100社のパートナーがVisa Ready for Transitに登録し、交通機関利用者に迅速、簡単、安全な決済を提供

サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ビザ(NYSE:V)は本日、世界的交通パートナー・プログラムのVisa Ready for Transitに100社のパートナーが登録したと発表しました。これにより交通機関は、移動を容易にする技術ソリューションと専門知識の広範なネットワークにアクセスできます。



改札口やバスで非接触型決済を実現する利点は、どこの交通機関も認識しています。非接触型カードやデジタル・ウォレットをタップするだけで乗車できれば、利用者は、切符を事前に購入したり、独立型の交通カードを管理したり、並んで乗車カードにチャージしたりする必要がなくなり、貴重な時間を節約できます。ビザはこの1年だけでも60件の新しい交通プロジェクトの立ち上げを支援し、現在稼働中のプロジェクトでは積極的に非接触型カードを採用し、非接触型交通トランザクションは前年から40%増加しました。



ビザの都市モビリティー部門グローバル責任者のニック・マッキーは、次のように述べています。「世界の交通機関利用者は、非接触型決済による移動のスピード、セキュリティー、利便性を進んで取り入れており、交通機関もこれに注目しています。現在約180件近くのプロジェクトが実施されており、ビザは、あらゆる場所の利用者にこの優れた体験と便利な移動を提供することに取り組んでいます。交通機関がビザ認定ソリューションを利用できるようにするとともにパートナーが自社の投資を最大化できるよう支援することで非接触型交通ソリューションの提供を促進する重要な要素として、Visa Ready for Transitが成長を続けていることに期待を感じます。」



ビザの交通パートナー・プログラムを通してプロジェクトをサポートするテクノロジー・プロバイダーやコンサルタントを選ぶことで、交通機関は適切なパートナーと専門知識を特定するプロセスを単純化し、テストと実装を合理化し、市場投入までの時間を短縮できます。交通機関は、自社が選択したVisa Ready認定ソリューションがビザの高いセキュリティー基準を満たしていることを確信してプロジェクトを進めることができます。



非接触型交通ソリューションにより、料金収受が合理化され、運営コストが削減されると同時に、顧客体験の向上により利用者数が増えることが明らかになっています1。Visa Ready for Transitプログラムにより、交通機関は世界の100社のパートナーにアクセスできます。これらのパートナーは、発券・料金収受やバックオフィス管理など、次世代の料金システムの重要な要素をサポートする市場トップのソリューションと能力を有しています。テクノロジー・プロバイダー以外にも、ビザのパートナー・プログラムには先進的なコンサルティングが含まれており、これらの枠組に基づいたソリューションの設計と提供に関連する技術文書と専門知識を活用できるようにすることで、交通機関をサポートできます。



MTAのOMNYプログラムエグゼクティブのアル・プトレ氏は、次のように述べています。「MTAは、お客さまにより迅速で便利な移動を提供することに取り組んでいます。非接触型カードやデジタル・ウォレットをタップして乗車する方式では、乗客が行きたい場所に簡単に移動できるだけでなく、好みの決済方法を柔軟に選択できるようになります。MTAの新しい非接触型料金決済システムであるOMNYを開始して以来、お客さまからは非常に好意的な意見をいただいています。その証拠に5月31日に開始して以来、タップ数は300万回近くに達しています。このような体験を提供する専門的技術と先進的能力を有するパートナーと協力することが、プロジェクトの継続的な成功に不可欠な役割を果たしてきました。」



世界の消費者は今も、好ましい精算方法としてタップ決済を選択しており、米国外でのビザ対面取引の50%以上がタップで行われています。米国では1億枚以上のビザ非接触型カードが発行されており、2020年には3億枚に達すると予想されます。



ロージアンの商業プロジェクトマネジャーのスティービー・チェンバース氏は、次のように述べています。「人口50万人弱の世界的旅行先として、エジンバラ市は、コンパクトな環境において住民と来訪者の両方の交通ニーズのバランスを取る必要があります。600台以上のすべての市営バスで非接触型決済を開始してからのお客さまの反応には大変驚いています。開始から2カ月でこのほど200万回目のタップ処理を完了しました。お客さまにとっての最大の利点は、従来の発券とは異なり、運賃や交通網を知る必要がほとんどあるいは全くないことです。お客さまは移動にかかった最適な運賃を請求されるだけです。交通機関として、発券戦略の一部にまだ非接触型決済を取り入れていない場合は、是非そうする必要があります。」



