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ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ムーディーズESGソリューションズは本日、気候変動がもたらす物理的リスクのデータ範囲を拡大し、新たにサブソブリンの気候リスク・スコアを追加すると発表しました。この物理的気候リスク・スコアは、洪水、熱ストレス、ハリケーン、台風、海面上昇、水ストレス、山火事への人口加重エクスポージャーを定量化します。このスコアは、ムーディーズが現在取り扱っている、200カ国のスコアを含む世界各地の地点の物理的リスクデータを補完するものです。
ムーディーズESGソリューションズ・グループでムーディーズ気候ソリューションのグローバル責任者を務めるエミリー・マッツァクラティは、次のように述べています。「気候非常事態は、すでに地域社会、経済、サプライチェーンを混乱させています。そして、その深刻さと頻度は増しています。損失を軽減するには、地理的にどの地域が特定の危険に最もさらされているかについて、将来を見据えた視野が求められます。当社の新しいサブソブリン・データセットは、ユーザーが資産や投資先に迫る気候リスクのレベルを地点ベースでよりよく把握できるようにし、予防的なリスク管理と回復力のある投資のために情報を提供します。」
ムーディーズの革新的なデータセットは、グローバル・モデルと共に衛星画像を活用し、人口や経済の情報と詳細な気候データを重ね合わせています。銀行、資産運用会社、資産保有者、その他の組織は、このスコアと基礎データを利用して特定地域の気候リスクを評価し、個々の資産評価のベンチマークを作成して、特定の資産がその地域の他の資産と比較してどのように評価されるかを把握できます。
新しいサブソブリン・データセットには、州、郡、都市部、大都市圏、小都市圏の統計地域、および郵便番号地区レベルの米国の自治体データが含まれています。欧州連合については地域統計分類単位の3つの国家未満の区分すべて(NUTS 1、2、3)を網羅し、世界の州・県および3300都市圏の行政区域も含まれています。
その他の注目すべき発見として、米国の郵便番号地区の26%が洪水のリスクに高度にさらされ、NUTS 3地域(欧州の小地域)の21%が熱ストレスの高いリスクにさらされていることが、スコアで示されました。これは、ムーディーズのデータから特定の場所に個々の気候リスクが及ぼす潜在的な影響を正確に把握できることを証明しています。最近のムーディーズのブログ記事では、この新しいスコアを活用して、米国の半導体メーカーの施設における物理的気候リスクへのエクスポージャーと軽減策を検討しています。
ムーディーズESGソリューションズの気候リスクデータの詳細については、moodys.com/climate-solutionsをご覧ください。ムーディーズの気候に関する取り組みの詳細は、当社の気候ハブでご覧いただけます。
ムーディーズESGソリューションズについて
ムーディーズESGソリューションズ・グループは、ESGと気候に関する洞察に対する世界的な需要の高まりに対応するムーディーズ・コーポレーションの事業部門です。同グループは、ESG、気候リスク、サステナブル・ファイナンスに関するムーディーズのデータと専門知識を生かし、ムーディーズ・インベスターズ・サービスおよびムーディーズ・アナリティックスと連携して包括的かつ総合的なESGおよび気候リスク・ソリューションを提供します。これには、ESGスコア、アナリティックス、持続可能性格付け、サステナブル・ファイナンス評価・認証サービスが含まれます。詳細情報については、ムーディーズESGおよび気候リスク・ハブ(www.moodys.com/esg)をご覧ください。
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