カタール・ドーハ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 中東・アフリカ(MEA)地域最大の金融機関であるQNBグループは、2018年6月30日締め上半期の業績を発表しました。








2018年上半期の純利益は71億カタール・リヤル(19億米ドル)となり、前年同期比で7%増加しました。総資産は2017年6月から10%増加して8460億リヤル(2320億米ドル)となり、当グループで過去最高に達しました。



総資産が増加した最大の要因は、貸出金が9%増加して6040億リヤル(1660億米ドル)になったことです。貸出金の主な資金源は顧客預金で、2017年6月から9%増加して6140億リヤル(1690億米ドル)となりました。その結果、当グループは2018年6月30日時点の預貸率を98.4%に維持することができました。



当グループは、営業効率の改善を推し進めたことで、コストが削減され、持続可能な収益創出源を獲得しました。これにより、QNBグループの経費率(費用収益比率)は、昨年度の29.3%から27.2%に改善されました。この数字は、MEAの金融機関の中で最高水準に入ると考えられます。



当グループの積極的な回収活動により、貸出金の正味減損費用は削減され、当行の資産基盤の信用の質の高さが示されました。また、不良債権率は1.8%に維持され、当グループの貸出金の質の高さと信用リスクの効果的な管理が示されました。当グループは慎重な引当方針をとっており、2018年6月30日時点の引当率を110%に維持しました。



総資本は、2017年6月から3%増加して760億リヤル(210億米ドル)に達しました。1株当たり利益は2017年6月の7.0リヤル(1.9米ドル)に対して7.4リヤル(2.0米ドル)に増加しました。



2018年6月30日時点の自己資本比率(CAR)は15.8%で、カタール中央銀行およびバーゼル委員会が定める規制最低基準を上回りました。



QNBは、(1)オーストラリア市場での5年および10年満期の総額5億6000万米ドル(7億豪ドル)の債券発行、(2)台湾での7億2000万米ドルの30年債の発行を含め、2018年1~6月に国際市場からの資金調達を順調に完了しています。これは、新たな債券市場への進出による資金調達源の分散化、持続可能な長期資金の調達、資金源の年限の延伸が奏功したことに加えて、QNBグループの強力な財務内容とその戦略に対する国際投資家の信任を反映しています。



2018年6月、フィッチ・レーティングスはカタール封鎖による影響の巧みな管理を評価し、格付見通しを「安定的」に変更しました。また、QNBグループは以前からカタールの銀行として最高格付けを得ており、世界でも最も格付けの高い銀行の1つとして主要格付会社のムーディーズ、スタンダード&プアーズ、フィッチからいずれも4番目に高い格付けを取得しています。



QNBグループの従業員は2万9000人を超え、1100カ所の拠点と4400台のATMを通じて、2200万人を超える顧客にサービスを提供しています。



*配信元:AETOSWire



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記事名:「 QNBグループ:2018年6月30日締め上半期業績