韓国安山市--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 光半導体専門企業のSeoul Viosys Co., Ltd. (本社:安山市、代表理事:イ・ヨンジュ、以下「ソウルバイオシス」) は、19日、蔚山(ウルサン)大学の研究チームとの臨床実験を通じて、新概念となるペットのがん早期診断技術を開発したと発表した。




ペットは、人間と同様にがんの発症率が高いと言われるが、発見は容易ではない。ソウルバイオシスは、がん診断技術を開発し、関連技術を基に人間のがん診断にも応用可能な技術を開発中だ。臨床実験に使われた同社のvioleds技術は、光を利用した技術で、従来のがんの早期診断方法よりも高い感度でがんを発見し、すべてのがんを診断することができるため、効率性の点でメリットのある診断手法だ。



今回の臨床実験では、バイオマーカー(生体指標)で手軽に採取することができる臨床試料として血液が使用された。健康な犬の血液とがんを患う犬の血液で比較実験を行い、一滴の血液だけでがんを患う犬の見分けができることを実験で確認した。ソウルバイオシスは、関連する複数の特許も既に出願している。



多様な外因性、内因性の要因により発生する酸化ストレスは、細胞内のDNAに損傷を与え、これが適切に修復されなければ、がんを引き起こす病理学的根拠となる可能性がある。酸化ストレスによるがん細胞のDNA損傷のレベルは、健康な細胞よりも高いが、2つの結果の差は小さく、完全に区別することは困難だ。しかし、violeds技術は、この微妙な違いを光学的に最大化して検出することができる。



ソウルバイオシスの関係者は「蔚山大学の研究グループによる個々の単核細胞レベルでのDNA損傷検出のための単純で感度の高い手法となるコメットアッセイによる一次臨床実験の結果を通じて、violeds技術が、がんにかかったペットの血液を区別することができる95%の優れたレベルの高い感度を可能にしていることを実証できたが、特異度の改善が必要である」と述べている。



また、「将来的に、特異度の改善が見られた場合、従来の診断キットと比較して約1/10程度の価格で早期がん診断を行うことができるようになり、医療技術の飛躍的な向上に貢献することができる。この技術が将来的に人のがん診断に使用されることを期待しており、関連性があり適切な研究パートナーを探して、有意な特異度を達成することを目標にしている」と述べた。



ソウルバイオシスについて



ソウルバイオシスは、UV LEDと次世代3Dセンサー/レーザー光源のVCSEL (Vertical Cavity Surface Emitting Laser)とディスプレイ用のマイクロLED (Micro Clean Pixel)のフルラインソリューション専門企業である。2002年に設立され、現在UV LED分野で世界1位の市場シェアを占めており、世界で唯一の紫外線(UV)から可視光線、赤外線までのすべての波長帯(200nm〜1600nm)のチップを生産してソリューションを提供し、関連技術の特許4000件以上を保有し、世界市場での優位性を先取りしている。代表的な独自技術UV LEDの「バイオレッズ(violeds)」は、有害な化学物質を使用せず、光だけを利用して殺菌・消毒(UVC)、皮膚再生(UVB)、空気・水質浄化、捕虫、植物育成など、幅広い産業分野にソリューションを提供している。同社は2018年にレイカン(RayCan)社を買収して、スマートフォンでの顔認識、自動車自律走行などをサポートする次世代VCSEL技術を確保、製品の量産を本格化した。2020年1月には、既存のディスプレイ市場に取って代わる差別化された単一ピクセルRGBのマイクロクリーンピクセル(Micro Clean Pixel)を発売し、市場の攻略に乗り出した。詳細は、ソウルバイオシスのウェブサイト(www.seoulviosys.com)を参照。


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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 ソウルバイオシス、UV LEDによるvioleds技術でペットのがん診断技術を開発