• 世界的調査によれば、リーダーシップへの意欲は男性と女性でほぼ同じになり、男性の31%に対し、女性の27%が最高経営幹部を目指しています。


  • リーダーの最も望ましい3つの特性は、倫理観(45%)、戦略性(45%)、謙虚さ(43%)でした。ミレニアル世代は、旧世代が逆境力を求める一方で、リーダーにむしろ謙虚さを期待しています。


  • 調査は、エゴンゼンダーがリーダーズ&ドーターズ・イニシアチブ5周年を迎えて世界で30件以上のイベントを開催する中、3月8日の国際女性デーに向けて発表されました。


ロンドン & ニューヨーク & チューリヒ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --
企業幹部に関する世界的調査では、企業が若い世代の個人的優先事項と仕事の優先事項に対応する中で、直面する問題の高まりが浮き彫りになりました。調査結果は従来の性別に対する固定観念を覆し、女性と男性は、職場におけるリーダーシップと多様性に対して驚くほど似た態度を示しています。




世界的経営陣アドバイザリー会社であるエゴンゼンダーは、7カ国の2500人を超える経営幹部の調査を行いました。この調査により、特に多様性、リーダーシップの資質、キャリア開発に関して、世代間で態度と優先順位に大きな隔たりがあることが明らかになりました。



エゴンゼンダーのコンサルタントであり、当社のグローバル・ダイバーシティ・カウンシルの共同リーダーであるシンシア・ソルダドは、次のように述べています。「リーダーシップへの期待は変化しています。若い世代に対応するため、現在のリーダーは謙虚さ、倫理的行動、そして戦略的思考を強調しなければなりません。」



調査結果は、エゴンゼンダーが世界各地の30以上の都市でリーダーズ&ドーターズ:パワー・ムーブズのイベントを準備する中で発表されました。このイベントでは、世代を超えてリーダーが集まり、仕事の世界で女性が直面する機会と課題について議論します。2019年は、このイニシアチブの5周年を迎え、その期間中、世界各地の85件のイベントを通じて6000人以上のリーダー、娘たち、部下が集まりました。



エゴンゼンダーのパートナーであり、当社のグローバル・ダイバーシティ・カウンシルの共同リーダーであるカレリン・ヴィンスリックは、次のように述べています。「多様性のある組織はより持続可能な組織です。しかし、偏見がなくなり男女が等しく機会を与えられるまでにはまだ長い道のりがあります。リーダーズ&ドーターズ・イベントのこの5年間で集まったリーダー、娘たち、部下は皆、女性がその可能性を開花できるよう支援する上での役割を担っています。」



今年のイベントでは、新しい世代が職場での従来の期待や動態をどのように変えているかに焦点を当てています。イベントに加え、世界各地のリーダーたちが、To
My Daughter(娘へ)
キャンペーンを通して、それぞれの娘たちや部下たちに知見を伝える個人的な手紙を書いています。



主な調査結果



多様性




  • 多様性のある職場は若い世代にとって最も重要です。ミレニアル世代(65%)とジェネレーションX世代(61%)は、多様性は非常に重要だと答えており、この割合はベビーブーム世代では51%です。ミレニアル世代の62%が、多様性のある職場は組織の成功にとって非常に重要だとも答えています。


  • 職場での機会均等については、大多数の人がすべての人に平等な機会があると考えていますが、均等な機会を平等に受けていると最も思っていないのはジェネレーションX世代の女性です(機会は均等と答えた割合は57%)。一方、ミレニアル世代の女性では63%が機会は均等と回答しています。



リーダーに期待される資質




  • 優れたリーダーが体現すべき最も重要な資質については、35歳未満の人たちは謙虚さを最も重視しています。男性ではこの傾向はもっと高くなります。ミレニアル世代の男性の55%が謙虚さは重要だと答えていますが、ベビーブーム世代の男性ではわずか32%でした。


