• アルツハイマー病の橋渡し研究として新たなパラダイム


  • 犬認知症向けの世界初の神経保護剤


韓国・龍仁--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- GNTファーマは、アルツハイマー病(AD)の治療薬候補となるRopesalazineが、認知障害症候群(CDS)すなわち認知症の犬を対象に実施されたパイロット臨床試験で傑出した有効性を示したと発表しました。




CDSは高齢犬の進行性神経変性疾患で、家族とのやり取りの異変、方向感覚の喪失、睡眠・起床サイクルの変化、不適切排泄の増加、行動の変化によって特徴付けられます。本疾患の治療法はありません。



RopesalazineはADの病理学的特徴である神経細胞死、アミロイド斑の形成、神経原線維のもつれにつながる炎症とフリーラジカルの両方を防止するマルチターゲット剤です。



RopesalazineはトランスジェニックADマウスモデルにおいて、神経細胞死とアミロイド斑、さらには炎症と酸化的ストレスを低減することが見いだされています。Ropesalazineは初期・中等度・末期のAPP/PS1
ADマウスで認知障害を低減しました。Ropesalazineの安全性はヒトに加え、ラットと犬で実証済みです。



GNTファーマの科学者は、CDSにはADの場合と同様の神経細胞死、アミロイド斑、神経原線維のもつれが伴うことを発見しており、RopesalazineがCDSの兆候を軽減できるかどうかを検討するためのパイロット試験をデザインしました。



本試験は、犬認知障害評価尺度および犬認知症尺度に照らして重度の認知障害があると評価された10齢以上のコンパニオンドッグ6頭を対象に実施され、Ropesalazineを連日経口投与して8週目までに、6頭すべてが正常範囲の認知機能と日常活動を復活させました。



ソウルにあるイリオン動物病院の院長を務める獣医のDr. Jae Bong
Moonが本試験を主導しましたが、結果に感激して、次のように述べています。「これらのコンパニオンドッグは治療前に飼い主を認識できませんでした。Ropesalazine治療開始から8週目までに、犬たちが飼い主にしっぽを振り、寄り添う様を見て、非常に驚きました。RopesalazineはCDSを治癒したように思われました。」



CDSに対するRopesalazineの有望な効力に励まされ、GNTファーマはRopesalazineをCDS治療薬として承認してもらうべく、次の臨床試験を前に進めます。当社は忠北大学校獣医学センター長を務めるByeong-Teck
Kang教授を治験責任医師に指名しました。GNTファーマは2019年に、臨床試験を完了し、コンパニオンアニマルのCDS治療薬としてRopesalazineを上市する計画です。



GNTファーマの最高経営責任者(CEO)兼社長を務めるByoung Joo
Gwagは、次のように述べています。「私たちは、治療開始から8週目までにRopesalazineがCDSに対してこのように大きな有効性を示したことに感銘しています。来年からAD患者を対象にRopesalazineのピボタル第II相試験を開始することにしており、5年以内にRopesalazineを初のAD疾患修飾薬として上市したいと考えています。」



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 GNTファーマのRopesalazineが犬認知症の治療で有効