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患者安全運動財団は本日、欧州麻酔学会(ESA)が来る第6回年次世界患者安全・科学・技術サミットの共同開催者を務めると発表しました。本サミットは2018年2月23~25日に、初めて英国のロンドンで開催します。
世界患者安全サミットは影響力のある会議であり、専門家や患者支援者、ヘルスケア産業のリーダーが参集し、病院での過誤を防止する上での課題や革新的な新プログラム、最優良事例について意見を交わし、患者安全の向上に向けて行動します。昨年、世界43カ国の3500軒以上の病院が患者安全運動財団に対し、6万9519人以上の命を救うことを誓約しました。
患者安全運動財団創設者のジョー・キアニは、次のように述べています。「当財団の年次サミットを欧州麻酔学会と共催できることをうれしく思います。患者安全は世界的に非常に重要な問題で、何百万人という人々に影響を及ぼしています。ESAのように有力な医学会と協力することで、当財団のメッセージや実施可能な患者安全ソリューションを広め、世界中でさらに多くの人々を救うことができるようになります。」
欧州麻酔学会(ESA)は麻酔、救命救急診療、疼痛、周術期医療に取り組む欧州の有力組織です。ESAの使命は、欧州における教育、研究、専門能力開発を通じ、麻酔、周術期医療、集中治療、救急医療、疼痛治療の実践と安全に関する最高の基準を目指すことです。2010年の「麻酔学の患者安全に関するESA-EBAヘルシンキ宣言」*は、手術における予防可能な周術期の患者被害への対策として書かれたものです。宣言は周術期の患者安全を改善する実際的な枠組みとして世界的に広く認められ、欧州各国のすべての麻酔学会と多くの国際的学会が署名しています。
ESA会長の Dr. Zeev
Goldikは、次のように述べています。「麻酔科は、周術期の全過程と、患者が最も脆弱な状態にある院内外の多くの状況も含め、麻酔、集中治療、救急医療、疼痛医療の質と安全に責任があります。私たちが世話をする患者のケアの品質は、ESAと患者安全運動が力を合わせて初めて強化・改善することができます。」
第6回年次世界患者安全・科学・技術サミットは、英国保健大臣を務めるジェレミー・ハント下院議員(Rt.
Hon.)の支援を得て開催されます。2018年のサミットでは国際的な病院の幹部、医療およびIT分野の企業、患者支援団体、公共政策立案者、政府当局者が参集し、世界中の病院で予防可能な死亡の原因となっている主な問題の解決策について話し合います。サミットでは有力な政治家や患者安全の専門家による基調演説、医療分野の有力者や報道関係者、患者支援団体が参加するプレナリーセッションに加え、予防可能な死亡を2020年までに根絶するという患者安全運動財団の目標達成に対する誓約を行った組織からの発表も行われます。
* Helsinki Declaration on Patient Safety in
Anaesthesiology(麻酔学の患者安全に関するヘルシンキ宣言)
Mellin-Olsen, Jannicke;
Staender, Sven;Whitaker, David K;Smith, Andrew
F(ヤニッケ・メリンオルセン、スベン・シュテンダー、デビッド・K・ウィタカー、アンドリュー・F・スミス)
European
Journal of Anaesthesiology: - July 2010 - Volume 27 - Issue 7 - p
592–597
doi: 10.1097/EJA.0b013e32833b1adf
http://journals.lww.com/ejanaesthesiology/Fulltext/2010/07000/The_Helsinki_Declaration_on_Patient_Safety_in.3.aspx
患者安全運動財団について
米国の病院で毎年20万人以上、そして世界で300万人が予防可能な要因により死亡しています。患者安全運動財団は、2020年までにこれら予防可能な死亡を0まで(0X2020)減らすべく、マシモ医療倫理・革新・競争財団の支援により設立されました。患者安全を改善するには、患者、医療提供者、医療技術企業、政府、雇用主、民間保険組織を含むすべての関係者の協働努力が必要です。患者安全運動財団は、すべての関係者と協力して患者安全のための実施可能なソリューションをもって問題に取り組みます。当財団は、世界患者安全・科学・技術サミットも開催しています。サミットでは、世界最高の良心の一部を呼び集め、示唆に富む議論や現状打破に挑戦する新しいアイデアを交わします。患者安全運動財団は、患者安全の課題に対処するための具体的で影響力が大きいソリューションである「実施可能な患者安全ソリューション」を紹介し、自社製品の購入者にデータを共有するよう医療技術企業に促し、病院に「実施可能な患者安全ソリューション」を導入するよう呼び掛けることで、2020年までに予防可能な死亡の根絶に向けた活動を続けています。http://patientsafetymovement.org/をご覧ください。
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