EsriがIBMと共にコール・フォー・コード・グローバル・チャレンジに参加し、気候変動と闘う開発者エコシステムとオープンソース・コミュニティーを支援

米カリフォルニア州レッドランズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ロケーション・インテリジェンスの世界的リーダーのEsriは本日、第4回年次コール・フォー・コード・グローバル・チャレンジに参加すると発表しました。デビッド・クラーク・コーズが創設し、IBM、国連人権部門、リナックス・ファウンデーションとの提携で活動を開始したコール・フォー・コードは、オープンソースを利用した技術で人道的問題に即効性のある持続的な世界規模の影響を与えることを目指しています。今年のコンテストでは、世界中のソフトウエア開発者やイノベーターが、レッドハット・オープンシフトなどのオープンソースソフトウエア、IBMクラウド、IBMワトソン、IBMブロックチェーン、ザ・ウェザー・カンパニーのデータを利用して気候変動の課題に取り組みます。



コール・フォー・コードでは、2018年の設立以来、179カ国から計40万人以上の開発者や問題解決者が参加し、1万5000件以上のアプリケーションを開発してきました。今年のコンテストは、気候変動対策に関連するサブテーマとして、水の利用可能性と消費、食品の生産と流通、経済的な生産と消費という3点を掲げています。


入賞チームは、20万ドルの賞金を授与されるとともに、IBMサービス・コープス、技術エキスパート、パートナーから、チームの技術を開発し、コードを誰でも使用できるようにオープンソースとして公開し、世界中のコミュニティーでソリューションを現場展開するためのサポートを受けることができます。


コール・フォー・コード・グローバル・チャレンジにおける自社の役割として、Esriは以下のような形で地理空間アナリティクスのソフトウエアとリソースを各参加チームに提供しています。



  • 無料のArcGISプラットフォーム開発者アカウント


  • 参加チームのArcGISアカウントに適用される100ドル分のクーポン(先着100チーム限定)。クラウドホスティング、アナリティクス処理、ロケーション・サービスを利用してソリューションを一気にスタートさせることができます。


  • 専門コミュニティー・サポートへのアクセス。アプリ開発の迅速化の相談に応じるメンターと交流できます。


Esriの開発者技術担当プロダクトマネジャーのDavid Cardellaは、次のように述べています。「Esriは先日、ソフトウエア開発者が地理空間技術に容易にアクセスできるようにするサービスとしてのロケーション・プラットフォーム製品をリリースしたところです。当社のソフトウエアを実際に活用してくださっている事例の中で特に興味深いものが、気候変動に関連する課題の解決を支援するアプリの開発です。次世代の地理空間ソリューションを構築している開発者の皆様にコンテンツと機能を提供する柔軟性と拡張性に優れたロケーション・サービスをご案内することをうれしく思います。」


コール・フォー・コード・グローバル・チャレンジとEsriが提供する特典の詳細情報および参加方法については、ArcGISのブログをご覧ください。IBMのAIアプリケーションおよびブロックチェーン担当ゼネラルマネジャーのKareem Yusuf氏とEsriの創業者で社長のJack Dangermondが両社のパートナーシップと気候変動対策技術の重要性について語る動画をこちらでご覧ください。


IBMのチーフ・デベロッパー・アドボケートでISV/ビルド・エコシステム担当ゼネラルマネジャーのWillie M. Tejada氏は、次のように述べています。「2021年コール・フォー・コード・グローバル・チャレンジでEsriおよび当社の世界的エコシステムと協力して、気候変動対策ソリューションの促進、育成、展開にあたることをうれしく思います。気候変動は極めて大きな課題であり、即効性のある持続的な影響を及ぼすには、世界的に著名な人道的問題専門家、ビジネスリーダー、そしてEsriなどの技術パートナーの参加が必要です。」


コール・フォー・コードの独自性は、世界中のコミュニティーにおける展開を通じて現場に影響を与えている点にあります。昨年の入賞ソリューションのAgrollyは、天候と作物収穫の予測と推奨事項を提供して小規模農家を支援するものでした。農業は、降雨と気温に左右されるために気候変動による悪影響を特に受けやすい産業です。10月以来、Agrollyのチームは新規市場にソリューションの提供範囲を拡大し、モンゴル、インド、ブラジルの農村地帯でアプリを気候変動対策として試用・使用している農業従事者500人以上に実践的トレーニングを提供しています。


Esriについて


地理情報システム(GIS)ソフトウエア、ロケーション・インテリジェンス、マッピングの世界的市場リーダーのEsriは、顧客がデータの潜在力すべてを活用して業績や事業成果を改善する手助けをしています。1969年に米国カリフォルニア州レッドランズに設立されたEsriのソフトウエアは、フォーチュン500企業、政府機関、非営利組織、大学など、世界全体で計35万を超える組織に、また米州、アジア太平洋、欧州、アフリカ、中東の計20万を超える機関に導入されています。Esriは、6大陸100カ国以上に現地サポートを提供する地域事業所、国際的販売業者、パートナーを有しています。地理空間情報技術に対する先駆的取り組みにより、Esriのエンジニアはデジタル変革、モノのインターネット(IoT)、高度アナリティクスに対する最も革新的なソリューションを構築しています。当社サイトのesri.comをご覧ください。


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コール・フォー・コード・グローバル・チャレンジについて


開発者たちは、人々の生活のあり方と、事実上すべての人および物との関わり方を変革しました。大半の人々が課題を見出すところに、開発者たちは可能性を見出します。そこでデビッド・クラーク・コーズ最高経営責任者(CEO)のデビッド・クラークは、2018年にコール・フォー・コードを創立し、創立パートナーのIBMおよび慈善パートナーの国連人権部門と共に活動を開始しました。その後コール・フォー・コードは、年次ユニバーシティー・チャレンジ地域賞人権正義のためのコール・フォー・コードの創設など、活動範囲を広げてきました。この複数年にわたる世界規模の取り組みは、開発者たちに、最新技術の粋を活用して、コードを通じて世界中で長期的に持続するプラスの変化をもたらすよう強く呼びかけるものです。コール・フォー・コード・グローバル・チャレンジの入賞ソリューションはその後、プラスの変化を促進できるよう、さらなる開発、育成が進められ、持続可能なオープンソース・プロジェクトとして展開されます。過去の入賞者とその後の進捗状況の詳細については、IBMデベロッパーをご覧ください。


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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 EsriとIBMが協力し、コール・フォー・コードで気候変動の課題に取り組む