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Salmelaは、多国籍ハンバーガー・チェーン「ヘスバーガー」の創業オーナーとして最も知られています。そのHeikki
Salmelaの会社の1つが、データ転送に根本的変化をもたらすコーデックを開発しました。その用途は、医学からIoTソリューションまで多岐にわたります。
「私たちは、あらゆる種類のデータに適した独自の符号化とデータ圧縮の技術を開発しました。世界に存在するどのようなデータでも効率よく圧縮できます。実際、私たちのGMVC®コーデックは、現在世界で知られている最も効率の高い画像圧縮手法の1つであるWebPの圧縮性能を30%上回ることが可能です」と、フィンランドの技術企業グルロジック・マイクロシステムズの共同創業者であるHeikki
Salmela(71歳)は主張しています。
「大きな画像の生データなど、情報損失なしでデータを圧縮・解凍できる技術の可能性は無限であり、例えば、医学、自律走行車、デジタルカメラなどで利用できます」と、Heikki
Salmelaは述べています。
効率が高く損失がないデータ転送は、例えば医療診断などで重要です。脳のX線断層診断では大量の精細なデータが生み出され、画像転送時にミスが生じれば生死に関わる問題となります。インターネット接続が貧弱な途上国では、データを圧縮する機能によって多くの帯域を解放することが可能です。
しかし、冷静に考えてみると、なぜファストフードの起業家がデータ転送について語っているのでしょうか。
ファストフード企業からのスピンオフ
フィンランド国民のほぼ2%が毎日ヘスバーガーの店舗を訪れます。このハンバーガー・チェーンは家族経営の企業であり、270店の店舗で市場を支配しています。海外でも急速な成長を続け、ラトビアとリトアニアでは年間20%を超える勢いで売上高が増加しています。ヘスバーガーの最先端のモバイル・アプリは4カ国で利用でき、有名なChuck
Norrisによるプロモーションが行われています。
ヘスバーガーの創業オーナーのSalmelaはシリアル起業家であり、そのビジネスの才覚により、20代前半の若い時に妻のKirstiと2人で購入したキオスク店舗でハンバーグを焼く仕事を出発点として、今では約250人が働く企業の取締役を務めるまでになりました。資金を集めていくつもの企業を立ち上げた背景には、このレストラン事業での必要性もありました。
テクノロジーのビジョナリー
90年代以後、Salmelaは、ファストフードにコンピューターを取り入れることの重要性を理解したパイオニアの1人でした。画像処理というアイデアは、自分のレストランで映像監視システムが必要になったことから始まりました。初期段階において、Salmelaのスタートアップ企業であるグルロジック・マイクロシステムズは、カスタマイズしたセキュリティー・カメラをコンポーネントから作り上げました。そして、重点は徐々にソフトウェア開発に移っていきました。
現在、グルロジック・マイクロシステムズの大規模なテクノロジー・ポートフォリオには、世界で100件を超える取得特許と、さらに100件の申請中特許が含まれています。その多様な技術は、既存の技術の強化や現在のデータコーデックとデータ圧縮ソリューションの改善のために利用することができ、それはWebPを利用した試験において実際に証明されています。当社は、いずれは世界のその他すべてのコーデックを置き換えるという野心的なビジョンを持っています。
原文はbusinesswire.comでご覧ください:https://www.businesswire.com/news/home/20181010005351/en/
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