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ダルマイスがん病院および国立カブパテン・タンゲラン病院に医療IT製品を販売しましたので、お知らせします。
PHCは2017年5月に、PT. Gobel Dharma Nusantara(本社:インドネシア、ジャカルタ 会長:Rachmat
Gobel)と代理店契約を締結し、インドネシアにおける「ヘルスケアIT」事業への参入を果たしました。それ以降、製品開発および営業活動に取り組んでまいりましたが、開発した患者登録・受付システムの国立がんセンター
ダルマイスがん病院におけるパイロットテストを経て、同病院および国立カブパテン・タンゲラン病院に販売しました。同製品は、ダルマイスがん病院で順調に稼働しており、タンゲラン病院には近日納入予定です。
このたび販売した患者登録・受付システムは、医療施設で患者さんの診療受付が完了するまでの待ち時間を短縮し、施設内の混雑を緩和することを目的としています。人口2億5千万人を超えるインドネシアでは、2014年の国民皆保険制度(Jaminan
Kesehatan
Nasional)の導入に伴い、医療機関を受診する患者さんの数が急増する一方で、多くの医療機関ではそれら多くの患者さんに対応できる効率的なシステムは整備されておらず、医療施設が患者さんで混雑するなど、社会問題となっています。このたびPHCが販売した患者登録・受付システムは、患者さん自身が同システムを操作することで受付書類が自動的に発行され、待合室に設置されたモニターに診察の進行状況と入室案内が表示されることで、患者さんの待ち時間の短縮とストレス軽減、さらには施設内の混雑緩和に役立ちます。
同製品を使用している国立がんセンター
ダルマイスがん病院のアブドゥル・カディール病院長は、「PHCのシステムを導入してから、受付にかかわる病院スタッフの負担が大幅に減り、スタッフは大変喜んでいます。患者さんの待ち時間も短縮し、病院サービスに対して、よりご満足いただけるようになりました。PHCのシステムを導入して、非常によかったと感じています。」と、述べています。
PHCは、「医療機器」「ヘルスケアIT」「ライフサイエンス」の3つの事業をコアとして、より付加価値の高い製品・サービスの提供に努めています。このたびの両病院への患者登録・受付システムの販売は、「ヘルスケアIT」事業の海外展開において、事業拡大に向けた第一歩となります。
PHCにてメディコム(*1)事業部長を務める大塚孝之は「当社は、1972年に日本で初めて医事コンピューターを発売して以来、蓄積された経験と知識を活用し、医療情報システム分野では医療IT業界をリードする製品を提供しています。次世代の医療ソリューションプラットフォーマーを目指す当社は、今後、日本国内で蓄積した知見を活かし、インドネシアを中心にアジア諸国にも事業を展開し、医療ITによる業務効率化とサービス向上を通じて、質の高い医療の実現に貢献していきます」と述べています。
(*1)日本におけるPHCヘルスケアIT製品のブランド名
<PHCホールディングス株式会社について>
PHCホールディングス株式会社は、2014年に設立し、傘下にPHC
株式会社やアセンシア
ダイアベティスケアホールディングス株式会社などを持つ医療機器メーカーです。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とし、医療機器、ヘルスケアIT、ライフサイエンスの3事業において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2017年度のグループ連結売上高は1,926億円、世界125カ国以上のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。2018年4月にパナソニック
ヘルスケアホールディングス株式会社より社名変更しました。
URL: www.phchd.com/jp/
<PT. Gobel Dharma Nusantaraについて>
PT. Gobel Dharma
Nusantaraは、1976年に設立され、業務用空調機器や自動車用電池などの機器販売やサービスを行っています。同社は、インドネシアで電機製品の製造・販売、物流、食品、不動産、サービスなど幅広い事業を展開するゴーベル・グループ傘下の企業で、医療機関を含めた幅広いネットワークを通じてインドネシアでの事業展開を行い、同国において高い知名度を確立しています。
URL:
www.gdn.co.id/
【お問い合わせ先】
PHCホールディングス株式会社
IR・広報部
岡田 昌代
電話:03-6778-5311