世界の多くの都市が消費者の進化する好みと期待に応える新しい決済方法の実現を目指している中で、Visa Ready for Transitは機会を実現できるよう参加企業を支援します。ビザ・パートナーは、ビザのグローバル・ルールによる認定とテストを通じて、新しいソリューションと機能への投資を最大限に生かすことができます。Visa Ready認定ソリューションは、利用者がサンパウロ、シンガポール、あるいはシドニーのどのバスに乗っているかを問わず、世界中で機能します。



交通機関利用者の移動性向上に向けた拡大する機会にすでに参加しているパートナーに、新しいVisa Readyパートナーが加わりました。



「私たちは、世界の交通機関と運営事業者が革新的な決済・情報技術により交通機関利用者の日常生活を改善できるようにすることに、意欲的に取り組んでいます。世界の多くの都市が移動サービスの決済方法を簡素化することを目指している中で、当社はビザのような企業と協力して、次世代の決済技術により、絶えず変化する現代の利用者のニーズに応え続けていることを誇りに思っています。」 - ボリス・カルシュ氏、キュービック・トランスポーテーション・システムズ戦略担当バイスプレジデント



「ビザの交通パートナー・プログラムに参加することで、Vixは、お客さまが求める直感的でストレスのない料金決済体験を提供できるようになり、交通機関はサービスにおける料金イノベーションと請求管理が可能になりました。ビザのプログラムに参加することで、世界各地の当社関係機関全体で非接触型EMV決済の採用が促進され、運営上の利点とコスト削減がもたらされるとともに、交通機関がサービスのデジタル化に取り組む中で貴重なサービス・データが豊富に提供されます。」 - エイドリアン・ケリー氏、Vix Technology最高製品責任者



「大量輸送機関による人々の移動は、時間がより貴重なものになり、将来の世代にとって気候変動対策の重視が習慣化されるにつれて増加するでしょう。交通サービスの利用は、発券のイノベーションだけでなく、消費者のニーズや欲求と共にこれらのサービスの需給バランスを取る決済ソリューションによって促進されます。ワールドラインとビザは多くのプロジェクトで協力し、交通に新しい形式のデジタル決済を導入してきました。これにより、収受料金が増え、不正行為が削減され、そして最も重要なこととして利用の単純化という本来の利点が利用者にもたらされました。この業界の継続的な変化のスピードは加速し、それにより、小売業界と同じように、交通のグローバル決済ネットワークの可能性を最大化する製品開発が行われるでしょう。」 - ジェームズ・ベイン氏、ワールドライン交通担当グローバルディレクター



公共交通事業者で、Visa Ready for Transitパートナーについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。



ハードウエアまたはソフトウエア会社あるいは交通コンサルタントで、Visa Ready for Transitパートナーを希望する場合、あるいはすでにプログラムに登録していて、自社ソリューションのビザ認定を希望する場合は、こちらで詳細をご確認ください。



ビザ・インクについて



ビザ・インク(NYSE:V)は、デジタル決済で世界をリードしています。その使命は、安全で信頼のおける革新的な決済ネットワークで世界を結び、消費者、企業、経済全体に利便性をもたらすことです。当社の高度な世界的処理ネットワークのVisaNetは、安全で信頼性の高い決済手段を世界で提供し、毎秒6万5000件を超える取引を処理する能力を備えています。当社の技術革新に対する献身は、あらゆる人があらゆる場所で端末を問わず利用できるデジタル・コマースの急速な成長を推進することです。世界規模でアナログからデジタルへの移行が進む今、ビザは当社のブランド、商品、人材、ネットワーク、スケールを活用して、商取引の新たな未来を切り開きます。詳細については、About Visavisa.com/blog@VisaNewsをご覧ください。



1 ロンドン交通局、局長レポート、2016年2月:http://content.tfl.gov.uk/board-160203-item05-commissioners-report-v2.pdf



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 ビザが交通パートナー・プログラムを拡大し、世界の交通機関利用者の移動性向上を加速