  • ベビーブーム世代はリーダーの逆境力を重視する傾向があり、35%がこれを重要な資質として挙げています。一方、ミレニアル世代では21%でした。


  • リーダーが望ましい資質を体現しているかどうかについては、ミレニアル世代は、他の世代よりもはるかにリーダーは常に期待する重要な資質を体現していると答えています(38%)。この割合は、ベビーブーム世代ではわずか22%、ジェネレーションXでは26%でした。



キャリア開発




  • 回答者の大多数(86%)は、昇進の道で何らかの障害を経験しています。しかし、ベビーブーム世代の男性の3分の1は、成功への障害は全くなかったと答えています。


  • ミレニアル世代は、指導と支援を強く望んでいます。職場での機会を制限する要因についての質問では、ミレニアル世代では、ベビーブーム世代の2倍以上(35%対17%)が、指導者や支援者がいないことが自身のキャリアでの成功の障害であると述べています。


  • 男性と女性の間でリーダーシップへの意欲はほぼ同じですが(女性で27%、男性で31%が最高経営幹部を目指しています)、女性はこの先より困難な道をたどることになるかもしれません。エゴンゼンダーの2018年のグローバル・ボード・ダイバーシティ・トラッカーによれば、世界で女性の最高経営責任者(CEO)は3.7%、最高財務責任者(CFO)は12.2%でした。



キャリアの優先順位と動機




  • ミレニアル世代は、87%が仕事と生活の調和がほぼ取れていると答えていますが、ジェネレーションX世代では80%、ベビーブーム世代では78%でした。


  • 個人の生活と仕事の優先順位について、男性と女性はほぼ同じように回答しています。27%が仕事上のアイデンティティーを最優先事項とし、17%が個人または家族の生活を優先しています。56%が仕事と私生活のバランスを取っていると答えています。



詳細情報



今年の調査結果の詳細については、https://www.egonzehnder.com/leaders-and-daughters/explore-the-dataをご覧ください。



リーダーズ&ドーターズ・イニシアチブの詳細については、https://www.egonzehnder.com/leaders-and-daughtersをご覧ください。



編集者への注記



2019年リーダーズ&ドーターズ調査について



2019年のリーダーズ&ドーターズ・グローバル調査では、米国、オーストラリア、ブラジル、中国、ドイツ、インド、英国の管理職および指導的地位にある2500人以上を調査しています。実地調査は、2019年1月と2月始めに実施されました。



2019年リーダーズ&ドーターズ・イベント・シリーズについて



エゴンゼンダーは、国際女性デーを記念し、あらゆる世代のリーダーを集めることを目指して、2016年にリーダーズ&ドーターズ・イベント・シリーズを開始しました。



今年のテーマであるパワー・ムーブズは、未来のリーダーの優先事項が職場をどのように変化するかを探ります。



エゴンゼンダーについて



エゴンゼンダーは世界的な経営陣アドバイザリー会社であり、優れたリーダーシップにより人々、組織、世界に変革を起こすという唯一の目標を共有しています。エゴンゼンダーは優れたリーダーが持つ力を理解し、お客さまに最善のリーダーシップ・サービスを提供することに熱意をもって取り組んでいます。1つの会社として、当社では世界40カ国68カ所のオフィスで470人を超えるコンサルタントが個々の力を結集し、1つの強力かつ協調的なチームを作っています。当社は、公共団体、民間企業、家族経営会社、非営利組織、政府機関に緊密に協力し、ボードアドバイザリー・サービス、CEOサーチと継承計画、エグゼクティブ・サーチ、エグゼクティブ評価、リーダー育成、文化および組織変革といったサービスを提供しています。エゴンゼンダーは、成功したリーダー、より強力な企業、より良い世界の形成に貢献することに力を注いでおり、そうすることに誇りを持っています。



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 エゴンゼンダーの調査:職場での態度を決めるのは性別ではなく世代