気候変動と闘うための競争の中、活況を呈するクリーンエネルギー・セクターが5つの主要なロジスティクスの課題に直面する一方で、CHロビンソンの再生可能エネルギー事業は654%増加
米ミネソタ州イーデンプレーリー--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 世界のリーダーが気候変動と闘うために積極的な目標を設定している時に、グローバル・ロジスティクス企業のCHロビンソンは、再生可能エネルギー・ロジスティクス事業で3桁の成長を実現し、再生可能エネルギー業界が5つの主要な課題に対処するサポートをしています。風力および太陽光発電の需要を満たすためには、今日の世界的なサプライチェーンの混乱の克服だけでなく、地球上で最も遠く離れた場所に広がるプロジェクトに固有のリスク、損害、複雑性、コストを削減することも必要です。
製造から設置、リサイクルに至るまで、再生可能エネルギーの輸送およびロジスティクスを管理するCHロビンソンでは、過去3年間だけで、再生可能エネルギー事業が世界全体で654%急増しました。この活動により、173万台の電気自動車を充電するために十分な太陽エネルギーとロンドンと同規模の都市に4カ月間電力を供給するために十分な風力エネルギーの、合計1万4000メガワットのエネルギーが創出されます。
再生可能エネルギーの成長は、パリ協定の194カ国による温室効果ガス削減の誓約、化石燃料と比較して再生可能エネルギーのコストを削減するテクノロジーの進歩、公益企業や一般企業のコミュニティーによるクリーンなエネルギー源への投資の拡大によって促進されています。米国の優遇税制もまた、新しい投資家を引き付けています。このような税額控除が最近拡大され、バイデン政権が気候関連の支出として2兆ドルを提案していることが、今後数年間にわたって米国市場を推進すると見られます。世界全体では、このセクターへの投資は7倍に増加し、2025年には2兆1500億ドルに達すると予想されています。
CHロビンソンのグローバル・フォワーディング担当プレジデントのマイク・ショートは、次のように述べています。「このような複雑なプロジェクトは、リスクが大きすぎるために成功しないわけにはいきません。持続可能性の目標と、それらの目標を達成するために十分な再生可能エネルギーとの間のギャップは、現実性のあるサプライチェーンによってのみ埋めることができます。サプライチェーンは、鉱山から製造工場、そして地球上の最も遠く離れた場所まで、大陸にまたがって広がっています。風力発電所が、海洋に建設されています。何百万枚ものパネルを備えた太陽光発電所が、砂漠の中に建てられています。ソーラーパネルを1枚作るだけでも、貴金属を含むおよそ40個の異なる部品が工場まで運ばれる必要があります。このようなプロジェクトは、厳しいスケジュールと予算に基づいて策定されており、途中で遅れが生じた場合、企業は何百万ドルという想定外のコストのリスクを負います。」
5つのサプライチェーンの障壁が、世界のグリーンエネルギーの需要に迅速に応える上で、最大の脅威となります。
特別な設備のニーズ：風力タービンはどんどん大きくなっており、85階建てのビルと同程度の高さのものもあります。翼の受風面積は1エーカーを超えます。特大の部品の移動には、非常に不足している平台トラックなど、特別な専門知識と設備の両方が必要とされます。今年は積荷とトラックの比率が100：1を超え、すなわち利用可能な平台トラック1台ごとに、100個の積荷が輸送を待っています。一方でソーラー設備には、高感度電子機器や損傷を受けやすいガラスが含まれており、歴史上最も逼迫した市場の1つの中で同じく輸送能力を奪い合っています。
予測不可能性：5年前、アジアからのソーラーパネルなどの製品の移動は、大量で低コストでした。現在、海運会社が少なくなり、世界的にコンテナが不足していることから、船の容量は十分でなく、以前よりも費用がかかります。港の混雑により、船舶がいつ到着するか、積荷がいつ降ろされるか、それを輸送するために十分なトラックのシャーシがいつ利用可能になるかを把握することが難しくなっています。
世界的なサプライチェーンの可視性：1日45台のコンテナがさまざまな場所からプロジェクトの現場に到着する必要がある場合、各積荷の場所を常に把握することが、緊急時対応計画、スケジュール管理、コスト削減、そして、特定の日に設置現場で必要となる作業員の数が25名か75名かといった意思決定を行うために非常に重要となります。一元化された可視性と管理がなければ、盲点によって予測不可能性が助長され、プロジェクトは、複数のベンダーのそれぞれのプロセス次第になってしまいます。
