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TSコンダクターの最高経営責任者(CEO)のジェイソン・フアン博士は、次のように述べています。「ブレークスルー・エナジー・ベンチャーズ、ナショナル・グリッド・パートナーズ、ネクステラ・エナジーの子会社によるTSコンダクターへの投資に期待を感じています。私たちの使命は、電力網を今以上にグリーンにすることです。TSは、エネルギー効率と、より速く安価な再生可能エネルギー統合を組み合わせることにより、それを実現します。」
エネルギー産業の発電セグメントが、汚染が少なく効率的なソリューションに向けて進んできた一方で、送配電網事業者が使用する架空導体技術は、1908年に鋼心アルミより線(ACSR)ケーブルが登場して以来、実質的に変化していません。ACSRは現在も、世界中に設置されている電線の95パーセント以上を占めています。
マーケット・スタディー・レポートによると、2020年の世界のワイヤーおよびケーブル市場の売上高は、1830億ドルと推定され、2028年までの複合年間成長率は、4パーセントを超えると予想されています。国際エネルギー機関(IEA)によると、電力セクターへの世界的な投資は2020年に7800億ドルに達し、再生可能電力(48パーセント)と電力ネットワーク(32パーセント)への投資が大半を占めていました。相当な規模である一方で、IEAは、現在の水準の再生可能エネルギーおよびエネルギー効率への投資は、地球の気温上昇を2℃よりも大幅に低く抑えるために必要とされるものにはまだ達していないと指摘しています。
国連気候目標により、電力ネットワーク損失を削減し、再生可能エネルギー拡大の主要な障壁の1つである風力および太陽光発電所の接続を加速できる新しいケーブル技術の必要性が生じています。ネットワーク損失は年間約2000TWhに上り、これは英国の電力消費量の6.7倍に相当します。
ブレークスルー・エナジー・ベンチャーズのカーマイケル・ロバーツは、次のように述べています。「送電は、私たちの気候に関する使命にとって根本的に重要なものですが、何年にもわたり、送電における革新は限られてきました。TSコンダクターのように、展開可能性、コスト、効率性の面でこれほどの可能性を秘めた送電技術は、めったに見つけることができません。TSコンダクターは、重要な時期での電力需要の増加と、再生可能エネルギーの普及促進の主要なイネーブラーとなるでしょう。私たちは、群を抜いたチームと卓越したテクノロジーと共にこのラウンドをリードすることをうれしく思います。」
ナショナル・グリッドの最高技術・革新責任者であり、ナショナル・グリッド・パートナーズのプレジデントで創立者であるリサ・ランバートは、次のように述べています。「ナショナル・グリッドは、2040年までに当社の温室効果ガス排出量を90パーセント削減し、2050年までにネットゼロに到達することを約束し、英国と北米のグリッドへの風力、太陽光、電力貯蔵の取り込みを加速することに取り組んでいます。送配電網事業者が電力消費量を削減できるようにするソリューションはわずかしかなく、TSコンダクターは、これまで私が出会った中で最も目覚ましい電力系統の脱炭素化に向けたソリューションです。TSコンダクターの製品が、最高の経営チームと組み合わされて、同社を市場のリーダーになるための位置につけています。」
TSコンダクターは2018年に、ジェームス・フアンの特許導体設計を基盤として、ルロン・チェン、ジェームス・フアン、ジェイソン・フアンによって創立されました。この新しいクラスの導体は、炭素複合材料と複合コアのアルミニウム・カプセル化の独自の組み合わせに基づいています。この導体は、ACSRケーブルと同じ道具および作業手順を用いて設置することができます。業界標準の現場慣行に適合しており、次の目的で使用できます。
TSコンダクターは、サード・デリバティブの最初のコホートの一員でもあります。ロッキー・マウンテン研究所とニューエナジー・ネクサスが設立したサード・デリバティブは、世界的な気候テクノロジー新興企業のアクセラレーターであり、気候テクノロジーの革新を迅速に見つけ、資金提供し、規模拡大する包摂的なエコシステムの構築を使命としています。
TSコンダクターについて
TSコンダクターの製品は、送電網事業者が、既存のインフラ資産を活用しながら線路損失を減らし、風力、太陽光、電力貯蔵の統合を加速することにより、エネルギー移行に積極的に参加できるようにします。当社の製品は、同じ道具と設置手順を用いながら、ACSR導体の代わりに使用できます。TSコンダクターは、マイノリティー・ビジネス・エンタープライズ(MBE)であり、持続可能な開発と温室効果ガス(GHG)削減に焦点を当てた公益企業です。詳細情報については、www.tsconductor.comをご覧ください。
ブレークスルー・エナジー・ベンチャーズについて
世界のトップ・ビジネスリーダーの多くに支えられたブレークスルー・エナジー・ベンチャーズ(BEV)は、世界を排出量ネットゼロへと導く最先端企業に投資しています。BEVは20億ドルを超える出資約束資金を有し、農業、建物、電力、製造、輸送からの排出量を大幅に削減できる企業を構築する大胆な起業家をサポートしています。BEVの戦略では、政府が資金提供する研究と忍耐強くリスク許容度が高い資本を結び付けて、変革的なクリーンエネルギーの革新を可能な限り迅速に市場に投入します。
最初のファンドは2016年に、ブレークスルー・エナジーのイニチアチブと組織のネットワークの一部として設立されました。これには、投資ファンド、非営利および慈善プログラム、政策活動が含まれ、気候変動に対処し、2050年までに排出量ネットゼロに至る道を達成するために必要なテクノロジーの規模を拡大するという共通の献身によって結び付いています。詳細については、www.breakthroughenergy.orgをご覧ください。
ナショナル・グリッド・パートナーズについて
ナショナル・グリッド・パートナーズ(NGP)は、世界最大の投資家所有のエネルギー企業の1つであるナショナル・グリッドのベンチャー投資およびイノベーション部門です。NGPは、戦略的および財務的影響のために投資を行い、全社的な画期的イノベーションの取組みを主導します。当組織は、イノベーション(新事業の創立)、インキュベーション、コーポレート・ベンチャー・キャピタル、事業開発、ベンチャー・アクセラレーションなど、新興企業の構築に向けた多機能アプローチを提供しています。NGPは、シリコンバレーに本社を置き、ボストン、ロンドン、ニューヨークにオフィスを構えています。ngpartners.comをご覧いただき、www.twitter.com/@ngpartnersとwww.linkedin.com/showcase/national-grid-partnersで当社をフォローしてください。
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Hervé Touati - herve@tsconductor.com