台湾・台北--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 2019年「愛古蹟、集記憶(歴史的建造物への愛、記憶の収集)」写真コンテストの授賞式が、文化部(MOC)の主催により2020年1月19日に台北で開催されました。





このコンテストは、国家文化記憶庫計画とウィキ・ラブ・モニュメント(歴史的建造物を対象とするこの世界最大の写真コンテスト)の共催で開催され、台湾各地から3000件を超える応募が集まりました。



「インフラは国家を強くします。文化は国家を偉大にします」と、文化部次長の李連權が開会スピーチの中で語り、国家文化記憶庫は台湾島のさまざまな世代の人々の集団的記憶を保存するものであると説明しました。コンテストには、日常生活の中の芸術や台湾の壮麗な歴史的建造物を示す写真が集まりました。



式典において、ウィキメディア台湾の張遠理事長は、「今回のコンテストに『集記憶』の新カテゴリーを追加したことは、台湾の無形・有形の文化資産を世界に向けて紹介する舞台を提供したことを意味します」と述べました。



17歳のころから歴史的建物への関心を高めてきた文化歴史家の鄭勝吉氏は、「伝承できるものは、建築の背後にある物語です。この信条は今回のコンテストでも明らかになっています」と語っています。



元智大学通識教学部の楊長苓教授は、次回は女性や労働者の姿がより多く見られることを期待するとの希望を語りました。



苗栗県苑裡鎮の女性高齢者3人を写した写真が「集記憶」カテゴリーの最優秀賞を得ました。この写真には、い草織と挽面(糸除毛)という伝統文化が示され、記録されています。



「愛古跡」カテゴリーの最優秀作品は、台湾の花園水道博物館の美しさ、文化、歴史を示した写真となりました。



クリエイティブ・コモンズ・ライセンスにより、最終候補となった作品は国家文化記憶庫に収蔵されます。また、最上位10点の作品は、台湾を代表してウィキ・ラブ・モニュメント国際写真コンテストに参加します。



このコンテストの1つのハイライトは、顔に入れ墨を入れたタイヤル族の99歳の高齢女性の写真です。この女性は、「集記憶」カテゴリーの最終候補写真の1つになりました。写真はオンラインで連鎖的に広まり、タイヤル族の伝統と文化に人々の関心を集めました。



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 台湾文化記憶写真コンテストの受賞作品を発表