新たな目標は、最新のメイド・フォア・チェンジ持続可能性・責任報告書の一部

デンバー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --アパレル、フットウエア、アクセサリーを提供する世界最大規模の会社であるVFコーポレーション(NYSE:VFC)は本日、最新版のメイド・フォア・チェンジ持続可能性・責任(Made for Change Sustainability &Responsibility)報告書を発表しました。これには、業界をリードする科学的根拠に基づく目標(SBT)の発表と、持続可能な材料に対する大胆なビジョンが含まれています。




VFのメイド・フォア・チェンジ報告書は、事業、ブランド・ポートフォリオ、世界的サプライチェーン、世界のコミュニティー全体にわたって環境と社会の向上を推進する当社の熱意について詳しく説明しています。また、このレポートでは、昨年の報告(2018年)以後の成果も明らかにしています。



VFのスティーブ・レンドル会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「遂行を重視する当社の5万人の従業員は、単なるアパレル・フットウエア会社を超える存在を目指す責任を共有しています。当社は、事業の強みを生かして、人々や私たちの地球にプラスの影響を及ぼす目的主導の企業を目指しています。状況が進展していることは誇らしく思っていますが、それでもまだまだ私たちができることはたくさんあります。当社のメイド・フォア・チェンジ戦略は、将来を見据えた優先事項の概要を示し、業界で最も難しい問題の一部に対処する中で、当社の取り組みをさらに強力に大きく推し進めるための新たな重点を提示します。」



VFのメイド・フォア・チェンジ戦略は、次の3つの分野に重点を置いています。




  • 循環型ビジネスモデル:VFの環境への影響を軽減する循環型ビジネスモデルを商業化し、新たな成長機会を生み出します。


  • スケール・フォア・グッド:VFの世界的事業規模と影響力を生かして、事業ならびに業界全体で環境への影響を軽減します。


  • 運動の推進役:VFとそのブランドが、人々と地球をより良いものにするための持続可能でアクティブなライフスタイルの運動を強化する立役者になれるようにします。



メイド・フォア・チェンジ報告書の要点



報告書で概説されているように、また国連の持続可能な開発目標に沿って、VFは自社の目標に向けて測定可能な進歩を遂げました。要点は次のとおりです。




  • 世界各地のVF流通センターの50%は廃棄物ゼロの施設です。


  • VFが所有する16棟の建物はLEED認定を受けています。


  • 再生可能材料、責任ある調達による再生可能材料、リサイクル材料の3つの重要なコンセプトを中心とした大胆な持続可能材料に関するビジョンを立ち上げました。


  • VFの従業員および地域社会の開発(WCD)プログラムを通して、バングラデシュ、カンボジア、インド、ドミニカ共和国、ベトナム、中国、ケニア、レソトの従業員の生活を向上させました。



VFの科学的根拠に基づく目標は、科学と整合した目標設定イニシアチブにより承認



VFの新しい科学的根拠に基づく目標(SBT)は、業界で最も意欲的なものの1つであり、世界的事業規模を望ましいことのために活用するという考えに沿っています。SBTは温室効果ガス排出削減目標であり、パリ協定の目標達成に沿ったものです。



カーボン・トラストのコンサルタントであるベン・ピール氏は、次のように述べています。「VFは、繊維、アパレル、高級品の分野で最大規模の企業として、スコープ1とスコープ2の排出量について1.5度の目標を設定し、製品関連のスコープ3の排出量については2度をはるかに下回る目標を設定しています。」



VFは、2年にわたる集中的な共同プロセスを実施して、新しいSBTを開発しました。当社は、世界的コンサルタント会社であるカーボン・トラストと提携し、所有および運営する施設全体のデータと、農場から小売店までの全事業のデータをモデル化し、バリューチェーン全体と深く関わっています。一次データは、VFの1400カ所の所有施設、流通センター、世界的物流施設、および100社を超えるティア1およびティア2サプライヤーから収集し、排出削減戦略を特定して実施する能力を強化しました。



VFの科学的根拠に基づく炭素排出目標には以下が含まれます。




  • 2030年までにスコープ1およびスコープ2の温室効果ガス排出量を2017年の基準年から絶対的に55%削減


  • 農場から小売までの材料、調達業務、物流を中心に、2030年までにスコープ3の温室効果ガス排出量を2017年の基準年から絶対的に30%削減



科学と整合した目標設定イニシアチブは、低炭素経済への移行における企業の競争上の優位性を高める強力な方法として、科学的根拠に基づく目標の設定を支持しています。これは、CDP、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)との共同イニシアチブであり、ウィー・ミーン・ビジネス連合(We Mean Business Coalition)の取り組みの1つです。



カーボン・トラストのトム・ディレイ最高責任者は、次のように述べています。「これは、事業およびバリューチェーン全体でSBTを達成する方法について当社が組織に提示したアドバイスの中で最も包括的な戦略的アドバイスです。この活動は、世界的サプライチェーンと流通チェーンおよび多くのブランドにわたって真の意味で排出量に対処する上で必要な変革の程度について、アパレル・セクターに強力なシグナルを送るものです。共同開発プロセスと他者に影響を与えることを重視することは、真の企業リーダーシップの姿です。VFがこの意欲的な目標を達成することを楽しみにしています。」



持続可能な材料に関する新しいビジョン



同じく本日発表されたVFの新しい持続可能な材料に関するビジョンは、SBTを達成する上で重要な要素です。原料の抽出、生産、製造は、VFの世界全体での炭素排出量の中で最も大きな割合を占めています。この革新的なビジョンは、もう1つの大胆な取り組みを通して、炭素排出量削減に向けた明確な道筋を確立します。



2030年までに、VFは、材料関連の炭素排出量の約90%を占める上位9つの材料のすべて(100%)を、再生可能材料、責任ある調達による再生可能材料、またはリサイクル材料とすることを約束します。



サステナブル・アパレル連合の材料持続可能性指数や、ライフサイクル分析法などのツールを活用して、VFはこれら3つの領域で材料の選択を評価することで、環境への影響を低減する最も大きな機会を特定し、このような選択を推進することが科学的根拠に基づく目標の達成にいかに寄与するかを把握します。



VFおよびメイド・フォア・チェンジ持続可能性・責任報告書の詳細については、www.vfc.comをご覧ください。



VFコーポレーションについて



1899年に設立されたVFコーポレーションは、アパレル・フットウエア・アクセサリーを提供する世界最大規模の会社であり、Vans®、The NorthFace®、Timberland®、Dickies®などの象徴的なアウトドア、アクティブ、ワークウエアの各ブランド・ファミリーを通して、人々が最も大切にしているライフスタイル、活動、体験に人々をつなげています。当社の目的は、人々と地球をよくするために持続可能でアクティブなライフスタイルの活動を促進することです。私たちは、この目的をたゆまぬ成功への意欲に結び付け、すべての利害関係者に価値を創造し、会社を善のための力として活用しています。詳細情報については、vfc.comをご覧ください。



カーボン・トラストについて



カーボン・トラストは、世界の有力組織の独立した専門家パートナーであり、組織が持続可能な未来に貢献して利益が得られるよう支援しています。




  • 持続可能な低炭素世界における機会について、企業、政府、公共部門に助言を行っています。


  • 組織、サプライチェーン、製品の環境フットプリントを評価し認証しています。


  • エネルギー効率から再生可能電力まで、低炭素技術とソリューションを開発し配置しています。



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Molly Cuffe

Director, Corporate Responsibility Communications

Molly_Cuffe@vfc.com

情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 VFコーポレーションが新たな科学的根拠に基づく目標を発表し、社会・環境責任プログラムを加速