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アブダビで開催されたイスラム社会平和促進フォーラムの第6回総会で、フォーラムのシェイク・アブドゥラ・ビン・バイア理事長が「新美徳同盟」憲章を開始します。その文書は公開され、初の締約組織が署名します。
この憲章の目的は、信教の自由、協力、寛容を単なる可能性から必要な倫理的取り組みと法的義務に高めることです。それは特に、世界の多くの地域で攻撃が信教の自由を脅かしている信仰施設・場所の保護に関連するものです。
このイニシアチブは、イスラムの初期の伝統から直接着想を得ています。
元の美徳同盟(hilf al-fudul)は、7世紀初頭(BH 1世紀後半)にメッカのアブドゥラ・イブン・ジュダンの家で設立されました。
その目的は、弱者と無実の者をより強力な者の強欲から守ることでした。
ムハンマドが預言者になる前の話ですが、イスラム預言者のムハンマドと最初の正しく導かれたカリフのアブ・バクルが、この同盟の結成に立ち会いました。ムハンマドは後にこれを称賛し、「私は同盟が結成された時にイブン・ジュダンの家にいました。もしイスラムにおいて同盟から要請されていたら、その呼びかけに答えていたことでしょう。」
今年2月にワシントンDCで、平和促進フォーラム理事長のシェイク・アブドゥラ・ビン・バイア閣下は、アブラハムの3つの信仰の関係者など、宗教指導者や上級政治家を含む200人以上から成るパネルを率い、宗教間の現代の美徳同盟の構築について話し合いました。
新美徳同盟の憲章は、世界規模で元のモデルを踏襲しています。それは人類の利益のために善意の人々を集め、メンバーが平和と幸福の中で共存できるようにするための宗教全体の活動です。
憲章の目的は神学的違いを埋めることではなく、メンバーは神から与えられた人間の尊厳という共通の神学に基づいて協力し、すべての人の利益のための美徳を模索します。
編集者への注記
イスラム社会平和促進フォーラムは、外務・国際協力大臣のシェイク・アブドゥラ・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下の庇護の下、シェイク・アブドゥラ・ビン・バイアが主導しています。このフォーラムは、世界平和の確保という課題への解決策を世界最高のイスラム学の専門知識に求めるものです。フォーラムは、イスラムの誤った解釈や情報に基づかない解釈に起因する暴力と共に、世界中に広がっている過激主義の火を消そうとしています。参加者は、大きな分断と苦しみをもたらす過激主義や政治化に挑戦する方法を議論・考案します。
*配信元:AETOSWire
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Forum for Promoting Peace in Muslim Societies
Zeshan Zafar, Executive Director, zeshan@peacems.com.
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