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潤滑剤・燃料添加剤市場の世界的リーダー企業アフトンケミカルコーポレーションは9月19日(水)、シンガポールのジュロン島にある化学添加剤製造工場のフェーズ2拡張工事が完了したと発表しました。竣工時には、シンガポール貿易産業大臣のチャン・チュンシン氏による特別訪問を受け、大臣は、演説の後に施設を視察されました。
アフトンはニューマーケットコーポレーション(NYSE:
NEU)の完全子会社であり、90年以上にわたり潤滑剤・燃料添加剤の主要メーカーとして市場をリードしてきました。当社はソリューションへの熱意(Passion
for Solutions®)を基盤として設立され、カスタマイズした商用・産業用ソリューションで顧客ニーズに応えることに注力しています。
アフトンは2016年5月にジュロン島工場のフェーズ1の稼働を発表し、シンガポールでの製造を開始しました。フェーズ2の投資額の2億2200万シンガポール・ドルは、フェーズ1の初期投資額の1億5800万シンガポール・ドルを上回り、シンガポールへの投資総額は3億8000万シンガポール・ドルに達します。
アフトンケミカルのジーナ・ハーム社長は、次のように語りました。「この工場は、当社製品で『アジアのためのアジア製』を実現するというアフトンの戦略の中核でした。これで、当社のジュロン島工場は完全に生産体制が整い、アジア太平洋地域向けに必要な中核的エンジンオイル添加剤を生産できます。また当社は、先進技術への投資で二酸化炭素排出削減という長期的目標に貢献し得ることを誇りに思います。」
フェーズ2拡張工事の完了により、高度な無灰分散剤や耐摩耗部材の生産が開始されます。どの製品もアフトンの数種類の製品に不可欠であり、乗用車や商用車が将来の性能基準を満たすために役立つはずです。また今回の拡張工事により、既に設立されている日本の筑波研究開発センターと中国蘇州のセンターと併せてアジア太平洋地域のサポートネットワークも強化されます。
アフトンケミカル・アジアのバイスプレジデントのショーン・スペンサーは、次のように語っています。「当社がシンガポールへの投資を続けているのは、シンガポールをアジア太平洋地域の中心とみなしているからです。シンガポールには、当社にとって重要条件である安全やセキュリティー、統合で確実な実績があります。また有能な人材が豊富で職場への定着率も非常に安定しています。製造の観点から見ると、シンガポールはASEAN地域のみならず日本と中国への物流に関しても理想的な場所です。例えば中国で最も需要な大きな3拠点とシンガポールとの間の物流に必要な日数は、たった20日です。つまり当社は、供給のリードタイム短縮とセキュリティー向上で顧客満足度を高めています。」
今回の拡張により、シンガポールにおけるアフトンの人員は123%増加します。この工場は最先端の装置を備え、またアフトン・ファミリー企業として初めて、統合管理システムや自動化された完全なトレーサビリティーを実現することになります。敷地面積は約4万5500平方メートルで、エンジンオイル添加剤に使用される重要コンポーネントであるZDDP耐摩耗剤や無灰分散剤、スルホン酸洗剤などを今後も生産していきます。
シンガポール経済開発庁エネルギー・化学部門ディレクターのシンディー・コー氏は、次のように語っています。「アジアは急速に都市化が進み、急成長しているため、輸送燃料や特殊化学製品の需要を押し上げています。アフトンのフェーズ2拡張工事は、シンガポールがアジア太平洋地域の機会拡大を捉えるハブとして魅力的であること、そしてシンガポールの労働者が高付加価値生産を行えることの証明です。アジアにおけるアフトンケミカルの成長計画に合わせ、同社と連携していきたいと思います。」
アフトンケミカルコーポレーションについて
アフトンケミカルコーポレーションは、ニューマーケットコーポレーション(NYSE:NEU)グループの一員です。アフトンケミカルコーポレーションは、同社が有する処方、エンジニアリング、マーケティングの専門知識を活用して、排ガス量の削減、燃費の向上、設備寿命の延長、オペレーターの満足度向上、車両および設備の総運用費の低減を達成する燃料と潤滑剤を提供し、同社のお客さまが開発・販売する支援をしています。アフトンケミカルコーポレーションはガソリンと留出燃料、駆動系油、エンジンオイル、工業用潤滑油向けに、独自の幅広い添加剤を開発・販売しています。アフトンケミカルコーポレーションは、アジア太平洋、EMEAI、中南米、北米に地域本部を置き、世界中で事業を展開しています。アフトンケミカルコーポレーション本社は、バージニア州リッチモンドにあります。詳しい情報については、www.aftonchemical.comをご覧ください。
将来見通しに関する記述についての注記:
本プレスリリースに含まれる情報の一部は、1995年民事証券訴訟改革法の意味の範囲内における将来見通しに関する記述です。ニューマーケットの経営陣は、これらの予想が当社の事業および運営に関する知識の範囲内における合理的仮定に基づいていると考えていますが、実際の結果が予想と大きく異ならないという保証は一切ありません。
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