サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ビザ・インク(NYSE:V)は本日、Plaidを買収する正式契約に署名したことを発表しました。Plaidは、人々が金融生活を管理する際に使用するアプリに自分の金融口座を安全に接続しやすくするネットワークです。ビザはPlaidの買収で総額53億ドルの買収対価を支払います。




Plaidの製品により消費者は、Acorns、Betterment、Chime、Transferwise、Venmoなどの数千ものアプリやサービスと自らの金融情報を便利に共有することができます。消費者は、これらのアプリとサービスを利用して、支出を計画し、貯蓄を増やし、投資を監視しています。例えば、ユーザーがVenmoのアカウントを設定すると、Plaidによってユーザーは自分の銀行口座をVenmoのアカウントにリンクすることができます。



金融機関とデベロッパーとの連結性は、フィンテック・アプリケーションを使用する消費者の能力を促進する上でますます重要になっています。2019年には、インターネットを利用できる世界の消費者の75%が、フィンテック・アプリケーションを使用して資金移動を行いました。この割合は2015年には18%でした1。Plaidは、この連結を大規模に実現するリーダー企業です。現在、米国の銀行口座を持つ4人に1人が、Plaidを使用して1万1000行以上の金融機関の2600を超えるフィンテック・デベロッパーに接続したことがあります。



ビザのアル・ケリー最高経営責任者(CEO)兼会長は、次のように述べています。「Plaidを買収できたことと、これにより当社の事業成長の軌道が強化されることを、大変うれしく思います。Plaidは、急成長するフィンテック界におけるリーダー企業であり、クラス最高の能力と人材を有しています。この買収と、すでに進行中の当社の多くのフィンテックの取り組みにより、ビザはデベロッパー、金融機関、消費者により多くの価値を提供できるようになります。」



Plaid共同創立者のザック・ペレット最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「Plaidの使命は、すべての人が簡単にお金を使えるようにすることです。そして今回、このような機会が得られ、今後もこの約束を世界規模で実現できることをうれしく思っています。ビザは、金融エコシステムの重要な一部として、数十億の消費者、企業、金融機関から信頼され、ビザとPlaidの統合により、デジタル金融サービスの急成長をサポートすることができます。」



ビザによるPlaidの買収は、新規事業への参入であると同時に、ビザの既存事業の補完的強化でもあります。まず、Plaidのフィンテック中心の事業により、ビザは米国と世界で新たな市場機会を得ることができます。第2に、ビザとPlaidの統合により、強化された支払い機能と関連する付加価値サービスをフィンテック・デベロッパーに提供する機会が生まれます。最後に、この買収により、ビザは、開発のあらゆる段階を通してフィンテックとより緊密に連携してビザの中核的事業の成長を促進することが可能になります。



ケリーは次のように述べています。「購入者と販売者を安全に不安なく接続することから始まり、今では消費者をデジタル金融サービスに安全に接続することに注力するビザの60年に及ぶ歴史において、この買収は自然な流れです。ビザとPlaidの統合により、両社はフィンテック界の中心点となり、対応可能な市場全体を拡大し、長期的な収益成長軌道を加速します。」



取引が完了すると、ビザとPlaidの統合企業は、デベロッパー、金融機関、消費者に大きな利益をもたらすことが予想されます。



ペイパルのダン・シュルマン社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「当社はビザとPlaidの両社と深い関係を築いています。Plaidの機能とビザの世界的ネットワークのセキュリティーと規模が統合されることで、当社は自社製品を強化する有望な機会が得られます。」



JPモルガン・チェースの共同社長でコンシューマー&コミュニティー・バンキング最高経営責任者(CEO)のゴードン・スミス氏は、次のように述べています。「ビザによるPlaidの買収は、消費者の財務データの使用方法においてセキュリティーと管理を強化する上で重要な進展であると考えています。顧客データを保護し、その情報を安全に共有できるようにすることは、長くチェースにとっての最優先事項でした。ビザと連携し、引き続き共通のお客さまのために優れた体験を構築することを楽しみにしています。」



