東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝メモリ株式会社は、64層積層プロセスを用いた3次元フラッシュメモリを搭載したデータセンター向けSSDとして、NVM
Express™(NVMe™)インターフェースに対応した「CD5シリーズ」と「XD5シリーズ」、SATAインターフェースに対応した「HK6-DCシリーズ」を立ち上げ、2018年第2四半期(4月~6月)以降、限定顧客向けに順次サンプル出荷を開始する予定です。新製品は、NoSQLデータベースや大規模データ分析、ストリーミングメディアなどの読み出しアクセスを多用するアプリケーション向けのSSDで、低消費電力と高性能の両立を求めるクラウドデータセンターに適しています。








新しいラインアップは、当社の64層積層3ビット/セル(TLC)3次元フラッシュメモリ「BiCS
FLASH™」を搭載しています。さらにそれと自社で設計、開発したコントローラーを組み合わせることにより、柔軟なカスタマーサポートを実現しています。



PCIe® NVMe
SSDの2シリーズは、複数のデータセンターワークロードのプロファイルを調査し、それらとの適合性を高めて設計されています。「CD5シリーズ」は、2.5型のフォームファクタで960GBから7.68TB[注1]までの容量ラインアップをそろえ、ランダムリード性能最大500,000IOPS、ランダムライト性能最大35,000IOPS[注2]とシーケンシャルリード性能最大3,140
MB/s[注3]、シーケンシャルライト性能最大1,980MB/sを9-14Wの消費電力で実現します。「XD5シリーズ」は、小型のM.2
22110
フォームファクタで最大3.84TBまでの容量ラインアップをそろえ、シーケンシャルリード性能最大2,600MB/s、シーケンシャルライト性能最大890MB/sを消費電力7Wで達成します。オープンコンピュートプロジェクト(OCP)やハイパースケール、クラウドアプリケーション用に、リードインテンシブ用途のワークロードにおける低レイテンシと大量データ転送性能の両立を図っています。



「HK6-DCシリーズ」は6Gbit/sのSATA
SSDで、960GB、1.92TB、3.84TBの容量ラインアップをそろえ、ランダムリード性能最大85,000IOPS、ランダムライト性能最大16,000IOPSおよび、シーケンシャルリード性能最大550MB/s、シーケンシャルライト性能最大500MB/sを実現します。



さらに新製品には、突然の電源遮断に対してのデータ保護機能および、暗号消去サポート(SIE)[注4]機能を搭載しています[注5]



当社は、今後も業界をリードする最先端フラッシュ技術を採用したストレージソリューションの提供を通じて、拡大するデータセンター市場の発展に貢献していきます。



*NVMe、NVM ExpressはNVM Express, Inc.の商標です。
*PCIeは、PCI-SIGの登録商標です。
*その他、本文に掲載の製品名やサービス名は、それぞれ各社が登録商標または商標として使用している場合があります。



[注1]
記憶容量:1ギガバイト(1GB)=1,000,000,000(10の9乗)バイト、1テラバイト(1TB)=1,000ギガバイト(GB)による算出値です。しかし、1GB=1,073,741,824(2の30乗)バイトによる算出値をハードディスク容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載よりも少ない容量がハードディスク容量として表示されます。ハードディスク容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステムおよびその他の要因で変わります。
[注2]
IOPS: Input Output Per Second (1秒間に読み書きできる回数)。
[注3]
読み出しおよび書き込み速度は、ホストシステム、読み書き条件、ファイルサイズなどによって変化します。
[注4] Sanitize
Instant Erase
(SIE)のオプションは、再利用時や廃棄時の時間短縮や低コスト化に有効です。SIEは米国規格協会のT10(SAS)、T13(SATA)委員会で規定されている規格Sanitize
Device Feature setに準拠し、記録されているデータを瞬時に無効化する機能です。
[注5]
「CD5シリーズ」はSIE、SED、FIPSの各セキュリティ機能をオプションでサポートします。「XD5シリーズ(3.84TBの製品のみ)」と「HK6-DCシリーズ」は、SIEセキュリティ機能をサポートします。
自己暗号化機能(SED:
Self Encrypting Drive)のオプションでは、暗号アルゴリズムAES 256
bitを搭載し、盗難時や廃棄時にも記録された重要データの機密性、安全性を高めます。FIPS対応モデルは、AES256暗号アルゴリズムを使い、TCG(Trusted
Computing Group)規格対応の暗号化機能を搭載。さらに、政府機関での使用を想定したFIPS(Federal Information
Processing Standards)140-2(暗号モジュールを認定する米国政府のコンピュータ安全規格)認証を取得しているモデルです。



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SSD営業推進統括部
Tel: 03-3457-3432
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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 東芝メモリ株式会社:64層積層3次元フラッシュメモリを搭載したデータセンター向けSSDのラインアップ拡充について