伊ネルビアーノ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- イタリア最大の医薬品開発研究施設で、オンコロジーに傾注した総合創薬医薬品開発企業として欧州有数の地位にあるネルビアーノ・メディカル・サイエンシズは本日、科学・技術の一流企業メルクとの契約を発表しました。本契約の下、両社は抗がん剤を開発すべく、低分子阻害剤の発見で連携していきます。




契約の条件に従い、ネルビアーノ・メディカル・サイエンシズはメルクに対し、DNA損傷修復の分野で特定の分子標的の阻害剤につき、共同研究を行い、開発・製造・商業化する独占的権利を付与します。



ネルビアーノ・メディカル・サイエンシズとメルクの協業は、まず1つの標的に集中し、2つの段階を含むものとなります。ネルビアーノ・メディカル・サイエンシズとメルクはまず密に連携して研究活動を行い、その後メルクは共同開発の対象に選定した化合物のさらなる開発・製造・商業化に当たります。



複数年にわたる協業の条件には、ネルビアーノ・メディカル・サイエンシズがメルクに付与する権利とライセンスへの対価としての前払い金と、研究プログラム実施のためネルビアーノ・メディカル・サイエンシズが負担する費用に対する部分的な資金提供が含まれます。追加的な対価として、メルクは研究・開発・商業化の成功に伴うマイルストーン金と、製品の世界販売に伴うロイヤルティーを支払います。



NMSグループのアンドレア・アガッツィ会長は、次のように述べています。「今回のメルクとネルビアーノ・メディカル・サイエンシズとの契約は、当グループの協業戦略における新たな成果となるものです。メルクとの提携の見通しに大いに期待しています。両社が協力し、相補的な世界水準の研究能力を用いることで、市場にとって革新的で有用性の高い製品を開発できると思います。」



ネルビアーノ・メディカル・サイエンシズの創薬研究部門長であるアルトゥーロ・ガルバーニは、次のように付け加えています。「DNA損傷修復欠損のメカニズムの分野で、革新的な治療薬の創薬・開発にメルクと共同で当たるという前途に大いに期待しています。このメカニズムは、がんとの闘いで利用できる最も重要ながん感受性の1つであると両チームは見なしています。この提携は、高品質の医薬品候補の創薬・開発に関するネルビアーノの専門力と、ヘルスケアの世界的リーダーとしてのメルクの科学的専門力を組み合わせるものであり、がん患者の治療のために有効な新薬を実現するという仕事に理想的な形であると思います。」



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Chiara Lattuada
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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 ネルビアーノ・メディカル・サイエンシズ、特定の抗がん標的に対する低分子阻害剤の創薬に向けたメルクとの協業・ライセンス契約を発表