この取引は、規制当局の承認を得て、その他の慣例的な完了条件を満たすことを前提としています。ビザはこの取引の資金を、手元現金と適切な時期の債券発行によって調達します。この取引は、以前に発表したビザの株式買戻しプログラムや配当方針に影響を及ぼしません。この取引は、今後3~6カ月後に完了する予定です。



ウェブキャストと電話会議の情報



ビザの経営幹部は本日、米国東部時間午後5時30分(太平洋時間午後2時30分)より生放送の音声ウェブキャストを開催し、この発表について説明します。すべての関係者は、http://investor.visa.comで生放送のウェブキャストを聴取できます。ウェブキャストの録音再生は30日間聴取できます。補足的財務情報を含む投資家向け情報は、http://investor.visa.comで入手できます。



ビザ・インクについて



ビザ・インク(NYSE:V)は、デジタル決済で世界をリードしています。その使命は、安全で信頼のおける革新的な決済ネットワークで世界を結び、消費者、企業、経済全体に利便性をもたらすことです。当社の高度な世界的処理ネットワークのVisaNetは、安全で信頼性の高い決済手段を世界で提供し、毎秒6万5000件を超える取引を処理する能力を備えています。当社の技術革新に対する献身は、あらゆる端末ですべての人がどこででも利用できるデジタル・コマースの急速な成長を推進することです。世界規模でアナログからデジタルへの移行が進む今、ビザは当社のブランド、商品、人材、ネットワーク、スケールを活用して、商取引の新たな未来を切り開きます。詳細については、About Visavisa.com/blog@VisaNewsをご覧ください。



Plaidについて



Plaidは、何百万人もの消費者がより健全な金融生活を送る際に信頼するフィンテック・ツールを強化するデータ・ネットワークです。Plaidは、Acorns、Betterment、Expensify、Venmoなどの数千のデジタル金融アプリやサービス、および多くの大手銀行で使用されており、消費者が使用したいアプリやサービスに自分の金融口座を簡単に接続できるようにします。Plaidは、米国、カナダ、欧州の1万1000行以上の金融機関に接続しています。当社は2013年にザック・ペレットとウィリアム・ホッケーによって設立され、米カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置いています。



将来見通しに関する記述



本リリースには、1995年米国民事証券訴訟改革法の定義による将来見通しに関する記述が含まれています。将来見通しに関する記述は、一般に「予定である」、「見込まれる」、およびその他の同様の表現などの文言で識別されます。将来見通しに関する記述には、取引完了の時期と可能性、Plaidの将来の成功、買収がビザの成長に及ぼす影響、およびビザ、開発者、金融機関、消費者にもたらされるその他の利益に関して当社が行う記述が含まれますが、これらに限定されません。



その性質上、将来見通しに関する記述は、(i)発表時点のことを述べたものに過ぎず、(ii)歴史的事実の技術または将来の実績の保証ではなく、(iii)予測または定量化が困難なリスク、不確実性、仮定、または状況の変化を伴います。したがって、実際の結果は、さまざまな要因により、ビザの将来見通しに関する記述とは大きく悪い方向で異なるものになる可能性があります。その要因には、規制当局の承認プロセスの時期と結果、規制および競争環境の変化、Plaidのデータソースとの関係の維持、サイバーインシデント、統合のペースと成功、Plaidの世界的拡大の成功、および2019年9月30日終了年度のフォーム10-Kによる当社の年次報告書やの他の米国証券取引委員会への提出書類に記載された要因が含まれます。



そうした記述を過度に信頼すべきではありません。法律で義務付けられる場合を除き、当社は新たな情報、将来の進展、またはその他の結果として、いかなる将来見通しに関する記述も更新または改定する意図はありません。



1 出典:https://www.ey.com/en_us/ey-global-fintech-adoption-index



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記事名:「 ビザがPlaidを買収へ