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MASI)は本日、フロリダ州マイアミで開催された麻酔技術学会(STA)年次総会で報告したアブストラクトの知見を発表しました。カリフォルニア大学デービス校メディカルスクールの研究者らが、肥満患者における切迫した動脈血ヘモグロビン飽和度低下の早期警報として、マシモの予備酸素摂量指数(Oxygen
Reserve Index™、ORi™)が持つ潜在的な臨床的有用性を評価しました1。
ORiは、中程度の過酸素の範囲における患者の予備酸素摂量(100~200 mmHgの範囲における動脈血酸素分圧[PaO2])の相対指数です。ORiは単位のない0から1までの尺度を持つ「指数」パラメーターとして傾向を示すものであり、患者の予備酸素摂量における変化を医師に告げるアラームをオプションとして備えています。
今回の前向き観察研究でアヤラ医師と同僚らは、全身麻酔と気管内挿管を必要とする待機手術を受ける予定でBMIが30~40 kg/m2の成人患者36人から得たデータを分析しました。Radical-7®
Pulse CO-Oximeter®を搭載した患者モニタリング・コネクティビティー・プラットフォームMasimo Root®を使用して、患者のORi値を測定しました。研究者らはORiのアラーム発生(ORiの絶対値の減少および変化速度が引き金)から酸素飽和度が98%になるまでの経過時間を記録し、この間隔をORiがもたらす警報時間の平均延長時間と見なしました。
研究者らは、患者におけるORiアラーム発生から酸素飽和度98%に至るまでの平均時間が42 ±
49秒(範囲5~255秒)であることを見いだしました。2つの外れ値を除外すると、ORiがもたらす警報時間の平均延長時間は33 ±
23秒(範囲5~107秒)でした。
研究者らの結論として、本研究は「この高リスク患者集団におけるSpO2を補完する指標として動脈血酸素飽和度低下の早期警報となるORiの性能を証明しています。この警報時間の延長により、助けを早く呼んだり、より経験豊富な人間の支援を得たり、気道管理法を改良したりすることが可能になり、患者安全の向上につながる可能性があります。私たちは今回の分析で、早期警報を98%のSpO2までと定め、介入の起点を94%のSpO2と定めました。」
テキサス州ダラスの小児医療センターの研究者らは、別の研究で、前酸素化後に誘発性無呼吸を発症した小児患者で、切迫した酸素飽和度低下が起こる前に、ORiが中央値で31.5秒間の警報時間を医師に与えることができると結論付けました2。
カリフォルニア大学デービス校はマシモからORi研究の助成金を受けています。
ORiはFDA 510(k)承認を取得しておらず、米国では販売されていません。
@MasimoInnovates |
#Masimo
References
マシモについて
マシモ(NASDAQ:
MASI)は革新的な非侵襲的モニタリング技術における世界的リーダー企業です。当社の使命は、患者ケアの転帰を改善し、コストを削減することです。1995年、当社はMasimo
SET® Measure-through Motion and Low
Perfusion™(体動時・低灌流時モニタリング可能)パルスオキシメトリーを発表しました。Masimo SET®は誤報を大幅に減らし、正確なモニタリングで正しい警報を発することが多くの研究で示されています。Masimo
SET®は医師が新生児における重度の未熟児網膜症を減らし1、新生児におけるCCHDスクリーニング値を改善し2、また術後の病棟におけるマシモ・ペイシェント・セーフティーネット(Masimo
Patient SafetyNet™)*での連続的モニタリングで使用した場合、救急対応の実動とコストを削減する3,4,5ことが示されています。Masimo
SET®は世界各国の主要な病院やその他の医療現場で推定1億人以上の患者に使用されており6、USニューズ&ワールド・レポート誌の2017-18年全米優良病院ランキング7に掲載された上位20病院中の17病院で最重要のパルスオキシメトリーとなっています。2005年、マシモはrainbow® Pulse
CO-Oximetry技術を発表し、それまで侵襲的な手段でのみ可能であった血液成分モニタリングを非侵襲的、連続的なものとすることを可能にしました。測定できるのは、SpO2、脈拍数、灌流指標(Pi)に加え、トータルヘモグロビン濃度(SpHb®)、酸素含量(SpOC™)、カルボキシヘモグロビン濃度(SpCO®)、メトヘモグロビン濃度(SpMet®)、脈波変動指標(PVi®)、さらに最近では予備酸素摂量指数(ORi™)です。2014年、マシモはマシモ・オープン・コネクト(Masimo
Open Connect、MOC-9)インターフェースを装備した直感的な患者モニタリング・コネクティビティ・プラットフォームRoot®を導入し、他社が新たな特性や測定機能でRootを強化できるようにしました。またマシモはウエアラブル患者モニターRadius-7™、スマートフォン向けパルスオキシメーターiSpO2®、フィンガーチップパルスオキシメーターMightySat™などの製品でmHealth(モバイルヘルス)におけるリーダーの役割を積極的に果たしています。マシモと当社製品の追加情報については、www.masimo.comをご覧ください。マシモの製品に関して発表済みの臨床研究の結果はhttp://www.masimo.com/cpub/clinical-evidence.htmでご覧いただけます。
ORiはFDA 510(k)承認を取得しておらず、米国では販売されていません。
*Patient SafetyNetの商標の使用は、ユニバーシティ・ヘルスシステム・コンソーシアムからのライセンスに基づいています。
References
将来見通しに関する記述
本プレスリリースは、1995年民事証券訴訟改革法との関連で、1933年証券法第27A条および1934年証券取引所法第21E条で規定された将来見通しに関する記述を含みます。これらの将来見通しに関する記述には、特にMasimo
ORi™の潜在的有効性などに関する記述が含まれています。これらの将来見通しに関する記述は、当社に影響を及ぼす将来の出来事についての現時点での予測に基づいており、リスクおよび不確実性に左右され、これらのすべてが予測困難で、これらのすべてが当社のコントロールを超えており、種々のリスク要因の結果として、将来見通しに関する記述で表明された内容とは不利な形で著しく異なる結果が生じる場合の原因となり得るものです。これらのリスク要因には、臨床結果の再現性に関する当社の仮定に関連するリスク、Masimo
ORiを含むマシモ独自の非侵襲的測定技術が良好な臨床結果と患者安全性に貢献するという当社見解に関連するリスク、マシモの非侵襲的医療技術のブレイクスルーがコスト効率に優れたソリューションと独自のメリットを提供するとの当社見解に関連するリスクに加え、米国証券取引委員会(SEC)に提出した当社の最新報告書のセクション「リスク要因(Risk
Factors)」で指摘したその他の要因が含まれますが、これらの要因に限定されません。これらの報告書はSECのウェブサイト(www.sec.gov)から無料で入手できます。当社は将来見通しに関する記述に反映された予測が合理的であると考えるものの、当社はこれらの予測が正しいと判明するかどうか判断できません。本プレスリリースに含まれる将来見通しに関する記述はすべて、全体として前記の注意書きによる明示的条件の下に成立するものです。読者の皆さまは、本日の時点についてのみ言及しているこれら将来見通しに関する記述に過度の信頼を寄せないようお願いします。当社はこれらの記述または当社がSECに提出した直近の報告書に含まれる「リスク要因」について、新規の情報、将来の出来事、その他の結果に関係なく、適用される証券法で求められる場合を除き、更新・修正・説明する義務を何ら負いません。
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