年に既知のリスクを評価できるチームが、自社の事業の完全性を守る最適な立場にあると言えます。」

すでに一部の世界最大手の銀行、企業、急成長するフィンテック企業がComplyAdvantageを選んでいます。当社は、機械学習と自然言語処理を活用して、規制下にある組織が自社のリスク義務を管理し、金融犯罪を防止できるよう支援しています。当社独自のナレッジグラフであるComplyData™は、数百万のデータポイントと数十億個の知見から導き出されたもので、制裁措置、ウォッチリスト、重要な公的地位を有する者、ネガティブニュースに関するダイナミックな知見をリアルタイムに提供します。

2021年、ComplyAdvantageは、日々監視する1億5000万の事業体にわたる10億回以上の検索により、記録的な成長を遂げました。当社のAML(マネーロンダリング防止)ソリューションの使用数は過去最高の水準に達し、当社の顧客スクリーニング・モニタリング・ソリューションの検索数は前四半期比で倍増し、取引リスク管理の検索数は4倍に増加しました。2022年には、成長の勢いはさらに続き、記録的水準に達すると予想しています。

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ComplyAdvantageについて

ComplyAdvantageは、金融業界をリードするAI主導の金融犯罪リスク・データおよび検知テクノロジーの提供企業です。ComplyAdvantageは、マネーロンダリング、テロ資金供与、汚職、その他の金融犯罪のリスクを中和することを使命としています。75カ国の500社以上の企業がComplyAdvantageを利用し、世界で唯一の世界規模でリアルタイムの人と企業のデータベースを通じて、ビジネス相手のリスクを把握しています。当社は毎日、数百万個の構造化・非構造化データから数万件のリスク事象を積極的に特定しています。

ComplyAdvantageは、ニューヨーク、ロンドン、シンガポール、クルージュナポカに4つのグローバル拠点を擁し、ゴールドマン・サックス、オンタリオ州教員年金基金、インデックス・ベンチャーズ、バルダートン・キャピタルの支援を受けています。詳しくは、complyadvantage.comをご覧ください。

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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 ComplyAdvantageが2022年金融犯罪の現状報告書を発表