• グラス・ルイスは、東芝が信頼を取り戻すまで、株価の低迷は改善されないと言及


  • グラス・ルイスは、資本政策に関する東芝の方針転換及び主張の不誠実さを指摘


  • ファラロンは、株主の皆様に、臨時株主総会でのファラロンの株主提案への賛成を要請

サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 2021年3月4日(現地時間)- ファラロン・キャピタル・マネージメント・エル・エル・シー(以下「ファラロン」といいます。)は、本日、議決権行使助言会社であるGlass, Lewis &Co., LLC(以下「グラス・ルイス」といいます。)から、東芝(6502:東証第1部、以下「東芝」又は「会社」といいます。)による2021年3月18日開催予定の臨時株主総会に関するレポートが発表されたことを受け、本日、以下のコメントを発表しました。



ファラロンは、「グラス・ルイスのレポートは、東芝が2020年11月に資本政策を変更したことを受け、東芝は株主に対して説明責任を果たすよう求めるべきとの当社の見解を、明確に支持しています」としています。


さらに、「 グラス・ルイスは、株主からの信頼を失ったままでは、東芝の株価は低迷を続けることになります。 Institutional Shareholder Services Inc.(以下「ISS」といいます。)と同様に、こうした株主からの信頼の欠如を指摘し、東芝の株価低迷を強調しています。」


「ファラロンは、東芝がその信頼を確保し、最終的に株主価値の向上を実現するためには、株主からの監視の強化が必要であると確信しています。 株主の皆様には、当社が同臨時株主総会に上程する第2号議案への支持をお願いいたします。」


グラス・ルイスは、レポートで、「ファラロンの今回の提案は、非常にバランスの取れた主張である」とし、「包括的で、分析の観点から説得力がある」と認めています。


グラス・ルイスのレポートにおける推奨内容



  • 「東芝Nextプランの内容の核心部分に関する東芝による説明の転換は、一貫性と誠実さの深刻な欠如の現れである。東芝のこれまでの度重なる失敗と、回復の不十分さに鑑みるに、一層の透明性の確保と投資家との対話が求められている。」



  • 「東芝の経営陣と取締役会が、2020年後半、説明や開示内容を変更したことが論争の火種となり、市場からの激しい批判を招いた結果、ファラロンから現在の提案がなされるに至った。」



  • 「ファラロンは、-過去の取締役会の失敗から完全に独立した形で選任された-東芝における新たな監督者がほとんど機能せず、その結果、株価と企業価値の低迷に陥っていること、また、それらは会社の戦略上・財務方針が曖昧なままでは改善が期待できないことについて、公正かつ論理的に指摘している。」



  • 「資本政策の柔軟性に対する制約について、取締役会による説明は誤解を招くもので、ファラロンによる提案の文言の合理的な解釈から逸脱している。」



  • 「ファラロンの提案は、現状を踏まえ、適切かつ柔軟なものであり、信任の低い取締役会及び経営陣にとっても不当な負担とはいえない。」



  • 「株主総会での決議に関して、東芝が独自に展開する議論は、ファラロンの要求に対して数値に基づく反論をほぼ完全に放棄したもので、ファラロンの要求の一部を切り取り-そしておそらくこれをあえて不正確に説明し-、東芝Nextプランの目的をより曖昧に要約している。」



  • [2020年の定時総会における選任において]「CEOを含め多くの取締役が反対票を受けたにもかかわらず、投資家からの信頼を十分に得ているとの見解は、極めてミスリーディングなものである。」


ISSのレポートにおける推奨内容は以下のとおりです。



  • 「[東芝の]株主からの信頼の低下に対応する緊急の必要性」がある。



  • 「近年、東芝が直面し長期にわたる株価の低迷やその他の環境に鑑みるに、ファラロンの疑念には合理的な根拠がある。」


関連する情報は、こちらのURLで入手可能です:https://farallonmaterials.com/.


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ファラロン・キャピタル・マネージメント・エル・エル・シーは、1986年に設立された国際的な資産運用会社であり、1990年に投資顧問会社として米国証券取引委員会(SEC)に登録しています。ファラロンは、資産の保全を重視するボトムアップのファンダメンタル分析を通じて世界中の様々なアセットクラスに投資しています。ファラロンに関する情報は、www.faralloncapital.com で入手可能です。


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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 ファラロン・キャピタル・マネージメント:グラス・ルイスレポートに関する当社見解について ~ファラロンの株主提案に賛成推奨~