新規格がさまざまなオペレーティングシステムとハードウエアで視覚障害者ユーザーのアクセシビリティーを向上させる


米オレゴン州ビーバートン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)--
USB技術の発展と採用を支援する団体のUSBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)は本日、点字ディスプレー向けのUSB
HID(ヒューマン・インターフェース・デバイス)規格を発表しました。視覚障害者(全盲者および弱視者)のために、技術的アクセシビリティーを大きく改善するための協業の1歩となります。本規格により、さまざまなオペレーティングシステムや異種のハードウエアを対象に、点字ディスプレーをより簡単に利用できるようになります。また点字デバイスの開発が簡素化され、特定のオペレーティングシステムやスクリーンリーダーのためにカスタム仕様のソフトウエアやドライバーを点字デバイス向けに用意する必要がなくなります。




USB-IFプレジデント兼最高執行責任者(COO)のジェフ・ラベンクラフトは、次のように述べています。「これも、USB-IFのデバイスクラス仕様が人々の生活を向上できることを示す素晴らしい例です。世界各地に1000社以上の会員を抱えているUSB-IFは、技術のアクセス性を改善して、シームレスなユーザー体験を提供するために、企業を結集させています。」



マイクロソフトのウィンドウズアクセシビリティープログラム担当主任マネジャーのジェフ・ペティ氏は、次のように語っています。「私たちは技術の進歩が身体障害者のために機会を生み出せることを知っており、あらゆる人々の力を高めてより多くのことを達成できるようにするための新手段を開発するのは業界の責任です。点字ディスプレー向けHID規格の開発は、社会に恩恵をもたらし、最終的には障害者の失業率を低減できるよう、技術の進歩のために広く業界が団結できることを示す一例です。」



アップルのグローバルアクセシビリティーポリシー&イニシアチブ担当ディレクターのSarah
Herrlinger氏は、次のように述べています。「技術はあらゆる人々にとって利用可能なものでなければいけません。アップルはそれを念頭において、すべての製品をデザインしています。当社はアップル製品やその他の機器を利用する際に、点字ディスプレーを頼りにしているすべてのユーザーの体験を向上できると確信しているため、この新しいUSB-IF規格を前進させることを誇りに思います。」



ヘレン・ケラー・サービシズの会長兼最高経営責任者(CEO)のジョセフ・ブルーノ氏は、次のように述べています。「点字ディスプレーの新規格は、視覚障害者および視聴覚障害者と、そうでない人々との間にあるコミュニケーションの格差を大幅に縮めることができます。この新規格により、これらの障害者は好きなデバイスにスムーズに接続できるようになるため、周りの世界とつながるように支援する上での大きな一歩となります。ヘレン・ケラー・サービシズは、USBインプリメンターズ・フォーラムと、アップルやマイクロソフトなどの技術企業を含む会員を称賛します。」



USB-IFについて



非営利団体のUSBインプリメンターズ・フォーラムは、USB仕様で定義されたUSB技術の向上と導入に関する支援組織およびフォーラムとして設立されました。USB-IFは、そのロゴやコンプライアンスプログラムを通じて、高品質の互換性のあるUSBデバイスの開発を促進し、USBのメリットや準拠テストに合格した製品の品質の周知に努めています。製品および技術に関する最新記事など、詳細についてはUSB-IFのウェブサイトwww.usb.orgをご覧ください。



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 USB-IFが点字ディスプレー向けのHID規格を公開