プログラムが第2期助成対象者プロジェクトの結果を発表

アラブ首長国連邦アブダビ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- UAE降水強化科学研究プログラムは本日、第4期助成プログラムのプロジェクト提案の募集が2021年初めの提出に向けて正式に開始されると発表しました。今回は、年内に発表されるプログラムの新しい構造と評価基準に基づき、新たな研究分野が対象となります。





このプログラムは、第2期助成対象者が実施した降水強化研究プロジェクトの結果も発表しました。



助成対象者には、米国SPECインコーポレイテッド上席研究員のポール・ローソン博士、フィンランドのフィンランド気象研究所の気候研究プログラム・ディレクターのハンネレ・コルホネン教授、英国レディング大学の大気物理学教授のジャイルズ・ハリソン教授が含まれます。



NCMディレクターでWMO第II地区協会(アジア)会長のアブドゥラ・アル・マンドゥース閣下(博士)は、次のように述べています。「当プログラムが支援した助成対象者のプロジェクトは、降水強化科学とクラウド・シーディング作業を前進させる上で重要な節目を達成しました。次のサイクルでは、世界レベルで降水強化科学に変革的な影響をもたらし得る革新的なプロジェクト提案を受け取るのを楽しみにしています。」



「降水強化戦略でのエアロゾル・シーディングの最適化(OASIS)」と題されたコルホネン教授のプロジェクトでは、アラブ首長国連邦に設置されたライダー機器(PolyXTとHalo)とCCNカウンターから包括的なエアロゾル特性評価データセットを開発しました。このプロジェクトでは、クラウドスケール・モデルを使用して統計的エミュレーターを構築することで、クラウド・シーディング作業をサポートします。降水量の強化に加えて、この手法は降雨形成に最適な物質を決定するのに役立ちます。



ハリソン教授は、帯電した滴の雨滴への成長をモデル化することで、雨の生成の電気的側面に焦点を当てたプロジェクトに取り組み、アラブ首長国連邦上空での雲と霧の形成を理解するための2020年のUAVキャンペーンの実施地を特定しました。このプロジェクトの結果は、雲の電気的測定に基づいてクラウド・シーディング作業をサポートします。



一方、ローソン博士は、クラウド・シーディングに適した積雲を特定するプロジェクトに取り組みました。このプロジェクトの結果は、コロラド州の国立大気研究センターとの協力によるシミュレーションを通じた雲微物理スキームの開発で、吸湿性シーディングのメリットとその役割を決定するのに役立ちます。



*配信元:AETOSWire



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 UAE降水強化科学研究プログラムが新サイクルを発表