厳しい予算：ソーラーパネルに用いられるポリシリコンからアルミニウム、輸送費用まで、コストの上昇によってプロジェクトの収益性に圧力がかかっています。部品の到着が遅れたり破損したりするなど、プロジェクトが計画どおりにいかない場合、想定外のコストによって利益幅が失われる可能性があります。罰金は、絶え間ない脅威です。
厳密なスケジュール：開発者や投資家は税額控除の期限に間に合わせるためにプロジェクトの開始を急ぐため、部品や設備の納品の遅れに対して、合計6、7桁に達することもある罰金規定を契約に設けます。また、このような広大な1回限りのプロジェクトは、その性質上、特に遠隔地ではニーズを十分に迅速に満たすための資源とインフラストラクチャーの不足から影響を受けやすくなっています。
再生可能エネルギー企業と投資家は、クリーンエネルギー・プロジェクトを軌道に乗せるために、輸送管理だけでなく、計画、プロジェクト管理、税関の専門知識、倉庫保管、現場のロジスティクスの提供についても、CHロビンソンを頼りにしています。
NextEnergy Capitalのファンドの1つであるNPIIIのマネジングディレクターのフィリント・マーティンは、次のように述べています。「NextEnergy Capitalは、世界中で1.5ギガワットを超える太陽光発電所を建設し、所有、運営しています。私たちは最近、アジアから米国の東海岸に到着した太陽光パネルのコンテナ約200台を受領し、その設備は2つの異なる現場に向かうものでした。私たちはCHロビンソンに、その地域の倉庫を見つけ、プロジェクト現場の準備が整うまで全貨物を追跡する仕事を委託しました。」
CHロビンソンは以下のサポートも行いました。
世界的な飲料企業が持続可能性の誓約を果たすために、ある再生可能エネルギーの開発者が2000エーカーのソーラーパネルを予定どおりに予算内で納品するサポート
あるメーカーが、貨物の損傷を1%まで減らし、期日どおりの納品を99%まで高めるサポート
あるメーカーが、1日1貨物あたり最大1万ドルの罰金を回避するサポート
CHロビンソンの再生可能エネルギー専門家であり、バイスプレジデントとして当社のエネルギー・セクター向けのサービスおよびテクノロジーを監督するジム・マンチーニは、次のように述べています。「このような企業は、特に歴史上最も不安定な市場の1つにおいて、プロセス内にブラックホールを許容することはできません。だからこそ、当社はあらゆる不測の事態を予測し、単一のグローバルなマルチモーダル・テクノロジー・プラットフォームであるナビスフィアを通じて、可視性を提供することに力を注いでいます。このような複雑なプロジェクトを順調に進めるためには、部品が必要な場所にあり、適切な輸送手段と専門的な設備が利用でき、現場のチームが完成品を受け取って設置する準備ができた時にそれがプロジェクトの現場に到着することが不可欠です。当社の規模と世界的な一連のサービスを活用して、再生可能エネルギー企業が地球を保護し、保全するサポートをすることを誇りに思っています。」
CHロビンソンについて
CHロビンソンは、単純な問題から最も複雑なものまで、世界中のあらゆる産業の企業の物流問題を解決します。当社は210億ドルの貨物を管理し、年間1900万件の出荷を取り扱う世界最大の物流プラットフォームの1つです。当社のグローバルな一連のサービスは、世界経済を推進する製品や物品をシームレスに配送するために、取引を加速させています。マルチモーダル輸送管理システムと専門知識を組み合わせ、当社は情報の優位性を活用して、10万5000社を超えるお客さまと7万3000社の契約運送業者に、よりスマートなソリューションを提供しています。当社のテクノロジーは、サプライチェーンのエキスパートによってサプライチェーンのエキスパートのために構築され、お客さまのビジネスにさらに迅速で意味のある改善をもたらします。当社はまた責任ある地球市民として、当社と当社の財団、そして従業員にとって重要な問題を支援するために数百万ドルを提供することを誇りに思っています。詳細情報については、chrobinson.comをご覧ください（Nasdaq：CHRW）。
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