新しい仕様により、ドライバーと同乗者がモバイルデバイスをハンズフリーのデジタルキーとして使用できる


米オレゴン州ビーバートン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- カー・コネクティビティー・コンソーシアム(CCC)は本日、当団体のCCCデジタルキー・リリース3.0仕様が完成し、CCC会員が利用できるようになったと発表しました。新しい仕様では、無線技術のBluetooth® Low Energy(ブルートゥース・ロー・エナジー)と組み合わせた超広帯域無線(UWB)を介して、適合するモバイルデバイスからのパッシブ・キーレス・アクセスとエンジン始動が可能です。


CCC代表のダニエル・ノブロックは、次のように述べています。「CCCデジタルキーによって、既にモバイルデバイスを車のキーとして使用できるようになっています。CCCデジタルキー・リリース3では、ユーザー体験がさらに向上しています。超広帯域無線とBluetooth Low Energyを組み合わせたことで、モバイルデバイスをバッグやポケットに入れたまま車に近づいてロックを解除し、エンジンをかけることができるようになりました。デジタルキーがさらに一層便利になったのです。」


デジタルキー・リリース3.0のハイライト


標準化されたエコシステムとしてのCCCデジタルキーにより、シームレスかつ安全でプライバシーを保護した方法で、モバイルデバイスを使って車のデジタルキーを保存・認証・共有することが可能です。CCCデジタルキー・リリース3.0仕様は、リリース2.0仕様を補完します。リリース3.0は、Bluetooth Low Energyと組み合わせてUWBを実装することで、ハンズフリーの位置認識可能なキーレスアクセス機能と位置認識の諸機能を追加して、ユーザーに配慮した体験を向上させています。NFC技術のサポートは、後方互換性と低バッテリーモードを確保するために維持されています。


最新のリリースは、Bluetooth Low Energyで車とモバイルデバイスの間でデジタルキー認証を行うことにより、セキュリティーと使いやすさの課題に応えています。モバイルデバイスは、ハードウエアやソフトウエアを用いた攻撃に対して最高レベルの保護を提供するセキュアエレメントの中に、デジタルキーを作成して保存します。UWBが正確な距離を安全に測定するため、車は認証済みモバイルデバイスの位置を確認することができます。これにより、リリース3.0は攻撃を防ぐだけではなく、乗車や車の操作・始動の際の利便性を新たなレベルに高めます。


CCCデジタルキー・リリース3.0仕様は現在、CCC会員が利用できます。CCCに参加して、仕様開発を支え、最終仕様にアクセスしたい企業は、www.carconnectivity.org/membership/how-to-join-ccc/をご覧ください。


カー・コネクティビティー・コンソーシアムについて


カー・コネクティビティー・コンソーシアム(CCC)は、スマートフォンと車載機器を接続する世界標準とソリューションの開発に異業種間の連携で取り組んでいます。CCCの理事会は、創立会員企業であるアップル、BMW、ゼネラルモーターズ、本田技研工業、現代自動車、LG、NXP、パナソニック、サムスン、フォルクスワーゲンの在籍者で構成されます。100社を超える当団体の会員は、世界の自動車とスマートフォンの市場の大きな部分を占めています。CCCプロジェクトの詳細情報と参加方法については、www.carconnectivity.orgをご覧ください。


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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 カー・コネクティビティー・コンソーシアムがデジタルキーのリリース3.0を公開